東急のクマちゃんも原田治だったとは!「カワイイ」の発見展!(新潟市)

原田治展

目次

東急のクマちゃんも原田治だったとは!「カワイイ」の発見展!(新潟市)

気がつけばいつも身近にあった「かわいい」イラスト

原田治展

今日は車で出かける用事があったので、

その帰りに新潟県立万代島美術館で開催中の『原田治展「かわいい」の発見』に行ってきました。

年代的に私の世代はまさにオサムグッズに囲まれていた世代。

原田治さんのイラストといえばいつも気がつけば身近にありました。

今回、あ、これもオサムさんだったんだ!という発見もありとても楽しめました。

それにしても日本の「かわいい」は奥が深いし幅が広い。立派な文化ですね。

そういえば以前サンリオのかわいい展を見たもの万代島美術館だったような。

万代島美術館がかわいいもの好きなのですね。

原田治とは?

原田治展

原田 治さん(1946-2016) 東京生まれ。

多摩美術大学デザイン科卒業を卒業しています。

原田治さんは1970年代後半から90年代にかけて、

女子中高生を中心に爆発的な人気を博した「OSAMU GOODS (オサムグッズ)」の生みの親です。

原田治展

50年、60年代のアメリカのコミックやTVアニメ、 ポップアートなどから影響を受けたイラスト、

特に簡潔な描線と爽やかな色彩で描かれたキャラクターたちは、

その後の日本の“かわいい” 文化に多大な影響を与えました。

原田治展

今回はその原田治さんの初の全国巡回展で、

東京、北海道、愛知、福岡、静岡、広島、兵庫、高知、愛知と回って、

今回の新潟が最終巡回地です。

イラストレーターとして活動する端緒となったのは1970年代 「anan」の仕事。

それから、広告・出版・各種グッズなど多分野にわたる作品を中心に、

時代を超えて愛される原田治の全貌に迫っています。

絵ばかり描いていた少年期

 

原田治展1946年4月、築地で輸入食料品店を営む商家の長男として生まれました。

小学1年の時、自ら希望して絵を習いはじめます。

先生は、のちに渡米し、アメリカ抽象表現主義の画家の一人となった川端 実。

美術への造詣を深め、やがて画家になることを夢見るようになったといいます。

ニューヨークへ

原田治展

高校卒業をひかえ、 画家の道を断念した原田治は、手に職をと考え、多摩美術大学のデザイン科に進学します。

大学卒業後は、憧れの地、アメリカへ。

ニューヨークの川端実の自宅裏手のアパートを借り、約半年間暮らします。

anan創刊、 イラストレーターデビュー

原田治展

1970年、アメリカ~ヨーロッパの旅から約1年ぶりに帰国すると転機が。

ニューヨーク滞在中に描いたイラストが、アートディレクターの目に留まります。

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イラストレーターとしてデビューすると、時代をリードする画期的な女性誌を舞台に活躍。

出版や広告など、各方面からの仕事も舞い込むことになります。

装幀の仕事

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原田治の装幀の本領は、抽象画のようなスタイルにあるといいます。

 「装幀とは思考を包む単なるパッケージに過ぎない」(「波」1986年9月号) と語り、

本の内容を想像させうる要素は最小限度にとどめることをポリシーとしたそうです。

絵本の仕事

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—何が今の子供たちに必要か?

制作にあたって、まずキャラクターを想起することから始め、

「子供たちに、何を伝える役目にしようか? 何が今の子供たちに必要か?」といった視点から創作したそうです。

広告・パッケージの仕事 

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原田治の作品のなかで、最も長く親しまれ、 最も広く知られている、

カルビーのポテトチップスなどで現在も使用されているマスコットキャラクター (1976年 制作)。

原田治展

他にもECCジュニアのマークや東急電鉄のドアステッカーなど、

移り変わりの激しいコマーシャルの分野で、数十年にわたり使用され続けています。

東急のクマもOSAMUイラストだったのですね!

グッズの仕事 OSAMU GOODS

原田治展

1975年、 最初は販促用景品の制作でしたが、翌年、オリジナルグッズの製造販売をスタートします。

ブランド名は 「OSAMU GOODS」。

原田治展

OSAMU GOODSは、作家自らプロダクトをトータルでデザインしました。

そうすることでキャラクターグッズの枠に納まらない、高いクオリティの商品が実現したそうです。

グッズコーナーも充実

原田治展

さすがOSAMU GOODSだけあって、グッズコーナーも充実しています。

トートバッグからマグカップ、タオル、スマホ製品、などなどかわいいグッズがいっぱいです。

原田治展

お名前シールを作る機械までありました。

原田治展

さすがに私が今持つには可愛すぎるものが多いかな、と思ったので、

紙製のギフトバッグにしました。

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まとめ

原田治展

子供の頃から慣れ親しんだかわいいイラスト。

新潟県立万代島美術館で開催中の原田治展に行ってきました。

2019年から各地を巡回してきた最終地が今回の新潟です。

ミスドやカルビーなど見慣れたイラストに混じって、

あ、これもそうだったの!というイラスト(東急電鉄のクマ)もありとても楽しめました。

原田治展

 

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