タイムスリップ佐渡島金山すごろくが届きました!
佐渡金銀山の歴史を遊びながら体験!
先日何かで見てオーダーしていた佐渡金山のすごろくが届きました。
新潟の模様のノートや、長岡花火の紙細工などなど、
色々面白いグッズを出している第一印刷所という会社が出している製品です。
そちらのWebショップはこちら:https://store.shopping.yahoo.co.jp/doc-furusatowari/
佐渡は古くから金の取れる島として知られていました。
西三河砂金山、鶴子銀山、相川金銀山を総称して佐渡金銀山と呼んでいます。
その採掘の歴史は400年以上!平成まで創業していた!
室町時代には西三河砂金山で砂金が採られていたそうです。
また1542年には鶴子銀山が発見され、相当数の銀が採掘されていたといいます。
佐渡金山は、1601年に山師3人により開山されたと伝えられていて、1603年には徳川幕府直轄の天領として佐渡奉行所が置かれました。
小判の製造も行われ江戸幕府の財政を支えました。
1869(明治2)年に官営佐渡鉱山となり、西洋人技術者を招いて機械化・近代化が図られます。
1889(明治22)年には、宮内省御料局管轄の皇室財産となり、模範鉱山として日本産業の近代化に貢献しました。
その後1896(明治29)年には、当時の三菱合資会社に払い下げられ、日本最大の金銀山として拡大発展を遂げています。
そして資源枯渇のため操業を休止したのは何と平成元年3月(1989年)!
平成まで創業していたとは驚きです。
こうして400年近くに及ぶ長い歴史の幕を閉じました。
その400年の歴史を学びながら遊ぼうというのがこの双六です。
イラストも可愛い!なかなか良くできてます!
この双六、このゲームボードからしてなかなかよくできています。
ボードを広げると、ちゃんと金山のシンボル「道遊の割戸(どうゆうのわりと)」が立体的に立ち上がります。
そして裏から見ると中で働いている人たちのイラストまで。
そう、イラストもなかなか味があって可愛いです。
セット内容はゲームボード1枚、
プレーヤーコマが5個、
建物コマが5個、
小判カードが16枚、
イベントカードが12枚、
サイコロが1個に
部品を入れておく箱と説明書がついています。
ルールは簡単!建物を建てながら進む!
コースは佐渡金銀座の歴史がテーマになっています。
このコースを進みながら、最も早くゴールした人が優勝です。
途中、佐渡奉行所、神社、大館竪坑櫓(おおだてたてこうやぐら)、北沢浮遊選鉱場、50mシックナーなどの歴史的建造物を建てたり、
小判の裏に書かれたマス調整をしたり、
色々な指示を出すイベントカードを使いながらゴールを目指します。
まだ建てられていない一番古い時代の建物のマスに必ず戻らなければならないマスもあるので、
最終的には全ての建物が建てられた状態になるようにできています。
佐渡奉行所
金脈が発見されたことで佐渡は天領と呼ばれる幕府の直轄地になりました。
1603年、相川金銀山の麓に佐渡奉行所が建てられました。
ここで金銀山の管理や行政を行ったり、裁判なども行われたといいます。
敷地の中には寄勝場(よせせりば)という鉱石から金銀を取り出す工場があり、
小判もここで製造されていました。
大立竪抗櫓(おおだてたてこうやぐら)
竪抗とは垂直に掘られた坑道のことです。
大立竪抗櫓の下は地下深くまで坑道が掘られていて、最も深いところは352mにも達しているとのこと。
中には地下エレベーターがあり、多くの鉱石が運び出せるようになりました。
北沢浮遊選鉱場
金の生産量を増やすために1938年(昭和13年)に完成した施設です。
浮遊の意味は、「浮遊剤」という薬品を使ってその泡に細かい金銀の粒をくっつけて浮き上がらせ、回収していたからだそうです。
たくさんの鉱石を処理でき、東洋一と言われていたとか。
現在では屋根が撤去されて、コンクリートの建物に草木が生い茂っています。
50mシックナー
直径が50mある、泥と水を分離するための装置です。
不足する工場用水を確保するために利用されました。
まとめ
タイムスリップ佐渡島金山すごろくが届きました。
ゲームボードやパーツのイラストも可愛くて、でも結構しっかり佐渡金山の歴史や知識も学べる面白いゲームになっています。
とても勉強になりました!
佐渡の旅の話はこちら:日本全国制覇2周目 番外編・佐渡の旅(2018年6月)