新潟県立近代美術館!華麗なるパリ ベル・エポック展へ!
千秋が原ふるさとの森は市民の憩いの場!
ハイブ長岡で開催された大相撲・長岡場所に行ってきました。
その話はこちら:大相撲・長岡場所@ハイブ長岡に行ってきました!
新潟に全面的に越してきて2年と少し。
長岡のことも色々知りたいと思いつつ、
新潟市のこともまだまだ勉強中につきなかなか手が出せずにいます。
今回大相撲が開催されたハイブ長岡という施設にも初めて行きました。
結局は時間が合わず、駅からタクシーで向かったのですが、
時間が合えば、駅から巡回バスに乗って近代美術館前で降りると調べてありました。
近代美術館も行ってみたいとずっと思っていた場所なので、
大相撲が15時に跳ねた後、絶対寄ってみようと決めていました。
信濃川のほとりに位置し、
大相撲のあったハイブ長岡や
新潟県立近代美術館のあるこのエリアは、
千秋(せんしゅう)が原ふるさとの森と呼ばれる市民の憩いの場となっています。
他にも音楽ホールや練習スタジオがある長岡リリックホールや、
屋外には四季おりおりの草花が咲きそろう花の広場、
芝生と大型遊具がある緑の広場、
野外音楽堂がある音楽の森などがあります。
ハイブ長岡から近代美術館へ
大相撲の会場・ハイブ長岡を後に、近代美術館を目指しました。
最初、ハイブ長岡の隣の大きな施設が美術館かと思ったら、
こちらは長岡リリックホールでした。
音楽イベント開催のホールや、練習室などがあるそうです。
いつも「佐渡おけさ踊り隊」の練習に使っている
新潟市の音楽文化会館のような感じでしょうか?
長岡リリックホールはこちら:https://www.nagaoka-caf.or.jp/lyric/
リリックホールの中を通り過ぎ、
美術館はここからさらに先の建物でした。
このリリックホールからスカイウェーという通路を通って行けるようです。
ただ、このスカイウェー、冷房が効いているわけではないので、
猛暑日のこの日、温室効果で最高に暑い状態でした。
しかも、本来なら2階部分で美術館に入ることができるようですが、
この日はクローズしていて、
階段で1階に出て正面玄関から入ることになります。
1階にはボテロの彫刻が飾られていました。
こちらが入り口です。
中にはこんな彫像があったり、とても落ち着いた作りの建物でした。
ただ、てっきり展示企画中だと思って来た
ペル・エポック展のことがどこにも書いてありません。
普通なら入り口にデカデカとポスターが貼ってあったりするはず。
え、ひょっとして私の勘違い?
と思いましたが、実際は開催中でした。
なんというか控えめなのか、わかりきっていることが告示しないのか。
ちょっと焦りました。
荷物を受付に預けて企画展示室に向います。
展示室までの廊下には庭が見渡せるゆったりしたソファのスペースがあります。
のんびりしていてとてもいい感じ。
展示室入り口には撮影スポットができていました。
華麗なるパリ ベル・エポック展!
副題は「フランス・モダン・ポスター 京都工芸繊維大学美術工芸資料館コレクション」。
19世紀末から20世紀初頭にかけてのフランスは、
豊かな良き時代を意味する「ベル・エポック」と呼ばれていました。
ミュシャ、ロートレック、カッサンドルらがデザインした華やかなポスターが街角を彩った時代です。
この時期のフランスは産業の近代化が進み、
パリを中心とする大都市の人口が増加、街は商品で溢れ、人々はモダン・ライフを満喫。
ベル・エポックは、広告デザインが花開いた時代でもあります。
近代都市生活を彩るさまざまな物品や、
人々を楽しませる興行の数々を華々しく紹介する広告が、
美しいポスターとなって街を飾りました。
19世紀末に生まれた優美な「アール・ヌーヴォー」と、
1920年代の工業時代を象徴する「アール・デコ」が、
この時期のポスター・デザインの大きな軸となっています。
今回の展覧会は、京都工芸繊維大学・美術工芸資料館所蔵のポスター・コレクションから、
ベル・エポック期におけるフランス・ポスターの名品約130点を一堂に紹介しています。
多彩なポスターを通して、
近代都市パリの輝きとポスター芸術の真髄を堪能できる素敵な展覧会になっています。
華麗なるパリ ベル・エポック展はこちら:https://kinbi.pref.niigata.lg.jp/tenran/kikakuten/kkk_kaisaichu/
撮影はOK! 想像より大規模な展示に大満足!
ポスター展、というとどうしても小ぶりなサイズのものを想像していましたが、
今回の展示のポスターは大型のものがたくさん!
さすが、パリの街角に堂々とはられていた作品ばかりあって、
デザインも大きさも大胆で、想像を超えて大規模な展示に驚きました。
そして広告という性質上、
その時代の文明、文化の最先端の変遷をよく表していて
とても面白い内容でした。
例えば旅の手段。
船から鉄道へ、そして飛行機へ。
例えば電気。
街頭から電気になり、電気になれば夜の街が賑やかになりキャバレーなどの娯楽が生まれたり。
大好きなロートレックやミュシャなど有名な作品もありますが、
時代の先端でポスターを描き続けた様々な画家のことも知れて楽しめました。
まとめ
ハイブ長岡での大相撲・長岡場所の後、
お隣の新潟県立近代美術館に行って来ました。
美術館では現在、
華麗なるパリ ベル・エポック展、
副題「フランス・モダン・ポスター 京都工芸繊維大学美術工芸資料館コレクション」が開催中です。
想像を超えた大規模で内容の濃い展覧会でとても楽しめました。
ポスターは広告。
常に時代の先端のあらゆる現象がその中に表現されています。
電気がキャバレーなど夜の街を生み出した。
面白い視点で見ることができる楽しい展覧会でした。