サンセット佐渡おけさ、はじめます!5月10日(金)〜!
5月から佐渡おけさ踊り隊の練習会は屋外へ!
「佐渡おけさ踊り隊」(新潟市)では、
2024年5月10日から8月30日までの毎週金曜日の18時から21時まで、
万代テラスハジマリヒロバにて「Sunset佐渡おけさ」を開催し、
多くの方に「佐渡おけさ」を踊っていただける場所を提供します。
「佐渡おけさ踊り隊」は、
新潟市の夏の風物詩・新潟まつりの大民謡流しで
長年踊られてきた「佐渡おけさ」を踊る人が激減してしまったことに危機感を覚え、
2018年に結成。
新潟まつり・大民謡流しでの「佐渡おけさ」への参加を訴え、
新潟市では週に1回の練習会、東京でも月1回の体験会を開催し、
「佐渡おけさ」の普及を図っています。
3月の東京体験会の話はこちら:「佐渡おけさ」東京体験会、3月も盛況でした!
新潟市での従来の練習会場だった音楽文化会館が
修繕工事で5月以降クローズすることに伴い、
代替となる会場を探してきました。
季節も暖かくなってきたのを機に、
会場を屋外(万代テラスハジマリヒロバ)に移し、
国内外からの旅行者を含め、さらに多くの方にオープンな環境で
「佐渡おけさ」の普及を図っていくこととしました。
発足当時からの「初心者大歓迎」はそのままに、
踊れる方には心ゆくまで踊っていただき、
初めての方にはワークショップ形式で1からお教えし、
踊れるようになったらどんどん踊りの輪に加わっていただき楽しんでいただきます。
昔の「盆踊り」会場のような場所を醸成できたらと思います。
新潟市の夕暮れ時はリバーサイドで「サンセット佐渡おけさ」。
そんな新しい新潟の風物詩になれたら嬉しいです。
そして踊れるようになって、夏には新潟まつり・大民謡流しで一緒に踊りましょう!
【概要】 新潟市の金曜日の夕暮れ時はリバーサイドで「佐渡おけさ」!
新潟市の新たな夏の風物詩⁉︎
5月10日(金)の夕方から「佐渡おけさ踊り隊」の練習会が外へ出ます!
場所は万代テラスハジマリヒロバ!
通勤・通学・お買い物帰りの方も、
出張や旅行で新潟に滞在中の方も、
萬代橋を通りかかった方も、
お散歩やウォーキング中の方も、
夕暮れにビール片手にまったりしたい方も、
誰でもウェルカム、しかも無料!
予約も不要です。
これからの新潟市での金曜の夕暮れはリバーサイドでひと踊り。
ぜひお気軽にご参加ください。
【開催概要】
イベント名称 :「Sunset佐渡おけさ」
開催期間 :2024年5月10日から8月30日の毎週金曜日18時から21時 (雨天中止)
開催場所 :万代テラスハジマリヒロバ(萬代橋下流・右岸)
佐渡おけさとは
北前船が運んだ「佐渡おけさ」
新潟はかつて全国からたくさんの船が集まり栄えた港町。
新潟の港はこの信濃川の河口にありました。
万代テラスハジマリヒロバの先にある佐渡行きのフェリー乗り場のちょうど反対側です。
新潟民謡「佐渡おけさ」のルーツは熊本県天草・牛深のハイヤ節と言われています。
南風をさす「ハエ」が変化して「ハイヤ」になったと考えられています。
牛深は多くの漁師が集まる漁港。
南風が吹くと雨が降り、海が荒れて船を出すことができません。
お座敷で風を待ち、シケが去るのを待つ漁師達が唄っていたものがハイヤ節となり、
漁師達によって次の港、次の港に伝わっていったといわれています。
江戸時代後期、牛深を出たハイヤ節は船に乗って北海道から鹿児島まで日本全国に広まり、
徳島では阿波踊りに、秋田では秋田はいや節に、そして新潟・佐渡では佐渡おけさに…、と
着いた土地土地でその風土に合った民謡として変化、定着していきました。
佐渡への玄関口、そして国の重要文化財であり新潟市の象徴である萬代橋を眺めながら
多くの船が行き来して繁栄したみなとまちに想いを馳せて「佐渡おけさ」を踊る、
そんな素敵な時間を過ごしませんか?
佐渡おけさ踊り隊とは
新潟市の夏の風物詩「新潟まつり」は毎年8月初旬に開催され、
初日の金曜日の夜「大民謡流し」で幕開けします。
「大民謡流し」ではかつて全員が踊っていた「佐渡おけさ」と「新潟甚句」ですが、
近年、「新潟甚句」だけを踊る団体が増え、「佐渡おけさ」を踊る人が激減。
年々「佐渡おけさ会場」は縮小していきました。
このお祭りの民謡流しに飛び入りして「佐渡おけさ」を踊るのが何よりの楽しみだったので、
2017年の佐渡おけさ会場を見て愕然としてしまいました。
「新潟甚句」で賑わう大通りの賑わいとは対照的に、
まるで隔離されてしまったかのようにひっそりとした佐渡おけさ会場は、
後で聞いたところによると、
主催者も「来年は佐渡おけさは廃止か」と思うほどに廃れてしまっていました。
一部、「佐渡おけさ」は踊らなくなったと思っている方もいらっしゃいますが、それは違います。
実は人数が少なくなるごとに会場の場所を変え、
どんどん見学する人からは目につかない場所に会場が移動したため、
「もう民謡流しで佐渡おけさは踊っていない」と言われるまでになってしまいました。)
場所は変われど、佐渡おけさはずっと新潟まつりで踊られ続けていたのです。
結成の背景
このままだと大好きな「佐渡おけさ」を踊れる場所がなくなってしまう!
