なるほど、新潟!「潟フェス」がとっても面白かった話!

潟フェス2024

目次

ちょっと前ですが…「潟フェス」がとっても面白かった話!

ラムサール条約の国際湿地認定都市・NIIGATA

潟フェス2024

新潟だけに、新潟市は「潟」の宝庫!

潟についてのイベントがあると知り、行ってきました!

多くの潟などの湿地がある新潟市は、

白鳥などの自然と人との共存の場となっており、

2022年、ラムサール条約の認証制度である「国際湿地都市」に

鹿児島県出水市とともに日本で初めて認定されました!

湿地の保全・再生や、

環境教育等の全12項目の国際基準を満たす自治体に対し認証を行うもので、

全世界でも43都市しか認定されていません。

新潟の「潟」だけではなく、川や田んぼなど新潟市内の湿地で、

地域住民などが賢明な利用を進めていることが世界に認められたもので、

このイベントもそれを記念してのものでした。

潟ってなんだろ?

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古くから越後平野の湖沼は、規模や成因、個々の名称にかかわらず、

総称して「潟」と呼ばれてきました。

また、地域特有の風土や文化、歴史など、人との関わりにおいて

「潟」が中心的な役割を果たしてきました。

これらのことを重視し、新潟市では以下のように「潟」を定義しているそうです。

新潟市における潟の定義

新潟市潟環境研究所では、

次のものを「潟」と定義し、調査・研究の対象としています。
1 越後平野の湖沼のうち自然的要因により形成されたもの、および自然的要因により形成されたのち人工的改変を受けたもの。
2 「1」のほか、人工的に形成された湖沼のうち、暮らしや文化、生業など、人との深い関わりによって水辺の物質循環が維持されてきたもの。

潟についてや定義などについてはこちら:https://www.niigata-satokata.com/learn/teigi/

新潟市には16の「潟」がある!

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確かに「鳥屋野潟」「佐潟」「福島潟」など

身近にお馴染みの「潟」が多いなぁとは感じていましたが、

新潟市に16もの「潟」があるとは知りませんでした。

おとなり阿賀野市の瓢湖も入れれば17つもの湖沼があり、

まさに水鳥など自然の宝庫です。

このイベントではその多くの「潟」に興味を持ってもらうための

アクティビティが行われていました。

なるほど!全部水路で繋がっていた!

潟フェス2024

このイベントでは潟に関する資料が

これでもか、というくらい沢山用意されていて、

しかもどれも取り放題。

潟フェス2024

こんなちゃんとした本までいただいちゃいました。

新潟市の潟を紹介した「潟MAP」で紹介されている

この「戦国時代」の地図が面白い!

もうほとんどの潟が川で繋がっていたんですね。

去年のカヌートリップで行ったアルゴンキンパークのよう。

オオヒシクイのクイクイが可愛い!

潟フェス2024

会場には福島潟のマスコットキャラクター・クイクイも来ていました。

これが思った以上に可愛い!

近くで並んで自撮りしましたが、

大きすぎて顔の半分しか写りませんでした笑

オオヒシクイは国の天然記念物で、

福島潟は日本一のオオヒシクイの越冬地だそうで、

9月下旬から飛来し始め、3月にカムチャッカへ帰っていくんだとか。

ガンの仲間の中で一番大きいそうで、

羽を広げると160センチにもなるんだそうです。

クイクイが大きいのも頷けました。

潟フェス2024

福島潟のオオヒシクイはこちら:http://www.pavc.ne.jp/~hishikui/hishikui.html

スペシャル・「湿地カード」、ゲット!

潟フェス2024

イベントでは潟で取れるヒシの実や、ハスの実の試食も行われていました。

どちらもホクホクとした味のない栗のような感じです。

潟フェス2024

このようなポイントでスタンプをもらって貯めると

最後にこのイベント特製の「湿地カード」をもらうことができました。

潟フェス2024

ついつい集めてしまう「ダムカード」や

「橋カード」のようなカードです。

潟フェス2024

今後は各湿地で配布していく予定のようですが、

今回もらったのはこのイベント特製でキラキラ光るスペシャル版。

驚愕!同時認定の鹿児島市出水市が新潟市の1000歩先を行く!

潟フェス2024

今回のイベントは要申込の講演があって、

それを聞きたかったのが参加の動機でした。

3名の方の基調講演があったのですが、

その中でも、新潟市と同時にラムサール条約の湿地都市認定を受けた

鹿児島市出水市ツル博物館の館長さんのお話が衝撃的でした。

出水市では湿地認定を受けて以来、

ラムサールブランドのロゴを作成し、46品目に活用したり、

記念イベントでのフォトコンテストや童話大賞などのイベント、

台湾の野鳥保護協会との海外協定を結んだり、

バードウォッチングに特化したエコツーリズム作り、などなど、

同じ時に認定を受けたとは思えないほど

認定されたことを誇りに大事に思い、それを着々と形にしていたのです。

ツルと生きる、未来に繋ぐ。

子供達に郷土愛を、市民に誇りを、などなど

どれもが市民を巻き込んでの活動です。

イベント主催者もこの館長のお話を聞いて

「新潟の100歩も1000歩も先を行っていて驚くほどの差がついている」

とコメントされていました。

館長さんの博物館・クレインパークいずみはこちら:https://www.city.kagoshima-izumi.lg.jp/page/page_04321.html

本当に素晴らしいお話でびっくりするとともに、

出水市に行ってツルが一斉に飛び立つ光景を見てみたいと思いました。

子供達の発表が素晴らしかった!

潟フェス2024

基調講演の後に新潟市の4つの小学校と2つの中学校の生徒による

湿地の環境学習成果発表がありました。

これが想像を超えて素晴らしかったです。

小学生は3年生の発表が2つ、6年生が2つあったのですが、

3年生でもこんなしっかり発表できるんだと感心しました。

娘がこんなだった頃を思い出して胸が熱くなったりして。

参加してよかった!と大満足なイベントでした。

まとめ

212日に新潟市のメディアシップで開催された「潟フェス」に行ってきました。

様々なイベントの中で新潟市には16もの「潟」があることを学び、

それぞれの潟に関する資料もいっぱい!

スペシャルな湿地カードもゲットできました。

そして何より素晴らしかったのが、

新潟市と同時にラムサール条約の湿地都市に認定された

鹿児島県出水市による取組の講演です。

新潟市の1000歩先を行く取組には驚くとともに感動しました。

まさに出水市に行ってみたい!と思わせる内容でした。

子供達による学習成果発表も素晴らしくて、

参加して本当によかった!と思えるイベントでした。

 

 

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