新潟良いとこ何度もおいで♫ 温泉編2「五頭温泉郷・村杉温泉」
五頭温泉郷―1200年の歴史と効能高いラジウム泉
前回「新潟良いとこ何度でもおいで♫ 温泉編1は新潟県五泉市の咲花温泉でした。
その記事はこちら:新潟良いとこ何度もおいで♫ 温泉編1「咲花温泉(五泉市)」
今回は五泉市から阿賀野川を挟んでお隣、新潟市から車で約40分、阿賀野市の村杉温泉に行ってきました。
五頭温泉郷は5つの峰を持つ五頭山のもと、出湯(でゆ)、今板、村杉の3つの温泉地で構成されている温泉地、今回の村杉温泉はその一つです。
およそ1200年前の809年、弘法大師として知られる空海が五頭山の5つの峰に五社大権現として仏像を安置し、五頭の本尊としました。
そしてその麓の地を杖で突き、温泉が湧き出したのが、五頭温泉郷の始まりと言われているのです。(「新潟県阿賀野市・五頭温泉旅館ガイド」のパンプレットより引用)
五頭山の麓は大自然の緑きらめく新潟県民のオアシス
五頭連峰から麓までの約2500haに広がる「五頭新潟県民の森」は、全国森林浴の森100選にも選ばれた森。
さまざまな登山ルートで幅広い登山者に愛されている五頭山。
その山麓に自生する薬草の数々が見られる五頭薬草植物園。
俳句の道が楽しめるやまびこ通りや、たくさんのキャンプ場、バーベキュー施設など、アウトドアの楽しみ満載の地域です。
8月26日木曜日夕方、五泉市から村杉温泉へ
その日五泉市で用事があり、その後村杉温泉へ向かいました。
宿泊はおひとり様で1泊2食プランが唯一ヒットしたこちら、川上屋旅館さんです。
18時ごろ到着し、お部屋に案内していただきました。
今回のプランは1泊2食付きで16500円になります。
夕食、朝食ともお部屋に運んでいただけるとのこと。
まずはお風呂に行ってそれから夕食にしていただきました。
川上屋旅館さんはこちら:川上屋旅館さんのHPのURLがhttpなので五頭温泉郷さんのリンクです。https://gozu.jp/introduce/inn08/
効能高いとされるラジウム温泉 ぬるめのお湯でリラックス
お風呂はこちら。
入り口に「女性入浴中」「男性入浴中」「家族入浴中」の札があるので、お風呂はここだけのようです。
と思ったらHPには違うお風呂の写真もあるので、2つあるのかも知れません。
早速こちらのお風呂を1人で使わせてもらいました。
五頭温泉郷の3つの温泉地、全て効能高いラジウム温泉で、ラジウム温泉にはラドンという気体が含まれているそうです。
このラドンが体細胞を活性化し、免疫力の向上、疲労回復、老化防止、婦人病などに効果があると考えられているそうです。
ラジウム温泉のベストなつかり方は、ぬるめのお湯にゆっくり時間をかけて入浴し、皮膚からだけでなく呼吸して鼻からラドンを吸入すると良いそうです。
お湯は本当にぬるめで、夕食の時間がなければずーっと入っていられそうでした。
こちらのお湯は源泉100%、無色無臭でした。
お風呂は夜11時まで、朝は6時から入れます。
お部屋でご馳走三昧の夕食を
お風呂でリラックスした後はお部屋で夕食をいただきました。
部屋の冷蔵庫にはビール、缶チューハイ、ソフトドリンクが入っていたので、とりあえずビールを一本。
日本酒は入っていませんでしたが、頼めばいただけるのかも知れません。
この日はビールだけ頂いたので聞き忘れました。
お刺身、岩牡蠣、もずく酢・かきあえなますなどおつまみ3点盛り、のっぺ、焼き魚と鰻、枝豆、天ぷら、お肉の鉄板焼きにたっぷりのフルーツ、と沢山のご馳走をいただきました。
そして写真は撮り忘れましたが、なんと言ってもご飯が美味しい!
