目も心を掴まれた!吉田志麻・木版画の世界@NSG美術館
フライヤーの時点で気になっていた展覧会でした!
新潟市のNSG美術館で4月1日から開催中の「吉田志麻・木版画の世界」・
副題:時を刻む ― アフリカ・マサイ・佐渡展に行ってきました。
知らないアーティストだったのですが、
フライヤーをどこかでもらってきた時点で「これは絶対行こう!」と決めていた展覧会です。
今日は午後から萬代橋誕生祭の実行委員会が、そして
夕方からは佐渡おけさ踊り隊の練習会あったので、実行委員会の前に行ってきました。
場所は新潟市役所のあるNEXT21から徒歩で15分くらいのNSG美術館です。
NSG美術館のモットーは「これからのアートを作る」!
ということで、新潟で活躍している現代アートの作家の企画展を年に数回開催している美術館です。
NSG美術館はこちら:https://www.nsg-artmuseum.jp
NSGという名前からもわかるように、
新潟で数多くの事業を手掛けるNSGグループによって運営されていて、
NSGグループの創業者である池田弘氏が収集した
新潟市出身の日本画家・粛餐寶(しゅくさんぽう)の作品展を年1回開催しています。
昨年の作品展の話はこちら:ユニーク・でも奥深い「粛粲寶(しゅくさんぽう)」の世界!
我が家からは歩いて30分弱なのですが、
海の近くで、何かのついでに行けるような場所ではなく、
ここを目指して行かないと行けない場所なので、
前回の訪問からもう1年以上経ってしまいました。
吉田志麻さんとは?
きっかけだった恩師の高橋信一先生は版画家だった!
今回のアーティスト・吉田志麻さんは、新潟県佐渡市両津生まれ。
会場の置かれていた新潟日報での取材記事が、
フライヤーに記載されている略歴からはわからない事実が紹介されていて印象的でした。
それによると、吉田志麻さんは中高とバレーボールをやっていたそうで、
高校の体育の先生が佐渡の木版画界をリードした高橋信一さんだったのだそう。
高橋信一さんのことは知らなかったので調べたら、相川には「佐渡版画村美術館」という
高橋信一さんが指導した版画運動の成果を集めた版画専門美術館があるとのこと!
これは行かねば!
高橋さんの遺作や佐渡在住作家の作品など約260点を常設展示しているんだそう!
いや、いや、これは絶対いかないと!
佐渡版画村美術館はこちら:https://www.visitsado.com/spot/detail0033/
その先生のススメで全日本年賀状版画コンクールに応募して、3年間入賞。
それが版画との出会いだったそう。
3年生の時には高橋先生のススメで日本版画協会展に初出展して入選。
新聞にも載ったそうです。
卒業後は東京の美容の世界に進み、結婚、出産。
その間も日本版画協会の公募展には出展を続けたそうですが、
本格的に版画と向き合ったのは子育て終了後なのだとか。
佐渡とアフリカが繋がった⁈
今回のフライヤー、実は表面のアフリカ部分しか見ていませんでした。
それを見てこの展覧会に興味を持ったのです。
そして現地に行って、アーティストが佐渡出身で、
今回の展覧会には佐渡の作品が沢山出品されていることを知りました。
そしてそのどれもがとても魅力的な作品で驚きました。
佐渡とアフリカ、全く異なったモチーフに共通する躍動感と色彩を感じました。
展示が写真OKなのはとてもありがたい!
ただ展示がガラスのショーケースでの展示なので、写真に色々映り込んでいます。
ぜひ現地で本物を見ていただきたいと思います。
海にも行ってみた!
せっかくなので美術館からすぐ右手にある海にも行ってみました。
今日は快晴ではないので最高に美しい景色ではないけれど、
ちょっと佐渡島風のオブジェ?があって癒されました。
海に歩いて行ける県庁所在地・新潟。
これからも紹介したいと思いました。
まとめ
新潟市のNSG美術館で開催中の
「吉田志麻・木版画の世界」展に行ってきました。
知らない作家さんでしたが、
どこかでフライヤーをもらってきた段階で絶対に行こうと思った展覧会です。
フライヤーを見た時点ではアフリカの作品に目をひかれ、
今回会場に行くまで佐渡との関連は知らずにいました。
見てみたらアフリカも佐渡もとってもいい!
大好きなアーティストになりました。