あんこう鍋を目指して糸魚川(いといがわ)へGO!

糸魚川荒波あんこうフェア

目次

あんこう鍋を目指して糸魚川(いといがわ)へGO!

気になっていたこのチラシ、行ってみよう!

「糸魚川荒波あんこうフェア・糸魚川のあんこうを食べずに冬は越せない!」

いつかどこかでもらって来ていたこのチラシ。

えー!新潟でもあんこう?と思ってとても気になっていました。

あんこうといえば、関東では北茨城が有名で娘と食べに行ったのを思い出します。

北茨城のあんこう鍋は「どぶ汁」と行って肝まで煮込む、あん肝たっぷりの濃厚な鍋。

美味しかったなぁー。また行きたい!とずーっと思っていたところにこのチラシ。

行ってみよう!ということで糸魚川までの小旅行、行って来ました。

新潟でもあんこう?

関東の北茨城の他にあんこうの産地といえば山口で、下関は日本一の水揚げ高なのだとか。

新潟でもあんこうが取れるとは知りませんでした。

新潟県の中でも随一のあんこうの産地が糸魚川なのだそうです。

このチラシによると、荒波あんこうとは10キロ以上の大物級のキアンコウのこと。

北アルプスの山々が一気に落ち込む糸魚川の海は深海魚が多く生息し、ベニズワイガニやあんこうの絶好の漁場。

冬の日本海の厳しい荒波に揉まれることで肝が肥大化し、身の引き締まったあんこうが育ち、あん肝が大きいのが特徴なのだそうです。

糸魚川荒波あんこうフェア

あんこうには七つ道具と呼ばれる部位があって、捨てるところのない魚。

さまざまな料理で楽しめます。

宿泊は、一人旅ということもあり予約が取りやすいホテルにしようと

チラシのリストの中から「親不知(おやしらず)観光ホテル」を予約しました。

年明けに予約した時点ではまだ県民割も受け付けていて、今回も適用になりました。

親不知観光ホテルはこちら:https://oyasirazu.net

午前11時11分、糸魚川に向けてスタート!

本当は9時出発を目指していたのですが、家のことが片付かず、

とりあえず9時に予約していたレンタカーだけピックアップして来ようとレンタカー屋さんへ。

着いてみると、何と予約ができていなかったことが判明💦

運よく借りれる車があったので手続きをして、一旦家に戻りました。

家の用事を済ませ出発、その時みた時計が11時11分でした。

予定よりだいぶ遅い出発になってしまいましたが、ホテルに17時に入るとしても十分間に合いそうです。

北陸道の米山SAで食べたサバサンドが美味しい!

米山SA

運転して1時間半くらいで北陸道の米山SAに立ち寄りました。

この日は青空も見えるいい天気。海もきれいです。

米山SA

芭蕉の句碑_草臥(くたぶ)れて 宿かるころや 藤の花

米山SA

芭蕉も奥の細道で江戸、奥州を旅した後、新潟・富山・石川・福井と北陸道と同じルートを行脚しています。

そして気になるのがこのサバサンド。

米山SA

外のこのスタンドはクローズで、中の売店で販売中とのこと。

中に入ってみます。

米山SA

こんなメニューや

米山SA

こんなメニュー BTSって…

米山SA

そしてこんなメニューもある中

米山SA

やっぱり気になるサバサンド。買ってみることにしました。

米山SA

肉まんやカレーパンなどを売るスタンドで注文すると、5〜10分お待ちいただきますが、とこと。

せっかくなのでお願いしました。

そして届いたのがこちら。

米山SA

開けてみると結構なボリューム、でも熱々で美味しそう!

米山SA

食べてみると鯖がサクサク、アツアツでとっても美味しい。

味付けはレモンソースということですが、さっぱりしていてGoodでした。

こういうところのだから、とちょっと諦めていたバゲットがこれまた美味しくてびっくり。

焼き目のついた十分なパリパリ感と、かたすぎず柔らかすぎず噛みきれる硬さが食べやすい。

次回通ったらきっとまた食べてしまいそうなくらい、

というかこれも一つの旅の目的になりそうなくらい美味しかったです。

他にもこんな気になるメニューがありましたが、これは流石に勇気がいるかも。

米山SA

その後名立谷浜ICで海沿いの国道で糸魚川を目指したのですが、

遠くに雪山が見える景色がとても感動的でした。

なかなか停めて写真を撮れそうなところがなかったのが残念です。

ようやく見つけた頃にはカーブが大きくて山が全然見えませんでした。一応雰囲気だけでも。

糸魚川へ国道8号線

本当はこの後フォッサマグナ・ミュージアムに寄りたかったのですが、

昨年12月と今年の1月は補修工事のために休館中、ということをこの時点で知り💦

翡翠館に行くか、谷村美術館に行くか、で結局美術館に行きました。

本当にこの美術館も感動的で、行き当たりばったりの旅の楽しさを痛感します。

断崖絶壁に立つホテル!

