やっと行けた!クリスチャン・ディオール展!@東京都現代美術館
予約困難な大人気展!やっと取れた!
この日曜日、東京の表参道ネスパスでの「佐渡おけさ」体験会がありました。
その話はこちら:「佐渡おけさ」界に新たなムーブメントあらわる⁈
この東京行きに合わせてどうしても行きたい展覧会がありました。
12月から清澄白河の東京都現代美術館で開催中の
「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展です。
12月から上京のたびに予約を試みてきたのですが、
ただでさえすぐ売り切れてしまうところに
上京の日程で空いている時間がなかなかなくて、
ようやく4月11日火曜日の12時で押さえることができたのです。
本当は月曜日だと都合が良かったのですが、あいにく美術館は休館日。
月曜日は娘のアパートの大掃除の日とすることにして、
火曜日を楽しみに待っていました。
クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ展とは?
今回のこの「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ展」は、
パリ、ロンドン、ニューヨークと世界を巡回してきた同展の日本開催展です。
12月22日に始まり、5月28日まで開催されていますが、
もう予約チケットは売り切れてしまっているようです。
当日券もあるのですが、毎日お昼前には売り切れていることが多く、
当日券で行ってみようと思ったこともあったのですが、
行ってみて売り切れ、は悲しすぎるので予約が取れた4月まで待っていました。
写真撮影も可能なこの展覧会、今日も多くの人で賑わっていました。
メゾン「クリスチャン・ディオール」の創業者はクリスチャン・ディオール(1905-1957)。
1946年にパリのモンテーニュ通り30番地で創業します。
創業するとすぐに大きな成功を収め、パリを「比類なきファッションの都」に返り咲かせたのだとか。
その名声はあっという間に広がり、ディオールは世界で展開するオートクチュールのメゾンの先駆けとなったのだそうです。
クチュリエとは:フランス語で男性の裁断師のことを指すのだそう。主にパリのオートクチュールの主任デザイナーの総称として用いることが多い。
メゾンとは:フランス語で家のことですが、ファッション業界ではブランド、メーカー、会社のことを言います。
オートクチュールとは:高級衣装店のことで、デザイナーが顧客のために完全オリジナル衣装をデザインします。生地、仕立ても含め最高級の完成度を持っていて、オートクチュールの反対がプレタポルテ(既製服)。
芸術の道を志しアートで培われた審美眼!
クリスチャン・ディオールは、はじめはクチュリエではなく芸術の道を志していたのだそう。
1928年から 1934年の間、というからディオールが23歳からの6年間に2つのギャラリーを経営したのだそうです。
そのギャラリーでは、ピカソ、ブラック、ミロ、マティス、ドラン、デュフィ、コクトーなど有名な術家の作品以外に、
ダリ、ジャコメッティ、ベラール、フィニなど、ディオールと同世代の若い芸術家たちの作品も展示されていたといいます。
1946年にメゾンを創業したディオールにはそのような経験で培われた審美眼が備わっていたのですね。
めくるめく色、デザイン、手仕事の世界!
会場に入った途端、ときめきが止まりません。
これでもか、これでもかと目に入ってくる色、デザイン、デッサン、手仕事、
とどれも好きなものばかりの夢のような世界が広がっています。
こちらは「ニュールック」と呼ばれる女性らしさと艶やかさへの回帰を促したコレクション。
1947年2月にモンテーニュ通り30番地で開かれたディオール最初のコレクションです。
「ニュールック」という名称は、
アメリカの雑誌「ハーパーズ・バザー」の編集長が付けたのだとか。
ウエストを細く絞り、肩のなだらかさとヒップの丸みが強調されたシルエットが素敵です。
自分が着るのはちょっと無理ですね。
どんな痩せてもこのウエストは入手できません。
ディオールは日本に進出した最初の欧米のファッションハウスでした。
1953年には日本人モデルを使って初めてのショーが帝国ホテルで開催されたのだそうです。
帝国ホテルと聞いて、ますます親近感。
1954年には龍村織物の着物生地を使って制作。
このコートもなんだか佐渡おけさっぽくて気に入ってしまいました。
1959年には美智子さまの結婚式のドレスを3着受注したのだそうです。
作ってみたい!マイベスト8!
全部をご紹介することはできないので、
私の今日のベスト8をピックアップしてみました。
ウエストから前たての切り替えが面白い!
まずはこのブラックドレス。
ウエストの切り替えがそのままスカートの前立て部分につながっていて、
とても素敵だと思いました。
襟ぐりが大きく空いているのでもう少しクリを少なくして作ってみたい!
ピンクと刺繍に弱いことが判明!
こちらもトキメキ度MAXのドレスです。
ベアトップなので自分で着るなら袖付きにしたいですが、
もうこの刺繍、そして花にやられました。
うわー!ビーズ刺繍!
こちらもさらにトキメキ度上がりっぱなしのドレスです。
刺繍。しかもビーズ。
前身頃と後ろ身頃と違う刺繍で切り替えてあります。
もう素敵すぎます。
これは出来上がってから刺繍をするのでしょうか。
まさか生地の時点でしてあるとか?
いやいや、せっかく刺したビーズ刺繍を裁断したらもったいないですよね。
ビーズ刺繍を極めて、いつか自分で作った服に刺繍したい!
ビーズ刺繍の話はこちら:また新しいことに手を出してしまったけど…💦ビーズ刺繍が楽しい!
新たな妄想がまた一つ。
リボン使いが面白い!そしてビーズ!
この3姉妹がとても素敵だと思いました。
特に一番前と一番後ろの2点。
甘くなりがちなリボンの使い方がとても面白い。
大人のリボンですね。
こちらの胸元のリボンもとても素敵。
前身頃はカシュクールっぽく仕上げていますね。
これは着てみたいかも。
白だけどこれは別格!素敵すぎる!
真っ白いドレスばかりの展示室もあったのですが、
他の展示室に比べさほどときめかなかったのは自分でも驚きでした。
要は色にときめいているんですね。
でもこの白のコートは別格です。
刺繍、そしてコートにも弱いんだと分析してみました。
作ってみたいNo.1かも!
こちらは中のノースリーブのワンピースとジャケットのセットなのですが、
このジャケット、作ってみたいナンバーワンかもしれません。
大きな襟で見えませんが、ジャケットもノースリーブになっていました。
どんな型紙なんでしょうね。
ヘムラインも外側に持ち上がっているのも面白い。
ソンブレロみたいなジャケット。作ってみたい!
刺繍いっぱいのマント!
こちらのマントにもときめきました。
ビーズ刺繍の繊細な感じとはちょっと違う、
毛糸の房のような温かみのある刺繍と、
全体の色合いにも萌えます。
あー、洋裁したい!手仕事したい!
好きなものがいっぱいでときめいているのに、
なかなか手仕事ができていない現状にストレスも感じたりして。
まとめ
東京都現代美術館で開催中の「クリスチャン・ディオール、夢のクチュリエ」展に行ってきました。
期待していた通り、もうときめきがいっぱいの世界が広がっています。
私は、色、特に薄いピンク、刺繍、ビーズ、ワンピース、コートに萌えるんだとあらためて認識しました。
好きなものをたくさん見てとても幸せなのに、
なかなか手仕事ができていない現状にちょっとストレスも感じたりして。
早く色々片付けて、洋裁や手仕事の時間を作りたい!と決意?した展覧会でもありました。