ご近所の人気店・寿司安さんで娘と至福の時!
温泉から戻った後は娘とご近所散策
お正月は大晦日の夜に来て、2日の夕方の新幹線で東京に戻っていった娘。
今年は毎年恒例の温泉でお正月ができませんでした。
それもあって、ゆっくり新潟で過ごしたいとお休みを取って遊びに来てくれました。
初日は下田の用事に付き合ってもらってから月岡温泉へ。
最高のお湯質の温泉と、美味しい食事とお酒を心ゆくまで堪能しました。
その話はこちら:永年勤続の旅行券で月岡温泉・白玉の湯 華鳳さんへ!
残りの2日間は私の移り住んだ新潟市のご近所のお店を案内したくて、
初日は本町4・鍛治小路角のお寿司屋さん・寿司安さんを、
そして翌日は東堀5のイタリアン・LIFEを予約しておきました。
寿司安さんにはぎりぎりで行くことができたのですが、
LIFEの方はまん延防止等重点措置適用の初日となってしまい、
営業はランチのみ、夜の営業はお休みするとの連絡が入り、やむなくキャンセルすることに。
あの美味しいサラダをぜひ娘にも食べさせたかったので残念です。
本町4・鍛治小路角の寿司安さん
ご近所の人気寿司店・寿司安さんは本町通4番町と鍛治小路の角にある
カウンター8席、小上がり1卓の小さなお店です。
完全移住する前でしたが、ここにマンションの一室を購入して
神戸から、あるいは東京から月1で通っていた頃に2度ほど来たことがあります。
通りかかるといつも「本日は予約で満席です」の貼り紙がしてあるのですが、
ある時貼り紙のないことがあって、ぜひ入ってみたいとお邪魔したのが一番最初。
その後は予約をして伺いました。
また再訪したい、とずっと思っていたのですが、予約するのを忘れたり、
タイミングが合わなかったりでしばらくご無沙汰してしまいました。
今回娘が遊びに来るのに何処か近所でご飯を、と思った時に真っ先に思いついたのがこちらです。
寿司安さんのある本町通は1番町から14番町まであり、
今では6番町に丸大デパートがあったり、鮮魚店が並んでいたり、
路上に野菜の市場が並んだりしている以外、あまり店舗はありません。
江戸時代、本町の1番町から4番町は下駄、足駄を製造する人が多く住んでいたので
足駄屋町(あしだやまち)と呼ばれていたそうです。
そういえば6番町の手前に今でも下駄や草履を売っているお店があったような。
ひょっとしたらその頃からの老舗なのかもしれません。
調べたらありました、「おりとや」さんという履物屋さんです。
創業安政4年(1857年)って驚きです。
安政の大獄が1858年なのでそれより前。
HPを見るとお祭りの草履も取り扱っている様子。
今度お店の中にもお邪魔してみたいと思います。
本町の話で寄り道してしまいましたが、古町といい、本町といい、
100年超の多くのお店が今でも続いているのは素晴らしい。
もっと多くの人に知ってほしいと思いました。
寿司安さんで至福の時
予約の18時ちょうどに寿司安さんにお邪魔しました。
すでにカウンター席に男性2人が大将のお話に聞き入っているところ。
今日はあらかじめお店のオススメ、10貫の「極み」のセットに
ちょこちょこアラカルトで追加しようと思っています。
まずはお通しと瓶ビールで乾杯。
ちょっと甘めの玉からスタートです。
箸置きは左手を上げている招き猫、千客万来、人を招いています。
こちらのガリがとても美味しいです。
薄くて酸っぱすぎず甘すぎず、さっぱり。
こちらは寒ブリ。
お醤油などの味付けは素材に合わせて全部ご主人がしてくださるのでこちらはいただくだけ。
脂が乗っていてとても美味しいです!
こちらはウマヅラハギの肝のせ
キモがなんとも濃厚で美味しいです。
その左側はメダイ
かんずりという新潟の発酵調味料をのせていただきます。
かんずりは唐辛子を雪ざらしして作る新潟の冬には欠かせない調味料です。
こちらに説明がありました:https://macaro-ni.jp/62100
カニの美味しいのがありますよ、とのお声がけいただいたのでお願いしました。
せこガニと言って、2ヶ月ほどしか出回らないずわい蟹のメスで、
以前富山に行った時に食べて感動して、それ以来です。
せこガニは内子と外子という2段の卵を持っていて、これがプチプチしっとり、とても美味しいのです。
2018年12月22日だったようです。
今回はこんな綺麗な形に調理されて出てきました。
味もシンプルにかにの味だけが楽しめて、本当に美味しいです。
蟹肉の下はこうなっています。
もうこれだけでお酒が進む、進む。
こちらは同じくアラカルトでお願いしたサラダ。
こちらもシャキシャキとした歯応えがとってもおいしかったです。
この辺り、食べる呑むで忙しく写真を撮り忘れたようです。
南蛮えびの前に「ホウボウ」という白身の魚をカナガシラの魚醤でいただく一貫がありました。
南蛮海老には南蛮えびの魚醤が別添えで出され、
この魚醤もお箸で味を見させてもらいました。
これをお寿司にかけて卵も一緒にいただきます。美味しい。
こちらはひらめの昆布締め。
昆布締めにしてちょっとねっとり食感が美味しいです。
いくらは有明の海苔の軍艦でいただきます。
目の前ですりおろした静岡の新鮮なわさびを乗せていただきました。
こちらはアラカルトの海老しんじょう。
これがまた熱々でめちゃくちゃ美味しい。
柔らかい海老のすり身と、肉厚の椎茸が抜群の愛称でした。
そしてまたしても写真の撮り忘れが。
大トロの前にウニがありました。
ウニそのものの味を楽しむためにこちらは軍艦にせずにそのまま握って、
お塩かお醤油か希望を言うとご主人が味付けしてくださいます。
私はお塩でいただきましたが、いやー、美味しかった。
そして「極み」の最後は大トロで。
山盛りのわさびでそのままいただきますが、これだけのわさびが載っても全然辛くない。
それほど脂の乗ったトロでした。
追加でいただいた赤貝もとってもおいしかったです。
何か美味しいしか書いていなくて芸のない食レポになってしまいますが、
写真からその美味しさをわかっていただけたら幸いです。
いやー、美味しかったです。
娘も大満足。やっぱり本物を食べるのって大切だね、と一言。
それを励みに頑張るそうです。
私も日々節約してもっと頻繁に訪れたいなーと思った次第です。
まとめ
新潟市中央区本町通4番町の寿司安さんは
ご主人納得の素材を一番美味しくいただける状態で出してくれる
職人技が光る素敵なお店。
娘も大満足のご近所探訪ディナーとなりました。
その後はこちら↓のバーにもちょこっと寄って、楽しいひとときとなりました。