この危機的状況に、このお祭りで「佐渡おけさ」を踊り続けたい!と2018年に立ち上げたのが「佐渡おけさ踊り隊」です。
以来、「佐渡おけさ」を踊りたい、踊ってみたい人に呼びかけて練習会、体験会を開催、その普及を図り、
現在では週に1度の新潟市での練習会と、月に1回の東京での体験会を開催、
新潟が世界に誇る民謡である「佐渡おけさ」の普及、「佐渡おけさ」人口の増加に尽力しています。
結成後の活動
結成直後の2018年の民謡流しでは、「佐渡おけさ」を聞くのも踊るのも初めての方から、
民謡流しで昔よく踊っていた方まで、多くの方の賛同を得ることができ、
約80名の方が「佐渡おけさ踊り隊」の列で踊ってくださいました。
その翌年2019年には、「佐渡おけさ」の危機的状況を訴えてクラウドファンディングに挑戦しました。
多くの方に「新潟まつりでの佐渡おけさが絶滅の危機にあること」、
そして「多くの方とこのお祭りで佐渡おけさを踊りたいこと」を訴えて、
「佐渡おけさ」の魅力の拡散に努めました。
そのおかげもあり、2019年の民謡流しでは約200名の方が
「佐渡おけさ踊り隊」の列で踊ってくださいました。
またクラウドファンディングでは目標の125%を達成し、
「佐渡おけさ踊り隊」のシンボルとも言えるこの浴衣は、
「朱鷺(とき)」、「枝豆」、「南蛮えび(甘エビ)」、「火焔土器」といった、
新潟を象徴するモチーフの風呂敷から作ったものです。
クラウドファンディングの様子はこちら:https://niigata-ippo.studio.site/posts/rX3Ualns
2017年にはひっそりとしていた会場が、踊り手が増えることで見学にくる家族や友人も増え、
この2019年の民謡流しの佐渡おけさ会場全体は活気が溢れました。
左から南蛮えび、朱鷺、枝豆、火焔土器の風呂敷から作った浴衣
コロナ禍から今日まで
もっともっと多くの方に「佐渡おけさ」の魅力を知ってほしい、と思って活動を続けましたが、
その後3年間、コロナ禍で民謡流しは中止となりました。
3年ぶり、と期待された2022年も、民謡流しに向けて練習を重ねていましたが、
直前に中止となるという辛い経験も味わいました。
そして4年ぶりに開催された2023年。
佐渡金山応援の趣旨で、萬代橋の上が「佐渡おけさ」会場となり、
萬代橋の上で踊らせていただきました。
新潟まつりの民謡流しで、
「佐渡おけさ」が萬代橋で踊られたのは史上初の出来事でした。
2022年の直前の中止発表後、それでも雨、風、雪にもかかわらず、
「佐渡おけさ踊り隊」の練習会に参加してくださった方の中から希望者を募り、
クラウドランディングで作成したオリジナル浴衣を着て踊っていただきました。
練習会に参加してきた方々から、当日飛び入りで参加してくださった方々まで、
萬代橋の上を流れる気持ちいい風に吹かれながら、
気持ちよく「佐渡おけさ」を踊ることができました。
新潟市長も、佐渡市長も、「佐渡おけさ踊り隊」の列で踊ってくださいました。
万代テラスハジマリヒロバ
万代テラスハジマリヒロバさんとのお付き合いは、昨年の7月からです。
8月の民謡流しに備え、屋外でも体験会を開こうと実施したのがご縁で、
昨年も多くの方に参加していただき好評だったので是非にと、
今回も場所の提供をいただくこととなりました。
昨年の様子はこちら:初の試み!万代テラスハジマリヒロバで「佐渡おけさ」!
朱鷺メッセで開かれる学会に参加する海外からのお客様が
通りかかりに参加されたり、佐渡汽船への通り道であることもあり、
今年も多くの方が参加して、ここでしか味わえない体験をしていただけることを期待しています。
ハジマリヒロバには
Bar:Le meilleur(ルメイユ/時間:11:00~22:00)
もありますので、ビールやカクテル(どちらも600円〜)片手に、
信濃川に煌めく夕陽を眺めるのもおすすめです。
【URL:】https://www.bandaiterrace-hajimarihiroba.com/
今年の新潟まつり・第民謡流しは8月9日(金)です
「佐渡おけさ踊り隊」の活動の原点は「新潟まつりの民謡流し」。
ここで沢山の方に「佐渡おけさ」を踊っていただきたい、というのが始まりです。
今年の開催は8月9日の金曜日です。
今年も沢山の方と一緒に「佐渡おけさ」(と「新潟甚句」も)を踊れることを楽しみにしています。