50代からの趣味に、洋裁はいかがですか?

還暦祝いドレス

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50歳をきっかけに始めたじぶん探し

50歳という階段を昇ったら、

まるでポップアップのように視界に飛び出た「60歳」の文字。

今日は、そこから始まったじぶん探しについて書きたいと思います。

正直、60歳=定年退職老後…と思っていたし、

老後なんてまだまだ関係ないと思っていたのに、

それが50になったとたん、いきなり視界に入ってきたのです。

ショックでした。

 

これから始まる50代は、

子育ても一段落、生活にもある程度余裕が出来て、

じぶんの時間も確保でき、楽しく明るく過ごして行く自信はあったけれど、

その先が突然ガクンと落ちて何も見えない。

昔の人が海は平面でその先は滝のように流れ落ちている、

と思っていたと言いますが、そんな感じでしょうか。

60代地球平面説

かなりの部分を任されている今の仕事は好きだけど、

それもあと10年なんだと気づいた時でもありました。

60歳。

定年退職。

仕事がなくなる。

その後どうなるのか。

何をするのか。

何をやりたいのか。

じぶんの好きなことをやっていたい。

じぶんの好きなことって何だろう。

やりたいことって何だろう。

 

こうして私のじぶん探しが始まりました。

書くことが好き。作ることが好き。

何が好きなんだろう、を考えはじめて、まず思いついたのは

書くことが好き。

作ることが好き。

この2つでした。

でも書くことは何を書くのか全然思いつかず、作ることから探していくことにしました。

書くことに当時ブログを思いついていれば、今ごろは大ベテラン、

人生が変わっていたかもしれないですね。

作るといってもいろいろありますが、

まずは思いつく作ってみたい手仕事に次々と挑戦してみました。

テキスト本を買って作りたいものを決め、

材料を調達して自作してみたり。

 単発のお教室のようなものに参加してみたり。

天然石のピアスなどのアクセサリー

ビーズ刺繍

 

ビーズ刺繍のオーガンジーストール
(2011年6月25日のFB投稿より)

京刺繍

京刺繍糸 繊細で手がカサついていると引っかかるので何よりも手のお手入れが大事とのこと

初めての京刺繍

いろいろ挑戦するうちにやってみたいことがぼんやりわかってきました。

じぶんで服が作れたら素敵だなぁ。

洋裁です。

製図して、その型紙も作れたらもっと素敵だなぁ。

じぶんでデザインして、型紙に起こして、服を作る。

この一連のことが全部じぶんでできたらすごく素敵。

やってみたい。やれるようになりたい。

いや、なります

決定!わたし、洋裁はじめます!

決まったからには即行動、が私のとりえ。

やるとなったら基礎からちゃんと習いたい、のが私の性格。

実は洋裁がやりたいと思うようになるなんて自分でも驚きの結果でした。

実はうちは両親が婦人服の縫製の会社をやっていて、

子供の頃から服作りはとても身近かにありました。

母は洋裁学校を出ていて、私の服もずっとお手製。

洋服は母が作るもの、お裁縫は母がしてくれるもの。

中学校も高校も家庭科の宿題は母まかせ💦

針仕事なんて大嫌いでした。

洋裁、そして製図も教えてくれる学校を探し始めました。

探してみると、ファッション専門学校のように全日制の学校が多いんですね。

フルタイムで仕事をしているので全日制は絶対無理です。

そしてついに週一、土曜日の午前中に開講しているクラスを見つけました。

トミー洋裁学院」という学校です。

トミー洋裁学院はこちら:https://www.tomy-yousaigakuin.co.jp

当時は神戸に住んでいましたが、家からJR利用で30分あれば通えます。

洋裁コースも製図コースもありました。

早速連絡をしてまずは製図コースから土曜日の午前中に通うことにしました。

製図科はⅠからⅢまであり、それが終わったら縫製科に進みました。

縫製基礎科ではセミタイトスカート、ノーカラージャケットを制作、

その後の縫製科Ⅰでパンツワンピースベスト、テーラーカラーブラウスカシュクール

縫製科Ⅱでドレープブラウス、ドルマンジャケット、シャツブラウス、ベンツスカート、ラグランコート

縫製科Ⅲでショールカラージャケット、テーラーカラージャケットを

そして最後のトレンチコートの製作途中で新潟の母が急死、

神戸と新潟を行ったり来たりでの父の介護が始まり、

なかなか時間が取れなくなり退学しました。

学校は土曜の午前中だけでしたが、

家でやる宿題も結構出るので、

その時間を作ることが難しくなってしまったのです。

トータルで5年くらい通ったでしょうか?

洋裁は奥が深い

洋裁は奥が深いので、まだまだ勉強することも

身につけるべきスキルもたくさんありますが、

ある程度はじぶんの作りたいものを作れるようになりました。

始めるまでは、ミシンでチャチャっと縫う、というイメージがありましたが、

実際やってみると手縫い、手仕事など

地味忍耐力のいる作業の多さに驚きます。

でもそんな作業も、その合間にやってくる

  • デザイン選び
  • 布選び
  • ボタン選び
  • そして完成

というトキメキポイントの数々が相殺してくれるのです。

夢は80歳でファッションデザイナーデビューです。

やりたいことを始めるには遅いことなんてない。

じぶん探しから出会った洋裁。

今でも私のやりたい事の上位に君臨しています。

還暦ドレスが出来あがって試着。

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この記事を書いた人

東京出身。短大卒業後都内のホテルに就職、その後外資系アウトドア用品メーカー、外資系日用品メーカーに転職。この5月末定年退職を迎えました。東京、神戸、新潟の3拠点生活に区切りをつけ、本格的に新潟に拠点を移します。趣味の洋裁、弾丸旅行に加え、佐渡おけさ普及活動にも力を入れています。

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