美味しい朝ごはんと近所散策
朝ごはん
このお豆腐はご近所の川上とうふさんのおぼろ豆腐です。
味が濃くて美味しい。
どれも美味しくいただきました。
そしてやっぱりご飯が美味しい。
朝食後、あたりを散策してみました。
こちらが宿泊した川上屋旅館さん。別方向から。
村杉温泉で最も歴史のある宿だそうです。
共同浴場・薬師の湯
その向かいにある共同浴場・薬師の湯があります。
その脇を登っていくと共同露天風呂・薬師の足湯がありました。
この左の建物が足湯になっています。
こんな感じ。
右側の建物の前にある蛇口からはラジウム含有の天然水が出ていて、ペットボトルなどに入れて持ち帰っていいそうです。
私はあいにく何も持ち合わせていなかったのでいただきませんでした。
道の脇には薬師の清水というのも湧いていました。
薬師堂
もう少し登っていくと何やらパワーを感じる場所が。
薬師堂だそうです。
薬師如来が祀られていて、十二神将を従えているとか。
階段を登ってお参りしてきましたが、本堂は閉められていて中は見ることができませんでした。
室生寺訪問以来、十二神将好きなので残念。見てみたいものです。
室生寺の十二神将はこちら:日本全県制覇2周目 番外編・奈良3旅(2018年3&4月)
旅館から下に降って温泉の入り口まで行ってみました。
こちらが入り口の看板。
川上とうふさん
そこから旅館に戻る途中にお豆腐屋さんがあります。
朝食にもでた川上とうふさん。
美味しかったのでぜひ買って帰りたかったのですが、この日はこの後何箇所か寄ってみたいところがあって、この日も猛烈な暑さになりそうだったので諦めました。
次回行く時はクーラーボックスでも用意してぜひ買って帰りたいです。
朝8時から開いていて、この時間ではまだなかったのですが、もう少し遅く行くと好きなだけ持って行っていい「おから」が出されるそうです。
川上とうふさんはこちら:川上とうふさんのHPのURLがhttpなので、食べログにリンクします。https://tabelog.com/niigata/A1505/A150501/15001604/
いつか泊まってみたい環翠楼さん
旅館方面に登っていく道。
こんな工房も。
見学自由とありましたが、流石に朝8時では早すぎるかと思い遠慮しました。
こんなお蕎麦屋さんも。
神社もありました。
こちらは環翠楼さん。
雰囲気ありますね。
楽天トラベルなどの代理店を通さないダイレクトの予約ならおひとり様プランもあるみたいなので、いつか何かのご褒美に泊まってみたいと思います。
環翠楼さんはこちら:https://www.kansuirou.jp
他にもここ村杉温泉には全部で6つの旅館があります。
五頭温泉郷・村杉温泉の旅館はこちらから:https://gozu.jp/category5/murasugi/
出湯温泉に寄ってみました
五頭温泉郷の3つの温泉地の一つ、出湯温泉にも寄ってみました。
温泉旅館の並ぶ道の突き当たりにあった華報寺。
その敷地内にある共同浴場・華報寺共同浴場。
弘法大師伝説の残るこのお湯が出湯温泉の始まりだそう。
県内最古の歴史を持ち、アトピー性皮膚炎に効果があるとされる温泉は毎朝6時から開いています。
この日もおばあちゃんの楽しそうな高らかな笑い声が響いていました。
そして瓢湖方面から来た時の五頭温泉郷の入り口にはこんな立派な石が。
豊かな水も湧いていました。
冬の消雪パイプ用に掘削した際に地下水が自噴したのだそう。
水道法に定める水質基準は満たしていないそうなので飲めません。
まとめ
五頭温泉郷の3つの温泉地の一つ・村杉温泉は五頭山の山懐にあるちょっとレトロな温泉街です。
新潟市から40分で行ける手軽さと、自然豊かなで湯治気分に浸れるひなびた雰囲気、そして美味しい食事に効能豊かなお湯、ととてもくつろげる温泉でした。
村杉温泉の他の宿も魅力的なところが多そうですし、今板や出湯温泉などの他の2つの温泉地にもぜひ泊まってみたいと思いました。
新潟市内から手軽に行けるいい温泉がたくさんあるので、これからもご紹介していきます。
新潟良いとこ何度でもおいで♫シリーズはこちらから
:https://kyanoe.com/category/50s_challenges/walking/niigata_place_to_go/