滞在わずか1ヶ月の新発田で見つけた美味しいお菓子6選!
さすが城下町!お菓子がいっぱい!お菓子が美味しい!
この4月から新潟県の新発田市というところでお仕事を再開しました。
家のある新潟市から30キロ弱、というか25キロ強というか。
空いていればドアtoドアで30分もかからず移動できますが、平日の朝の通勤時間帯の渋滞がものすごい!
通勤に使う時間ももったいないので、新発田にアパートを借りて平日は新発田で暮らしています。
ここ新発田は1598年、豊臣秀吉がそれまで越後一国を支配していた上杉景勝を会津に移封。越後をバラバラにしてここ新発田には、加賀から溝口秀勝というお殿様が配置されました。
溝口秀勝は2年後の関ヶ原では徳川家康軍につき、旧上杉の家臣の反乱を収めた功績により新発田藩6万石が成立しました。
以後、石高は変遷しますが、明治の世の中になるまで270年以上、溝口家による統治が行われた城下町です。
城下町といえばお茶。
お茶といえばお菓子。
金沢のような加賀百万石の城下町はもちろんのこと、しっとりとした城下町でも美味しいお菓子屋さんがたくさんありました。
思えば松江がそうでした。
そして会津若松もそうでした。
福島の旅はこちら:日本全県制覇2周目 37県目は福島の旅(2021年9月)
城下町に美味しいお菓子は付き物で、ここ新発田もその例外ではありません。
新発田に住んでまたひと月。
短い時間ですが、すでに美味しいお菓子とたくさん出会っています。
その中からいくつかご紹介します。
ほんのり酒粕の香り!「ほんのり」
これは以前五階菱のところでご紹介したのですが、印象深いお菓子として再度アップします。
市島酒造、今の王紋酒造の酒粕を使った上品なお菓子です。
この食感といい、本当にほんのり感じる酒粕の香りといい、もう大ファンになってしまいました。
先日神戸から遊びに来てくれた元同僚や、東京の娘にもお土産にしたほどです。
王紋の酒粕のお菓子!らしゅく!
冒頭の写真、酒粕を使ったラスクのお菓子です。
これがまた美味しいんです。
前を何度も通って、入ってみたいなーと思っていたパン屋さんがあります。
いつもは開いている時間に間に合わないのですが、休日に通ったら開いていたので入ってみました。
そこで見つけたのがこのお菓子。
気になって買ってみたらものすごく美味しい!
娘に送ろうと思って、今日はこれを買うために定時で会社を出ました。
売っているのはこの3月にオープンしたパン屋さんです。
その名前がまたユニーク。
新発田は大倉喜八郎、喜七郎の出た町です。
それに由来してなのか、喜十郎というパン屋さん。
ようやく買えた!黒胡麻の香り豊かな胡麻まんじゅう!
街中のお菓子屋さんに買い物に行くのは仕事をしているとなかなか難しいのですが、近所のイオンの1階には地元のお菓子が充実しています。
しかも1個など少数から買えるのが魅力です。
新発田に胡麻まんじゅうなる名物があるのは聞いていたのですが、イオンではいつも売り切れ。
なかなか買えずにいましたが、今日は珍しく売られていました。
しかも1個から売ってくれました。
柔らかくて、中にこし餡が入ったお餅の周りに黒胡麻がいっぱいまぶされたお菓子です。
饅頭というより大福のような食感。
黒胡麻の香りがいっぱいのまさに名物、おいしかったです。
いっぱいのくるみが海苔で包まれている!がんじきというお菓子!
国産くるみとを水飴で包んだ「くるみがんじき」というお菓子。
新発田藩の初代藩主が加賀からこの地に来た際に伝えられた、加賀の菓子文化の影響を受けた一品と言われています。
見た目のくるみいっぱい、飴で固められている印象から想像していた味と衝撃の違いがありました。
くるみと飴の味を想像していたら、あれ?小魚でも入っている?という海の風味がするのです。
よく見たら、周りを包んでいるのが海苔!
これが磯の香りの存在感を出していました。
癖になる味です。
とても固いので、袋のまま割って、食べやすい大きさにして食べるのがオススメだそう。
胡麻まんじゅうもがんじきも和泉屋さんのお菓子です:https://shop.ng-life.jp/izumiya/
これも寿堂さん!「うれしの」というくるみゆべし、最高です!
こちらは寿堂さんのくるみゆべし、うれしの。
もう見るからに美味しそうです。
一口サイズのゆべしが3つ、器に入っています。
とても可愛い楊枝もついていてなんか上品です。
胡桃ゆべしは大好きで、見つけるとどうしても買いたくなってしまうお土産の一つですが、この胡桃ゆべしは今まで食べた中で一番美味しいかも!
これはお使い物にしたいです。
娘にも食べさせたい!
金子屋老舗さんのシナモンフィグ!
こちらは金子屋老舗さんのシナモンフィグという焼き菓子です。
柔らかいけど弾力のあるスポンジからはシナモンの香りが溢れています。
食べるといちじくのプチプチした食感が。
軽いようでいて実はしっかりボリュームがあり、美味しいです。
まとめ
さすが新発田は城下町!イオンで普通に和生菓子を売っています。
地元のお菓子の種類も豊富で美味しくて、どれも甲乙つけ難いほど。
あえてどれか選ぶなら、「ほんのり」と「うれしの」でしょうか。
一月でこれだけの銘菓に出会えるのですから、これから先が楽しみです。