世界最大のTARO展!人間・岡本太郎の言葉がすごい!その1

岡本太郎展

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世界最大のTARO展!人間・岡本太郎の言葉がすごい!その1

「展覧会 岡本太郎」(東京都美術館)に行ってきました!

岡本太郎展

今回はアート三昧の上京でした。

洋裁心が刺激され心ときめくマリー・クワント展、

ピカソ、そしてマティス、ジャコメッティ、クレーと好きな作家勢ぞろいのピカソとその時代展、

そして年始から楽しみにしていたヴァロットン展、

と、目も心も満たされた毎日でした。

そして最後を締めくくるのはこちら、岡本太郎展です。

岡本太郎展

世界最大と謳われたこのTARO展。

その作品のパワーももちろんですが、

音声ガイドの阿部サダヲさんのナビゲートで紹介される

太郎さんの力強い言葉の数々がスーッと心に突き刺さりました。

12月28日まで東京都美術館で開催中です。

岡本太郎展はこちら:https://taro2022.jp

展覧会を通して貫かれる太郎さんの言葉

「本職は何か?

人間―全存在として

猛烈に生きる人間だ。」

「本職?人間だ。」と、フライヤーのキャッチにもなっているこの言葉が展覧会を通してテーマとなっています。

TAROワールド全開、写真撮影もOKなこの展覧会、2回に分けてご紹介します。

岡本太郎展

対極主義

「世の中に存在する対立する矛盾を

調和させるのではなくむしろ強調し

その不協和音の中から

新たな創造を生み出すのだ」

重工業(1949)

岡本太郎展

記号化された巨大な機械が生み出すエネル ギーに巻き込まれていく人間たち。

太郎さんはこの光景を、日産重工業の工場に通って描いたそうです。

1949年の二科展で発表されました。

この作品を見た人の多くは、不穏な事件が次々と起こったこの年の世相との関連を読み取ったそうです。

しかし、太郎さん自身は、 社会風刺だけがこの作品の目的ではありませんでした。

緑のネギ (有機物・農業)と赤の機械 (無機物・工業)をはじめとする対立的要素。

抽象的要素と超現実的要素をそのままにするぶつけた対極主義が造形的に実現されています。

森の掟(1950)

岡本太郎展

この作品が目指したのは、「全然意味の認められない無邪気な仕事」だそうです。

背中のチャックが開けば、悲劇は喜劇に転じる。

その逆もしかりで、この対極に引き裂かれた姿に、太郎さんは「今日のなまなましい問題」を突きつけました。

太郎さんの言葉

無意味を決意すればこそ

真の意味になるのだ 

顔(1952)

岡本太郎展

花器という概念を覆すオブジェ。

草月流の華道家・勅使河原蒼風との対談をきっかけに制作された作品だそうです。

この太郎さん最初かつ最大の陶芸作品は、モザイクタイルの制作で滞在していた常滑で作られました。

彫刻に先行して陶芸を始めたのは、前年の縄文土器との衝撃的な出会いも影響しているとか。

制作された 3点のうち、ひとつはのちに多摩霊園の父・岡本一平の墓碑となっているそうです。

岡本太郎展

裏側

太郎さんの言葉

「これで親不孝のしおさめだ」

犬の植木鉢(1955)

岡本太郎展

家の庭に飾られていた植木鉢です。

本当は猛獣を置きたかったのだそうですが、作るとどうしても可愛くなってしまうのだそう。

太郎さんの言葉

芸術は生活であり

生きることそのもの

パリで発見された3作品

岡本太郎展

1993年、あるデザイナーがパリ市内のゴミのなかから興味深い一枚の絵画が発見します。

これは、同じアパートに住む画家が前の居住者の持ち物として捨てたものでした。

この画家はその翌年に亡くなるが、その遺品のなかに、もう2点同じ作家のものと思われる絵画が残されていました。

デザイナーはそれらもオークションで入手。

そのうちの1枚に、「岡本太郎」の署名があるのを発見します。

岡本太郎展

彼は調べをすすめる中でこれが岡本太郎の直筆だと考えるようになります。。

そのアパートは、19世紀末から現在に至るまで、芸術家たちの住居兼アトリエとして使用されてきた歴史ある場所なのだそうです。

太郎さんがここに住んでいた記録はないそうですが、ボナール、ミロ、マグリッ ト、エルンストなど、多くの芸術家たちが拠点としてきた場所でした。

  • 今回、筆跡鑑定やカンヴァス絵画の分析を行ったところ、作品 A》の署名は、80%から90%の確度でほかの岡本太郎の筆跡と同一筆者と推測できるということ、
  • 署名のない2作品についても《作品A》と同一の絵の具と画布を使用している可能性が高いこと、

が確認されたのだそうです。

岡本太郎展

この結果を受け、パリ作品評価委員会は、「現存する岡本太郎作品 と作風がやや異なっているものの、1934年以降に発表された作品につながる試行の痕跡や特徴の類似性が認められることから、これらの3作品は、「岡本太郎が描いたものである可能性がきわめて高いと推察される」と結論づけています。

1940年、ナチスの侵攻により太郎さんは日本に帰国します。

パリから持ち帰った作品は戦争で全て消失し、パリ時代の作品は1点も存在していないと思われていました。

これまで画集 『OKAMOTO』に掲載されている作品のみの存在が知られてきました。

これらの作品がその空白の時間を埋めるのではと期待されています。

まとめ

岡本太郎展

「史上最大のTARO展がやってくる!展覧会岡本太郎」に行ってきました。

TAROワールド全開の、見応えたっぷりの展覧会です。

ニューヨークのグッゲンハイムからも40年ぶりに里帰りする作品もあり、TAROファンならずとも必見の展示の様子を2回に分けてご紹介します。

音声ガイドで紹介される太郎さんの言葉の数々もぜひ聴いてみてください。

岡本太郎展

 

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