会津八一・歌碑ガイドブック!奈良・京都編が330円!
先日、会津八一記念館で見つけました!
先日、会津八一記念館で開催中の棟方志功展に行って来ました。
その話はこちら:これは必見!会津八一と棟方志功展・12月10日まで!
会津八一記念館は新潟市の中心部、
信濃川のすぐそばに立つ新潟日報社の本社ビル、メディアシップの5階にあります。
会津八一記念館はこちら:https://aizuyaichi.or.jp
作品はもちろんのこと、そのつながりの偶然にもびっくりのとてもいい展示、
そして棟方志功の記録映画も面白くて大満足の展覧会でした。
その時に館内に展示してあったイイモノを見つけました。
奈良にある会津八一の歌碑のガイドブックです。
会津八一とは
会津八一は1881年(明治14)新潟市古町5番町生まれ。
歌人、書家、東洋美術史学者、文学博士として広く活躍しました。
早稲田大学の名誉教授でもあります。
27歳の時に奈良に初めて旅行し魅了され、和歌20首を詠んでいます。
それ以来奈良には35回以上通ったそうです。
奈良20基、京都1基のガイドブック!
生前には4基だったそうですが、
今は奈良に20基、京都に1基の歌碑があるそうです。
その1つはこの前の奈良旅でたまたま行った法華寺でみることができました。
その話はこちら:光明皇后がモデル⁈法華寺、癒しの国宝・十一面観音立像!
このガイドブックにはその全部の歌碑の場所が記載された
「会津八一 歌碑散策マップ」とともに、
全ての歌碑の写真と八一の歌、解説が記載されています。
今回の奈良旅の前にこれを知っていれば良かったですが、
それでもこれからの奈良旅の楽しみが増えました。
会津八一の奈良・京都歌碑ガイドブックはこちら:https://aizuyaichi.or.jp/mews/2037/
このマップは奈良まほろば館が企画、制作したパンフレットの地図を
許可を得て掲載してあるのだそう。
パンフレット作成以降に建立された歌碑も加えてあります。
奈良まほろば館って東京・新橋にあるんですね。
今度行ってみよう!
奈良まほろば館はこちら:https://nara-mahoroba.pref.nara.jp/about
自分の歌碑を自分の文字で残すことを強く希望!
またこのガイドブックには
昭和25年1月1日、新潟日報の夕刊に掲載された「私の歌碑」という文章も掲載されています。
この文章がまた面白い!
八一は自分の歌碑ができるのであれば、
どこかに小さく書かれた自分の文字を引き延ばして使うのではなく
ちゃんとしたものを彫って欲しいと思っていたようです。
こんな情報満載のガイドブックが330円(税込)って嬉し過ぎます。
新潟編もあります!
今回私が購入したのは奈良・京都編ですが、
会津八一歌碑ガイドブックには新潟編もあります。
ふるさと新潟に想いを寄せた短歌や、
会津八一の学規を刻んだ碑など26基が紹介されているそうです。
学規とは、八一自身が生きる指標として掲げたもの。
一 ふかくこの生を愛すべし
一 かへりみて己を知るべし
一 学藝を以て性を養ふべし
一 日々新面目あるべし
学規についてはこちら:https://aizuyaichi.or.jp/exhibition/2914/
新潟編も330円です。
まとめ
先日、会津八一記念館に棟方志功展を見に行った時にイイモノを見つけました。
会津八一の奈良と京都にある歌碑のガイドブックです。
こちらの会津八一記念館のオリジナルで330円。
ガイドマップ、歌碑の写真や解説、
そして八一のエッセイも掲載されていてこの値段って嬉し過ぎます。
今年の奈良旅は終わってしまいましたが、これから奈良に行くのがますます楽しみになりました。