夢のまた夢!アルゴンキンパークでカヌーをする日が来るなんて!
アロウホン・パインズロッジ前のリトル・ジョー・レイクを出発!
夢のようなアロウホン・パインズロッジに宿泊し
迎えに来てくれたSさんと朝食をご一緒し
その話はこちら:アルゴンキンパーク、アロウホン・パインズロッジで朝食を!
この日一緒にカヌートリップをしてくれる事になった奥さんのCさんを待ちながら
アートセンターでお気に入りの作家さんを見つけ
いよいよカヌーの半日旅が始まります。
アロウホン・パインズロッジの目の前のリトル・ジョー・レイクから出発、
いくつかの湖を渡りながら途中でお昼をして帰ってきます。
リトル・ジョー・レイクを出発!カヌー・トリップへ!
Sさん夫妻、愛犬のコロナ、そして私でカヌーを漕ぎ出し、
アロウホン・パインズロッジの目の前のリトル・ジョー・レイクを出発しました。
9月14日の11時半でした。
アルゴンキンパークの壮大なカヌールートマップの全体像はこちらです。
マップはこちらからも見ることができます:https://www.algonquinpark.on.ca/virtual/canoe_routes_map/index.php
そしてその大きな地図の中の出発地点はこちら。
ピンを刺したところがアロウホン・パインズロッジで、
その前の湖がリトル・ジョー・レイクです。
私がバウ(カヌーの前側)、
Cさんがコロナと真ん中、
そしてSさんがスターン(カヌーの後ろ)を漕ぎます。
このようにこのアルゴンキンパークには、
大小2400もの湖が繋がって存在し、
無数とも言われるカヌールートがあるのだそう。
地図の中では本当に一部分の小さなエリアでも、
実際にはこのように広大な空と水面が広がっているまさに大自然。
リトル・ジョー・レイクを出て、イーストアームと呼ばれる湖への途中です。
カワアイサという鳥がいました。
雨予報だった天気もすっかり晴れて、
日差しの中、緑がとても綺麗です。
この先を右にぐるっと回ってティーピー・レイクを目指します。
キャンプ・アロウホンの赤い屋根がかわいい!カワウソも目撃!
右手に広がるのがティーピー・レイクです。
真ん中左寄り前方に赤い屋根があるのが見えるでしょうか。
あれはアロウホン・キャンプ場です。
1934年にリリアン・ケイツという人物が設立した子供たち向けのキャンプ場で、
現在はケイツ家の4代目が運営しているそうです。
ここに子供たちを送った親たちが泊まるためにできたのが
私が宿泊しているアロウホン・パインズロッジだと聞きました。
キャンプ・アロウホンを左手に見ながら
ティーピー・レイクを進んでいきます。
その先には子鹿を意味するフォーン・レイク。
あまりに突然で写真を撮る余裕もありませんでしたが、
川のような湖の左岸に沿って漕いでいると、
ぬるぬるっとした生き物が2匹、
追いかけっこをするように潜っては現れ、
現れては潜って、という光景を見ることができました。
かわうそです。
このフォーン・レイクの先には小さい雄鹿を意味するリトルドー・レイクが続きます。
この鏡のような景色はちょうどリトルドー・レイクに入ったところです。
リトルドー・レイクのキャンプ場でランチ!
ちょうど向かっている方向の右端に
ちょっと岩場になっているところが見えるでしょうか。
今回ランチに利用したャンプサイトです。
到着したのが13時10分ごろですから、
出発してからかれこれ1時間40分ほど漕いできた事になります。
ここでカヌーから降りて上に登ると、
焚き火ができるように石が組まれているサイトがあります。
Sさんが火を起こしてランチの用意をしてくれました。
右の石の上に乗せてある赤いクーラーボックスが
アロウホン・パインズロッジが用意してくれたランチボックスです。
アロウホン・パインズロッジは3食付きなので、
ランチはレストランで食べることもできますが、
この日のように外で過ごす場合は前日に用紙に記入して
ランチボックスを頼むことができます。
大切な中身の写真を撮るのを忘れてしまったのですが、
この中にローストビーフとホースラディッシュのサンドイッチ、
アイスティー(缶)、付け合わせのピクルスが入っています。
シンプルだけど美味しいサンドイッチでした。
Sさんたちは持参のランチを用意して、
私にもそのお裾分けをいただいたので、
私もランチボックスのサンドイッチも半分食べていただきました。
食事の後、お湯も沸かして暖かい紅茶を淹れてくれたので、
アイスティーは飲まずに持ち帰ったのですが、
帰りの飛行機でうっかり持ち込み荷物の中に入れてしまい、
保安検査で没収されてしまう、という後日談も。
キャンプサイトの火の始末をして、再び漕ぎ出します。
初めてみるビーバー・ダムに感激!ムースの目撃ポイントへ!
ランチをしたリトルドー・レイクから、
さらに先のトム・トムソン・レイクへとつながる水路です。
先に何か障害物のように川幅いっぱいに小枝が溜まってる場所があります。
なんと!ビーバーのダムです。
真ん中の少し窪んだ辺りをカヌーで通過できるのだそう。
ちょうどカヌーの幅程度の窪みで、
Sさんのサポートでうまくダムを越えることができました。
ダムはとてもしっかりした作りでカヌーが乗ってもがっしりとしていました。
もうビーバーのダムが見られるなんて感激です。
そしてカヌーはこの先のムース目撃ポイントへと進みます。
が、残念ながらムースに出会うことはありませんでした。
カヌーはまた来たルートを戻り、アロウホン・パインズロッジへと向かいます。
カヌーの方向が変わるとまた見える景色も変わります。
帰り道でルーンが大接近!水玉模様の背中が可愛い!
もうすぐアロウホン・パインズロッジ、というところで
ルーンに遭遇しました。
ルーン自体は何回も目撃することができましたが、
この時は本当にカヌーのすぐそばで見ることができました。
この時期のルーンは親子でいることが多く、
頭の黒いのが親、まだ灰色なのが子供なのだそう。
このルーンはまだ少しだけ頭がグレーなので子供だろう、とのこと。
こんな近くにいるのに全く警戒している様子もなく
目の前を通り過ぎて、しかも振り向いたりして。
背中の水玉模様もはっきり見えて可愛い!
ものすごくダイビングが上手で、潜るとだいぶ先から浮かんできます。
アルゴンキンパークでは、1981年以来ルーンの目撃情報を記録しているのだそうです。
もともとは酸性雨の影響を監視するために始まったそう。
アルゴンキンパークのルーン調査はこちら:https://www.algonquinpark.on.ca/form/loon_survey.php
いよいよアロウホン・パインズロッジが近づいてきました。
遠くから見るとあのレストランの立派さがわかります。
戻ったのは16時半近く。
出発から5時間の夢のようなカヌートリップでした。
まとめ
まさか夢のまた夢、
アルゴンキンパークでカヌーをする日が来るとは思ってもいませんでした。
アロウホン・パインズロッジで作ってもらった
ランチボックスを持ってカヌーに乗り込みました。
目の前に広がる景色だけでも夢のようなのに、
カワウソのつがいが戯れて泳ぐ姿や、
ビーバーのダムを間近で見ることができ、
感激のカヌートリップでした。