NHK「民謡魂・ふるさとの唄」公開収録で村上へGO!
注意事項いっぱいのハガキが届きました!
NHKで見た「民謡魂」という番組の公開収録のお知らせ。
新潟県村上市での収録です。
面白そう!と往復はがきを1枚出してみたら、忘れた頃に当選のハガキが封書で送られてきました。
往復ハガキの意味ない??と思ったら、このコロナ禍で当日の「健康チェックシート」を同封しなければならず、封書での返信となったようです。
ハガキの裏にも極小フォントの注意書きがいっぱい。
しばらく公開収録は中止していたはずで、こうやって目一杯の対策をしての再開。
関係者の人のご苦労が身に染みます。
印刷された座席も一席ずつ飛ばしての座席指定、人数も半分にしての収録のよう。
せっかくなので行ってみることにしました。
NHK「民謡魂」とは
NHKの番組「民謡魂」は文字通り民謡の番組です。
司会はTOKIOの城島くん、そしてNHKの近藤泰郎アナウンサー。
伝統的な民謡に加え、ふるさとの唄、郷土芸能などで、日本の伝統音楽を再発見しようという内容になっています。
「佐渡おけさ」振興の活動をしているので民謡全般に興味はありますが、
この「民謡魂」、放送日程が何曜日の何時、と決まっていないのと、
何が何でも毎回見ている、というわけではないですが、
日曜の午後などに洋裁をしながら見るというか聞くというか、そんな状態で何回も遭遇したことがあるので、好きな番組の一つです。
城島くんが司会というのも面白いし、近藤アナウンサーのお茶目な司会ぶりも微笑ましい番組です。
民謡魂・ふるさとの唄はこちら:https://www.nhk.jp/p/minyo-damashii/ts/E521RLNL97/
好天の日曜の午後、村上へGO!
4月から新発田市の会社で働き始めたので、平日は新発田、週末は新潟市に戻る生活をし始めました。
公開収録は日曜日の午後5時会場、午後6時開園の予定です。
週末に戻った新潟の家から、日曜日の午後、村上を目指しました。
新潟の我が家から村上までは車でちょうど1時間くらいです。
村上は両親がいた頃からお正月に温泉に来たり、両親が亡くなってからも娘とお正月を過ごしたりしているので走り慣れている道です。
村上の話はこちら:日本全県制覇2周目 番外編・新潟村上の旅(2018年末・2019年始)
でも村上市民ふれあいセンターに行くのは初めてでした。
どこにあるのだろう、と思いながら運転していると、ポツンと現れたドーム状の建物。
想像していたのは市役所のようなビルだったので、一度は通り過ぎたのですが、止まって調べてみるとあの建物がふれあいセンターのようです。
ちょうど桜も満開でした。
村上市民ふれあいセンターはこちら:https://www.sake3.com/spot/5072
受付でお土産の袋?をもらい、席に着きます。
ちょうどカメラのある真ん中の列の、ステージを正面から見られるいい席でした。
収録開始!ハプニング?もあり学びもあり
収録が始まりました。
…とその前に、NHKの可愛らしい女性がマイクを持って登場。
明るく丁寧に、受信料支払いのお願いでした笑
その女性が去ると、今度はディレクター?の男性による拍手練習。
結構、何回も練習があります。
そしていよいよ収録開始です。
オープニングは地元・瀬波の「潮太鼓」の迫力ある演奏から。
その後に城島くんと近藤アナウンサーが登場してお話が進みます。
実はこの村上での収録、昨年9月に予定されていたそうです。
それがコロナでキャンセルになり、今回ようやく実現したとのこと。
村上市の人口は5万6千人。
「酒と鮭と情けの街」村上は村上藩の城下町として発展しました。
港には北前船があふれ、という話から、北前船が九州のハイヤ節を全国に運んでその土地に根付いて色々な民謡になった話へと展開。
からの最初の曲は「佐渡おけさ」です。期待通り!
北陸3曲連続で、ということで次に石川の「能登舟こぎ唄」
そして「麦や節」と続きました。
村上と鮭の歴史を学ぶ!
地元のコーナーでは巻の「やかたおけさ」が披露され、
続いて平野ノラさん扮するサケミちゃんのコーナーへと移ります。
村上では鮭のことを「イヨボヤ」と呼びます。
イヨもボヤも魚という意味で、イヨボヤは魚の中の魚、という意味があるそうです。
鮭は魚へんに十一十一と書くところから、11月11日が鮭の日になっているのだそう。
三面川にのぼってくる鮭は昔から村上の大事な資産でした。
今での村上が鮭の消費量日本一なのだそうです。
そんな村上での鮭にまつわる3つのお話
1 鮭は村上藩の財政を支える財源だった!
村上藩では米が不作のとき、鮭を主たる財源として収めていたそうです。
2 明治になって国が三面川の漁業権を取り上げた!
それを必死で取り返し、鮭産育養所を設立、鮭を孵化させ人工増殖の技術を確立したのだそう。
3 鮭産育養所の収益で学校を設立!奨学金も!
明治に設立した鮭産育養所での鮭による収益で、小学校や中学校を設立。中でも優秀な生徒には育英資金を支給して、多くの人材を世に送り出したのだそう。
村上と鮭の歴史を学びました!
放映は5月22日日曜日!お楽しみに!
そこからは「村上甚句」「正調かりぼしきり唄」そして最後は「新潟甚句」で締めくくりとなりました。
楽しかった!
座席の列ごとに時差退席をして外に出ると、この日はピンクムーン。
大きな夜空に月がとっても綺麗でした。
村上から単身赴任?先の新発田に帰りました。
こちらはお土産でもらったシールたち。
喜んで使わせてもらいます。
まとめ
NHKの「民謡魂・ふるさとの唄」の公開収録に村上まで行ってきました。
「佐渡おけさ」に始まり「新潟甚句」で終わるというまさに新潟バージョンです。
村上と鮭の歴史も学べてとても楽しめました。