行き当たりばったりが楽しい!みやこのあと・まち歩きマップで不退寺へ

街歩きマップで不退寺へ

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行き当たりばったりが楽しい!みやこのあと・まち歩きマップで不退寺へ

海龍王寺に置いてあったまち歩きマップ!

正倉院展

毎年楽しみにしている正倉院展・秋の奈良旅。

今年も行って来ました。

今回は近鉄奈良駅の一つ手前の駅、

新大宮のビジネスホテルに宿泊したこともあり、

新大宮のスーパーホテルはこちら:https://www.superhotel.co.jp/s_hotels/nara/

そこから歩いて初めて平城宮跡にも行ってみました。

その平城宮に行くときに、法華寺もこの近辺だということを知り、

最終日に行ってみることにしました。

まずは近鉄奈良駅のコインロッカーにスーツケースを預け、

13番のバス停から西大寺行きのバスに乗り、法華寺で下車。

法華寺に向かっている途中に見た標識で、

海龍王寺というお寺を見つけ行ってみることに。

海龍王寺

毎年正倉院展でお馴染みの光明皇后ゆかりのお寺でした。

海龍王寺はこちら:https://kairyuouji.jp

その海龍王寺で見つけたのがこちらの街歩きマップです。

街歩きマップで不退寺へ

スタンプラリーのシートも付いていて楽しそう。

せっかくなので、ちょっと遠回りにはなりますが、

このマップのスタンプラリーをしながら法華寺に行こうと思います。

海龍王寺から航空自衛隊奈良基地経由、ウワナベ古墳へ

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海龍王寺を出て、その前の道を北上します。

両脇に畑が広がるのどかな光景です。

ここをまっすぐ行くと突き当たりに航空自衛隊奈良基地がありました。

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航空自衛隊奈良基地は関西で唯一の航空自衛隊の基地なんだそう。

ちょっとHPを見てみたら、「奈良市内北部、

平城宮跡北東の宇和奈辺(うわなべ)、小奈辺(こなべ)の両古墳に接する所にあり、

古代から天平への歴史を伝える多くの史跡に囲まれた環境にあります。」とあります。

そしてそこにあった古墳と古墳に囲まれた写真がとてもシュールなのでお借りしました。

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航空自衛隊奈良基地H Pより

基地のスタンプラリーのスタンプはバス停の中にあったようですが、

その情報をすっかり見落としてしまいスルーしてしまいました。

ここを右折して歩いていくと左手に古墳が現れました。

ウワナベ古墳です。

ウワナベ古墳

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全長270〜280メートルで、奈良市では最大規模の前方後円墳だそうです。

横からは前方後円墳であることは分かりませんが、

先ほどの自衛隊の写真だと本当にまさに前方後円墳ですね。

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5世紀中頃の古墳で、全国でも12番目の大きさを誇るのだそうです。

被葬者は、第16代仁徳天皇妃の八田皇女(やたのひめみこ)と考えられているとのこと。

八田皇女が気になって調べてみたら面白い話が見つかりました。

ウワナベ古墳から道路と線路を超えて不退寺を目指します。

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在原業平ゆかりの寺・不退寺

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道路と線路を渡って、線路と並行に南下していきます。

その先にあるのが不退寺です。

今回、この街歩きマップで初めて知ったお寺です。

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法華寺に行ってみようと思い、その途中で海龍王寺を知り、

その海龍王寺でもらったマップで不退寺に導かれる。

まさに行き当たりばったりの旅の面白さです。

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そしてこの不退寺はあの歌人として有名な在原業平ゆかりの寺でした。

不退寺とは

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第51代平城(へいぜい)天皇は大同4年(809)に弟の嵯峨天皇に譲位、

平城京の北東の地に「萱の御所」と呼ばれる萱葺きの御殿を作ります。

その後、その第1皇子である阿保親王(あぼしんのう)と、

親王の第5子である在原業平朝臣が一緒に住んでいました。

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業平は仁明天皇の詔により、

承和14年(847)この平城天皇の旧居を精舎(寺院)に改めました。

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自ら聖観音像を刻み、父・阿保親王の菩提を弔うと共に

衆生済度(迷える衆生を救い出して極楽の彼岸に救い渡すこと)の為に

「法輪を転じて退かず」と発願し、金龍山不退転法輪寺と号して

仁明天皇の勅願所(天皇の命令によって国家鎮護・玉体安穏などを祈願する社寺)となりました。

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この不退転法輪寺を略して不退寺、業平寺とも呼ばれるのだそうです。

在原業平とは

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小倉百人一首の六歌仙の1人、平安時代の歌人として有名な在原業平ですが、

皇族に生まれたのに朝廷役人としては優遇されず、

そのため風流に明け暮れたといいます。

百人一首の歌は「ちはやぶる 神代も聞かず竜田川 から紅に水くくるとは」。

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父である安保親王は、

大同5年(810)に起こった政権争い「薬子の変」で処罰され左遷されてしまいます。

これにより業平は四人の兄弟とともに皇族を離れ、在原姓を名乗ることに。

父の件もあり、役人としては出世も遅く、官職にもつけずにいました。

このような役人としての不遇が和歌に没頭させたのだと言われているそうです。

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高校時代、古文の授業が大好きだったので、

この業平がモデルと言われる「伊勢物語」、必死で読んだことを思い出しました。

久しぶりにまた読んでみたくなりました。

ここから法起寺に向かおうと思います。

まとめ

奈良旅の最終日。

法起寺に行ってみようと近鉄奈良駅からバスで向かいました。

その途中、寄り道した海龍王寺でもらった街歩きマップ。

面白そうだったのでそれに沿って歩いてみることに。

航空自衛隊基地からウワナベ古墳を通って不退寺に導かれました。

ここは在原業平ゆかりのお寺でした。

高校時代、伊勢物語を読んだ記憶が蘇ります。

思いがけないところに来ることができて、行き当たりばったりの旅の面白さを実感しました。

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