帝国ホテルで還暦ディナー!バイキングは新形式の時代へ!
還暦ディナーは久しぶりの帝国ホテル・バイキング
帝国ホテルに一泊した翌日は、朝イチでタクシーに置き忘れた携帯を取りに行った後、「ホテルの部屋でのんびり」を楽しみました。
その話はこちら:翌朝、思わぬハプニングで想定外の東京散歩!
ワインでスイーツも楽しんで、ちょっと横になってウトウト。
贅沢な時間です。
夕食は17時から17階のバイキングレストラン、サールを予約してあります。
サールでの食事は本当は去年の5月の誕生日に60歳の還暦祝いで来るはずでした。
我が家は弟も同じ日が誕生日なので、弟夫婦と四人で予約していたのですが、ちょうどこの頃、蔓延防止措置でお酒の提供が止められてしまい、せっかくのお料理をお酒と楽しめないのも…と延期。
一度は秋に延期しましたが、その秋の予定もさらなる蔓延防止措置の期間と重なり、再び延期。
今回は3度目の正直でようやく来ることが出来ました。
残念なのは弟夫婦と予定が合わせられなかったこと。
また一緒に来られるよう楽しみにしたいと思います。
さて、ウトウトから目が覚めて、そろそろ支度をする時間です。
奮闘すること小一時間?
まだまだ修行が必要ですが、まあこんなもんかな、という出来上がりになりました。
同じく読書をしていて眠ってしまった娘を起こし、準備完了!
バイキング・レストラン「サール」へ向かいました。
バイキングスタイルは帝国ホテルから始まった!
「バイキング」という食のスタイルは、帝国ホテルから始まったんですよ!
1957年、当時の犬丸徹三社長は、パリのホテルリッツで修業中の村上信夫ムッシュ(後の第11代 料理長)にある研究を命じたそうです。
それは、「魚介類や肉料理、酢漬けなど、好みのものを自由に食べるスカンジナビアの伝統料理“スモーガスポード(スウェーデン語で「パンとバターのテーブル」)”」の研究でした。
“好きなものを好きなだけ”食べるというスタイルに注目した犬丸社長は、翌年にオープンを予定していた帝国ホテル第2新館の目玉のひとつとして新しいタイプのレストランを模索していたのです。
村上は早速、デンマークコペンハーゲンに渡り、さまざまなホテルやレストランで料理を学び、帰国後、レストランの開店準備に取り掛かります。
北欧料理に 欠かせないスモークサーモンなどの軟らかい燻製料理やニシン料理、豚肉や 仔牛肉の塩漬け、酢漬けなどを提供するために試行錯誤を繰り返したといいます。
そして、1958年8月1日、日本初のブフェレストラン 「インペリアルバイキング」が開店しました。
「バイキング」というネーミングは、開店当時話題の海賊映画『バイキング』から着想を得たものだそうです。
「北欧」という国と、“海賊”の豪快なイメージがまさにぴったりだということで採用されました。
高級志向でありながら「好きなものを好きなだけ食べられる」という新しい スタイルが時代のニーズにあったのか、連日大盛況だったそうです。
野球やプロレスなどスポーツ界から人気のアスリートが数多く来店しました。
それ以来、「バイキング」 という言葉が、 “食べ放題”の代名詞として全国に広まりました。
このイラストは、「インペリアルバイキング」が開店した当時に使用されたメニューに使われていたそうです。
1958年開店というと私より年上なのですね。
しばらくレインボールームという名前のレストランでしたが、今では名前を変え「サール」という名前になっています。
インペリアルバイキング「サール」はこちら:https://www.imperialhotel.co.jp/j/tokyo/restaurant/sal/point.html
カンパーイ!いただきます!
さて日比谷公園側のテーブルにご案内いただき、着席しました。
コロナ禍の数年でバイキングスタイルも今風に変化しています。
以前はなかったタブレット端末が各テーブルに置かれ、全てのメニューがこちらから注文することが出来ます。
もちろんフロアに行って自分でお皿に盛り付けてもらうスタイルも健在です。
まずはシェフおすすめのオードブルが並んだオードブルスタンドが運ばれて来ました。
飲み物は飲み放題プランを選択、まずはシャンパンで乾杯です。
写真をお願いして撮っていただきました。
そうこうしていると、陽気なボーイさんが、おつまみになりそうなものを、と見繕って届けてくれました。
正直、着物で立って取りに行ったり戻ったり、って大変なので、こうして運んでもらえるととても楽ちんでした。
前のバイキングを知っている人は、取りに行くのがいいんだという人もいるかもしれませんが、私は今のスタイル、好きです。
こちらブイヤベースも届けてくれました。
1人用ソースパンに熱々のブイヤベースが入っています。
こちらはニョッキです。
また違った形のソースパンにニョッキが一人分。
ローストビーフも届けてくれました。
こちらはタブレットから頼んだ暖かいお料理。
そしてやはり大好きなエビフライは欠かせません。
こちらはデザート。別腹、別腹、って感じですね。
で、ちょっと席を外して戻ってくるとなんとサプライズのプレートが。
還暦のお祝いをしてくれました。
連休中で予約がいっぱい、ということもあり、2時間の入れ替えで少し慌ただしくなってしまいましたが、どれも美味しくいただきました。
早くも次回訪れる日が楽しみです。
まとめ
昨年の5月の誕生日から、延期延期になっていた還暦ディナー。
今回3度目の正直で実現することが出来ました。
久しぶりの帝国ホテルのバイキングはポストコロナの新様式。
相変わらずの美味しいお料理に大満足、サプライズのプレートもいただき、幸せなひと時を満喫しました。