日本全県制覇2周目 26県目は富山の旅(2018年12月)
越中おわら風の盆についてもっと知りたい
2018年は「佐渡おけさ踊り隊」元年でした。
佐渡おけさ踊り隊についてはこちら:2018年「佐渡おけさ踊り隊」誕生① 当日に私が参加できない!
この活動をするに当たっていつも思うことがあります。
「越中八尾のおわら風の盆、本当に素敵よね」という声をよく聞きます。
私は実際にその踊りを見に行ったことはないのですが、本当にその通り、とても素敵な踊りです。
あいにくコロナ禍の今年は中止になりましたが、毎年9月1日〜3日の「風の盆」には連日20万人もの観光客が訪れる人気の観光スポットとなっています。
「佐渡おけさ」も負けず劣らず素敵な踊りだと思うのですが、このような規模で開催されているイベントは見当たりません。
この違いはどこから来るのだろう、と常々思っているところです。
越中八尾おわら風の盆はこちら:https://www.yatsuo.net
少しでもヒントがあれば、と思い、オフシーズンではありますが越中八尾を訪ねてみることにしました。
2018年12月22日(土)新潟からバスで富山へGO!
12月22日の週末の朝8時ちょっと前、新潟市の万代シティにあるバスセンターから富山行きのバスに乗りました。
ここから北陸道で富山を目指します。
バスは途中休憩を1回挟み、4時間後の12時ちょっと前に富山駅前に到着しました。
富山駅からはJR高山本線に乗って5つ目の駅、越中八尾を目指します。
越中八尾の風の盆「曳山展示館」へ
越中八尾には「曳山展示館」という施設があり、風の盆で使用される曳山が常時見られるとともに、毎月第二、第四土曜日には風の盆ステージがあり、実際の踊りを見られるそうです。
ただ残念ながら私が行った土曜日はオフシーズンということもあり実際のステージはなく、動画での解説がありました。
曳山展示館はこちら:https://www.yatsuo.net/ythl
越中八尾駅からはコミュニティバスで10分ちょっとで曳山展示館に到着しました。
展示館の写真がないのが残念です。
一通り曳山の展示などを見学後、ホールで風の盆の動画解説を見させていただきました。
踊りの振りの意味なども説明していただき、もっとも印象に残ったのは次の言葉です。
「風の盆では子供たちも先頭のお姉さんたちについて踊ります。今先頭で踊っている上手なお姉さんたちも歩けるようになった頃からお姉さんについて見よう見まねで踊ってきたから、こんなに上手に踊れるようになったのです」
ほんと、これが一番大事なんですよね、
どうしたらこれが佐渡おけさに取り入れていけるのか、途方に暮れます。
またこのようにオフシーズンでも観光客が訪れることのできる施設の重要さも痛感します。
「佐渡おけさ」会館の夢、叶えたいです。
越中八尾の街散策
越中八尾の街並みはこんな感じです。
ここで三日三晩優雅な踊りが繰り広げられるのですね。
至る所に踊りを思い起こさせる飾りが施してあります。
こちらも。
こちらは聞名寺です。
本堂の立派さも素晴らしいですが、この石垣がすごいと思いました。
聞名寺はこちら:https://monmyouji.or.jp
さて電車で富山駅まで戻ります。
今日の宿泊は富山駅前のビジネスホテル、コンフォートホテル富山駅前です。
コンフォートホテル富山駅前はこちら:https://www.choice-hotels.jp/hotel/toyama/information/
夕飯はいつもの居酒屋をちょっとグレードアップ、駅前の新しいビルに入っている長八さんに行きました。
でも今見たら残念なことに閉店しているようです。コロナの影響でしょうか。本当に切なくなります。
香箱がに(茹で)
香箱がにとは北陸地方で取れるメスのズワイガニのことです。
オスに比べて小ぶりですが、濃厚で旨味たっぷりな味わいは地元の人にも人気が高いそう。
11月から年末ぐらいまでと旬が短いとのことで、いただくのに絶好のチャンスでした。
こちらは白エビのバゲットチーズ焼き。
美味しいお店でした。閉店、残念です。
翌23日は富山県美術館へ
翌23日は朝から富山県美術館へ行きました。
こちらの美術館、とても素敵な外観です。
天気が良ければここから素晴らしい山々の眺めが見られるのですが、今日は見えずに残念。
そして素晴らしいのがこちらの椅子のコレクション。
撮影可能なところも嬉しい限り。
一つ一つの椅子のデザインも素敵ですが、一斉に眺めるこのワクワク感はたまりません。
その他、ポスターも面白いコレクションが楽しめました。
こちらは企画展の三沢厚彦・Animals in Toyama展。
子供たちもたくさん来ていて、活気のある美術館という印象が残りました。
建物の内部も明るくて素敵です。
こちらは企画展をテーマにしたスイーツのプレート。
美術館周辺の水路?も雰囲気が良くて素敵でした。
富山県美術館はこちら:https://tad-toyama.jp
富山市ガラス美術館へ
富山県美術館から市の中心部に向かい、富山市ガラス美術館に行ってみました。
駅から20分ほど歩くと街中のビルが美術館になっています。
外部はガラスをイメージしたデザインです。
内部は富山県の杉をふんだんに使った隈研吾さんのデザイン。
ガラスと色の世界
たくさんのエネルギーをもらいました。
富山市ガラス美術館はこちら:https://toyama-glass-art-museum.jp
富山城址へ
ガラス美術館から駅まで戻る途中で富山城址に寄ってみました。
10分程度でしょうか。
この天守閣は戦災後、1954年に再建されたものです。
こちらが4階の天守展望台からの長めです。
富山城址から富山駅までは歩いて15分程度。
城下町だった街はどこも歩きやすいですね。
富山の街もとても整然と落ち着いていて、歩いていて気持ちが良かったです。
駅に戻って、バスで新潟に戻ります。
最後の締めは富山の美味しいお寿司!
バスの時間まで、最後の富山の味を楽しみました。
こちら、駅構内にあるお寿司屋さんですが、とってもおいしかったです。
また富山のお寿司が食べたくなってきました。
まとめ
日本全県制覇2周目、26県目は富山県、越中八尾おわら風の盆を訪ね、富山の美術館を満喫する旅でした。
風の盆の里、越中八尾ではどうして風の盆が年代を超えて引き継がれているのかのヒントが沢山ありました。
富山県美術館での椅子のコレクションや、富山市ガラス美術館ではたくさんのエネルギーとワクワクを注入してもらうことができました。
そして富山の食はどれも最高でした。
新潟からでもバスを利用すれば気軽に行ける富山。
また再訪して今度は美術館からの素晴らしい眺めを見てみたいです。
次回は27県目、静岡県の予定です。