会津八一を知って、わかるための入門編へ

会津八一記念館

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会津八一を知って、わかるための入門編へ

G7ボランティア初日帰りに八一記念館へ

会津八一記念館

5月11日開幕の新潟G7(財務大臣・中央銀行総裁会議)のボランティア活動が始まりました。

初日の午前中が担当です。

8時半に集合して13時15分に午後の担当者の方々と交代しました。

駅からまっすぐ萬代橋を通って帰る途中、

新潟日報社の本社ビル・メディアシップの前を通ったので、

このビルの5階にある会津八一記念館に寄って行くことにしました。

会津八一記念館

4月から「八一を知る 八一がわかる 短歌編」という企画展が開かれています。

今回の企画展は八一を知るための入門編です。

新潟にいると何かと会津八一という名前を見ることが多いです。

この時も八一と出会いました:新潟駅から徒歩3分のオアシス「敦井美術館」

会津八一記念館

まさに八一を知ってわかるようになりたいと思っていたので

開催中にいつか行こうと思っていました。

私も奈良が好きなので、奈良の風物やお寺など、八一が奈良好きなところ、

そして母と同じ古町5番町で生まれたことなども身近に感じられて、とても興味があります。

八一の初めての奈良旅行で詠んだ歌から、

生涯最後の歌までが時系列で紹介されていてとてもわかりやすかったです。

八一を知る 八一がわかる 短歌編展はこちら:https://aizuyaichi.or.jp

会津八一とは?

会津八一記念館

大正から昭和にかけて歌人、 書家、美術史学者、教育者として幅広く活躍した、

学問と芸術という異なる二つの分野を極めた人。

1881(明治14)年8月1日に新潟市古町通5番町(今の中央区古町通)で生まれました。

八一という名前はこの誕生日から付けられた名前だそうです。

会津八一記念館

江戸時代から続く「会津屋」という料亭を営んでいたそうで、

今はその料亭はもうありませんが、料亭のあった場所に記念碑が立っています。

1956(昭和31)年11月21日に75歳で亡くなっています。

その八一が晩年を過ごした家が現在「北方文化博物館別館」として公開されています。

北方文化博物館別館はこちら:https://hoppou-bunka.com/niigatabranch/

ペンネームは「秋艸道人(しゅうそうどうじん)」

会津八一記念館

八一は20代後半からペンネームを「秋艸道人」としました。

「秋艸」とは秋の草(艸)のことだそうです。

萩、菊、葉鶏頭などを秋の草花がとてもお好きだったそうで、この名前を付けたのだとか。

住まいにも「秋艸堂」という名称を付けたそうです。

自宅として借りていた東京・下落合の家の庭に萩がよく伸びていて、

「萩」の文字の姿も「くさかんむり」に 「秋」。

まさに住まいの名前「秋艸堂」にぴったりだと述べていたそう。

代表的な作品は?

会津八一記念館

短歌では、歌集「南京新唱」「鹿鳴集」「山光集」「寒燈集」「會津八一全歌集」など。

奈良・唐招提寺を舞台とした短歌

おほてらの まろきはしらのつきかげを つちにふみつつ ものをこそおもへ

法隆寺久世観音像を詠んだ短歌

あめつちに われひとりゐて たつごとき このさびしさを きみはほほゑむ

 などは、高等学校の国語の教科書にも掲載されているそうです。

新聞社の題字「新潟日報」や菓子店「大阪屋」の看板の文字は八一によるもので

多くの人々に親しまれているそうです。

ひらがな書きのワケ

会津八一記念館

会津八一の短歌は、ひらがな書きの、旧かな遣いで書かれています。

それは八一が短歌のひびき、

声に出して読んだときの音調を大切にしていたからだそう。

読んだ時の音がよくわかるようにと、表音文字のひらがなを用いたのです。

ただ、ひらがな文字だけだと文章の意味がわかりにくい、しかも読みにくい、

ということで、単語ごとに分けて記載したのだそうです。

なので、先ほどの短歌はこう書くべきでした。

おほてら の まろき はしら の つきかげ を つち に ふみ つつ もの をこそ おもへ

手作り感満載の作品解説パンフレットが秀逸!

会津八一記念館

この手作り感満載の作品解説パンフレットが

この展覧会をそのまま持ち帰ったかのように秀逸です。

しかも80ページの大作で500円という手頃な値段。

これを教科書に八一のこと、勉強したいと思います。

まとめ

G7ボランティア初日の帰りに、

新潟日報社の本社ビル・メディアシップの5階にある会津八一記念館に寄ってきました。

現在企画展「八一を知る 八一がわかる」が開催されています。

八一を知るための入門編ということで、

初めての奈良旅から晩年までの作品が時系列で展示、解説されています。

手作り感満載のパンフレットが展覧会を持ち帰ったかのように秀逸です。

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