新潟良いとこ何度もおいで♫ 工場見学編1高級ブランド箸「マルナオ」

マルナオ

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新潟良いとこ何度もおいで♫ 工場見学編1高級ブランド箸「マルナオ」

高級ブランド箸「マルナオ」の工場見学に行ってきました!

マルナオ厳選された素材で作られ、機能的にもデザイン的にも優れた高級ブランド箸「マルナオ」。

その本社はものづくりの街・三条にあります。

本社には販売店もあり、見学可能な工場、オープンファクトリーを併設しています。

お世話になっているしただ塾から車で約30分、

マルナオさんのオープンファクトリーを見学してきました。

マルナオとは

マルナオさんは新潟県三条市で1939年に創業した、

もともとは家を建てるときになくてはならない

大工道具の三種の神器の1つとされる「墨壺」を作る会社でした。

大工道具の三種の神器とは、ノミとカンナと墨壺だそうです。

当時の墨壺はノミで透かし彫りをしたものしかなかったところ、

マルナオさんの初代・福田直悦さんが電動に改良することで

飛躍的に量産することに成功したそうです。

その後糸巻き、千枚通しなどの昔ながらの手工具を作り続けて80年。

時代の変化とともに新事業を始め、

2003年から現在の箸の生産を始めたそうです。

墨壺で黒檀や紫檀などの素材を扱った経験に裏付けされた知識と

加工技術がマルナオの箸作りに活かされています。

重視しているのは先端まで八角形の口当たりを残した機能性だそうです。

のどかな田園風景の中に溶け込む近代的な本社建物

本社はこんな景色の中にあります。

マルナオ

この建物の左側がショップ、右側がオープンファクトリーになっています。

マルナオ

オープンファクトリーへ

マルナオオープンファクトリーにお邪魔しました。

見学できるのは箸の製造工程です。

少人数から20名程度まで入館できます。

平日・月曜日から金曜日までは朝9時から17時半まで、

土日も開いていて10時から17時半まで見学でき、費用は無料です。

75台まで収容可能な駐車場は大型バスも可能とのこと。

撮影もOKで、ただし動画撮影はご相談くださいとのことです。

こちらが内部の様子です。

マルナオ

右側にファクトリーがガラスを隔てて見学でき、

左側に資料となる作品や展示物が置かれています。

マルナオ

初代の才能あふれる芸術作品

マルナオこちらは初代・福田直悦氏が墨壺を作り始める前の、

透かし彫りをしていた頃の作品。

実際に制作する製品の縮小版を練習用に作ったのだとか。

マルナオ

仏具店の招きで三条に移住し、欄間や狛犬の政策を受け持っていたそうです。

昔から手先が器用だった初代は、小学校を卒業後

建具店や仏壇彫刻屋の手伝いをして家計を支えていたとのこと、

その器用さがうかがえる作品です。

こちらは初代が製作した墨壺「宝掌龍」。

マルナオ

神代欅(ジンダイケヤキ) を使用した最高級手彫りの 貴重な一品。

建築道具というよりは芸術作品そのものです。

神代欅とは、阿賀野川中流域で発掘された欅のことだそうです。

マルナオ

何百年も川底に埋まっていた欅は、

通常の欅とは異なる美しい土色が特徴とのことですが、

入手困難なものなので現在は製作されていないとのことです。

さまざまな困難を乗り越えて、ブランド箸製作へ

その後時代の変化に伴い、さまざまな困難を乗り越えて、

2003年箸の製作を開始したそうです。

こちらがその工程で

マルナオ

オープンファクトリーでは主にフィニッシュの工程が見学できます。

さまざまな素材

上から

スネークウッドという素材は磨くほどにヘビ柄が出てくる高級素材だそうです。

マルナオ

南米に生息する広葉樹で、

ステッキ、バイオリン、万年筆に用いられる銘木中の銘木とのこと。

こちらが研磨工程中のスネークウッドの箸。

独特な柄が浮かんでいます。

素材の柄なので、それぞれ同じ模様になることはありません。

青黒檀は黒檀の中でも一部の地域だけに生息し、

青色を帯びた最高比重を持つ木材。

リグナムバイタは南米に生息するハマビシ科の木材。

世界で最も重い木と言われ、加工が困難。

黒檀は比重が重く、水に強く耐久性が抜群なカキノキ科の木材。

その中でも縞の入った黒檀は見た目が美しく珍重されています。

紫檀は樹脂分が高く、耐久性の高いマメ科の木材。

赤みを帯びた姿は美しく、これもまた珍重されています。

マルナオ

人工大理石を組み合わせた箸もあります。

四角い段階から組み込んで、一緒に研磨していくので、

一体感のある滑らかな仕上がりになるとのことでした。

作業場も明るく、若い方が多いなという印象でした。

制服も黒で統一していてスタイリッシュ。

マルナオ

木製のカトラリーにも力を入れています。

マルナオ

スプーンやナイフなどの他、

マルナオ

カップも製作しています。

箸の形状は3種類!

マルナオ

箸の形状は全て八角形になっていて、

上箸、特上箸、極上箸/逸品の3種類あります。

上箸は箸先が約3.0ミリ。

特上箸は持ち手が太めで、箸先が約2.5ミリ。

極上箸/逸品は箸先が約1.5ミリ、になっています。

直営ショップへ

こちらがショップの入り口です。

マルナオ

入り口もお箸でおしゃれです。

マルナオ

ショップは朝10時から19時まで開いています。

人工大理石を使ったシリーズも素敵です。

こちらは特上箸。

マルナオ特上

こちらは極上箸。

マルナオ極上

箸置きも揃えたくなる可愛さ。

マルナオ特上

カトラリーも素敵です。

マルナオ

パリにもお店を出しているそうです。

マルナオ

どれもこれも欲しくなってしまいます。

マルナオのFBページはこちら:https://www.facebook.com/Marunao1939/

まとめ

お箸の高級ブランド「マルナオ」さん。

ブランド名も製品も知っていましたが、

墨壺が原点のブランドとは知りませんでした。

この基礎があってのお箸だったのですね。

以前お店でこのお箸を使っているレストランで使ったことがあり、

その時の印象が強くて「ちょっと太くて重たいかなぁ」なんて思っていました。

今回色々な種類のお箸を実際に手に持つことができ、

もっと細くて軽いものもあることを知り、俄然欲しくなった次第です。

即決できない私としてはもう少し吟味して、

またお店を訪ねてみたいと思います。

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