連日の歴博訪問!みなとぴあの博物館講座へ!
いま私の中で歴博が熱い!
前日の「信濃川周辺の景観とまちづくり」セミナーでは、
知りたかったこと、知らなかったことなどたくさんのことを学べて
とても有意義な時間を過ごしました。
その話はこちら:萬代橋の景観を考えるセミナーに行ってみた!
佐渡おけさから始まって、北前船、新潟みなと、みなとまち、
信濃川、砂丘、庭園、新潟の街の変遷、萬代橋、などなど、
新潟のことを知れば知るほど興味が広く深く広がっていき、
まさに沼にハマった感じです。
そんな中、歴博・新潟市歴史博物館を一日ゆっくり観てみたい、というのが
現在やりたいことの一番です。
なかなかその余裕がなくて実現していないのですが、
日を決めて実行したいと思っているところです。
新潟市歴史博物館はこちら:https://www.nchm.jp
みなとぴあ博物館講座に行ってみた!
前日のセミナーに続き、連日みなとぴあ(歴史博物館)を訪れました。
今回の目的は、月に一度開催されているみなとぴあ主催の講座に出席するためです。
この講座のことは一月までほどに知りました。
みなとぴあの学芸員さんが講師となって、
調査したことや研究を進めていることについて報告する、という講座です。
月に一度、新潟の歴史や文化を話題に、気軽に楽しく学べる1時間半、
定員60名の講座だそうです。
たまたま何かで見かけて5月のテーマ「近世新潟町の住民」
というのが面白そうだったので応募してみました。
ところが申し込みが遅かったせいか、すでに満席、とのこと。
それを聞いて、では全講座申し込んでしまおう、と応募したら、
今度は各回の申し込み開始日が決まっているとのことでした。
というわけで6月25日分の講座を、
申し込み開始日である6月7日に申し込んだのでした。
ちなみに毎月のトピックはこんな感じです。
6月講座「低湿地における堤防と畦畔」
6月の講座のテーマは「低湿地における堤防と畦畔」、
副題が「明治32年新飯田村堤防普請訴訟から」というものでした。
堤防、畦道、などなど、あまり普段興味を持ったことがないので、
面白いのかな、でもとりあえず行ってみよう、と下見的な感じで来館しました。
ところがこれがとても面白かったのです。
出た!新潟県文書館の古文書!
今回のトピックは、今の新潟市南区にあたる白根の2つの村の間での、
用水の堤防をめぐる訴訟を扱うものでした。
その根拠となる証拠には古文書が登場。
今回登場の古文書は学芸員さんが解読して楷書で印字してくれています。
昔の話をしているので、文書と言えば古文書なのは当たり前と言えば当たり前なのですが、
最近、古文書講座に行ったり、
古文書講座の話はこちら:
英語のクラスで読んでいる小説の元になっているなど、
古文書と急接近している感じがあります。
しかも今回の講座の古文書も、古文書講座の古文書も、英語の本の元になった古文書も、
全て新潟県立文書館蔵、なのでした。
いつか県立文書館にもぜひ行ってみたいと思います。
県立文書館はこちら:https://www.pref-lib.niigata.niigata.jp/1b8446f94c08f7ae67441d7d895601a6#!#page:1&frame_id:897
さまざまなことが文書で残り、それを研究している人がいる!
前回参加した古文書講座の先生が、
日本の凄さは江戸時代、どんな田舎の農家であろうが、ちゃんと文字が書けて、
どこに出してもおかしくない文書が書けることだとおっしゃっていました。
他の国のことを知らないので私には分かりませんが、
確かに前回の文書も農民が書いた借金の証文でした。
立派な?崩し文字で書かれた文書でした。
今回のものは文芸員さんがタイプしてくれているので
原文の文字は見えませんし、時代も少し進んで明治のものです。
この時代になれば当たり前なのかも知れませんが、
こうして文書で記録が残り、それを今研究している人がいるということに
改めて感心してしまいました。
今まで全然触れたことのない世界なのでとても新鮮で面白いと思いました。
やはり古文書読めたらもっと楽しくなるのでしょうね。
まとめ
新潟市歴史博物館(みなとぴあ)で開催されている
みなとぴあ博物館講座に参加してきました。
月に一回、新潟の歴史や文化をテーマに、
博物館の学芸員さんが研究している内容をお話ししてくれる講座です。
5月の講座に申し込んだらすでに満員だったという人気の講座のようです。
今回も堤防と畦畔という地味(?すみません!)なテーマながら、
内容もとても面白く、楽しめました。
今後も参加したいと思います。