親不知観光ホテル

糸魚川の谷村美術館を堪能した後、ホテルには夕方5時少し前に到着しました。

源義経や松尾芭蕉も通ったとされる、古来北陸道の最難所、親不知(おやしらず)。

その断崖に日本海を見下ろすように建っている昭和レトロなホテルです。

親不知観光ホテル

このホテルの脇から海岸に向かって遊歩道があったので途中まで降りてみました。

親不知観光ホテル

どんどん下に向かって階段が続いていて、ゾクゾクします。

親不知観光ホテル

眼下には打ち付ける波と怒涛の響き。

親不知観光ホテル

もう少し、もう少しと降りてキリがないのと、そろそろ暗くなりそうなのでこの辺りで引き返しましたが、

別なルートからは100年以上前のレンガの親不知トンネルにも行けるそうなので、

いい季節にまた着てみたいと思いました。

お部屋もお風呂も眼下に日本海が見渡せます

こちらがホテルです。

親不知観光ホテル

3階建ての3階のお部屋でした。目の前には日本海が広がります。

エレベーターはありません。階段で3階へ。

予備ベッドのある広めの洋室を用意してくれました。

親不知観光ホテル

オフシーズンで宿泊客も少ないからのサービスでしょうか、居心地良く過ごせました。

親不知観光ホテル

お風呂も目の前、貸切のようなものでした。

親不知観光ホテル

夕食が18時から18時半とのことなので、その前にお風呂、そして缶ビール。

あんこうプランは他のお魚もいっぱい!満腹です!

糸魚川荒波あんこうフェア

食事は1階のレストランになります。

こちらがあんこうプランの夕食です。

お刺身!

糸魚川荒波あんこうフェア

お刺身は5点盛り。

左上から時計回りに、つぶ貝、ぶり、スズキの昆布じめ、南蛮えび、ソイ。

ソイはメバルの仲間のお魚です。

どれも新鮮で美味しかったですが、貝好きな私はやはりつぶ貝かな。

ばい貝の煮付けとあんこうの皮のぬた!

糸魚川荒波あんこうフェア

ばい貝、娘が食べるの上手なんですよね。

くるっと最後のわたまできれいに出して食べます。

私は今回1勝2敗でした。

あんこうの皮のぷるっと弾力食感、クセになりそうです。

あんこう鍋!

糸魚川荒波あんこうフェア

こちらが今回の目的、あんこう鍋(の火をつける前)です。

北茨城のどぶ汁と違って、あん肝はきれいな形のまま入っています。

こちらが出来上がったお鍋です。

糸魚川荒波あんこうフェア

スープは上品な塩ベースのスープにあんこうと野菜の旨味が溶け出して

あっさり、飽きのこない美味しさです。

糸魚川荒波あんこうフェア

美味しそうなあん肝とプリプリの白身、コリコリの軟骨の感じがわかるでしょうか?

カマスの塩焼き!

糸魚川荒波あんこうフェア

火をつけている間に登場したのがこちら。

カマスの塩焼きです。

カマスってこんなに太ってた?と思うほどふくよかなカマスでした。

身もたっぷり!とーっても美味しかったです。

糸魚川荒波あんこうフェア

これだけでメインになりそうなほどです。

魚好きの娘に食べさせてあげたい!と思いました。

あんこうの唐揚げ!

糸魚川荒波あんこうフェア

こちらはあんこうと野菜の唐揚げ。藻塩でいただきます。

熱々で、白身のプリプリの身がとても美味しいです。

天ぷらは茄子とカボチャとサツマイモ。

どれもカラッと揚がっていてこちらもとても美味しい。

ナメタガレイの煮付け

糸魚川荒波あんこうフェア

ちょっとフライングして写真を撮る前に一口いただいてしまったのが

こちらナメタガレイの煮付けです。

あっさりした白身と脂の乗った縁側、両方楽しめて美味しかったです。

お箸で触るだけでポロッと取れて食べやすいのでパクパク食べれてしまいます。

糸魚川の地酒

糸魚川荒波あんこうフェア

お鍋を待っている間に日本酒も頼みました。

糸魚川の地酒セット

男山

正式な名前は根知男山のようです。

糸魚川の根知谷というところでお米からお酒まで作っている小さな酒造店だそう。

旨味の立つ淡麗辛口のお酒でした。

渡辺酒造店さんはこちら:https://nechiotokoyama.jp

加賀の井

創業1650年の老舗、加賀の井酒造さんのお酒・加賀の井。

旨味と苦味のバランスがいいお酒でした。

加賀の井酒造さんは2016年12月の糸魚川大火で焼失、2018年に再建されました。

加賀野井酒造さんはこちら:https://kaganoi.co.jp

謙信

池田屋酒造さんの謙信。

旨味と苦味が感じられる芳醇なお酒でした。

月不見の池

糸魚川の猪又酒造さんのお酒、つきみずの池と読みます。

爽やかな酸味が感じられ飽きのこないお酒。

猪又酒造さんはこちら:https://www.tsukimizunoike.co.jp

雪鶴

こちらは糸魚川の田原酒造さんのお酒です。

酸味、旨味、苦味のバランスの取れたさっぱりとした切れ味のお酒。

田原酒造さんはこちら:https://www.yukitsuru.com/雪鶴とは/

デザート!

 

糸魚川荒波あんこうフェアもうお腹いっぱい、デザート入らないかも。

白いデザート、何かなー、と思って一口すくってみたら抹茶のブラマンジェでした。

糸魚川荒波あんこうフェア

ひんやりしていて抹茶が濃くてその上にかかったミルクと相性抜群、とても美味しかったです。

朝ごはん

糸魚川荒波あんこうフェア

朝ごはんはこちらです。

メギス(ニギス)を焼いて美味しくいただきました。

まとめ

糸魚川で荒波あんこうフェア開催中とのことで行ってきました。

捨てるところのないというあんこうをお鍋で堪能しました。

あんこう以外のカマスやメギス、ナタメガレイなどの魚も本当に美味しくて、大満足&満腹の小旅行でした。

宿泊した親不知観光ホテルは昭和レトロな宿ですが、食事も景色も素晴らしく、

お隣の富山県にもすぐ行ける距離だと知り、またぜひ利用したいと思っています。

糸魚川荒波あんこうフェア

ちなみに予定されていたあんこう祭りはマンボウのため中止となったようです。

来年、行ってみたい!

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