みなとまち新潟の豪商だった⁈ 魚や片桐寅吉でカキフライランチ!
新潟市文化財・旧小澤家住宅に行って来ました
今日は朝から旧小澤家住宅に用事があり、行って来ました。
旧小澤家住宅とは、
江戸時代後期からみなとまち・新潟で、
回船業や回船問屋を営み活躍した商家・小澤家の店舗兼住宅です。
平成14年(2002)に小澤家から新潟市に寄贈され、
平成18年には市の文化財に指定されました。
修復や耐震工事などの整備の後、平成23年に「北前船の時代館・旧小澤家住宅」として開館しました。
旧小澤家住宅はこちら:https://www.nchm.jp/ozawake/
用事を終え、旧小澤家住宅を出たのが11時半近く。
旧小澤家住宅のすぐ近くにある「片桐寅吉」というお店がもう開店していました。
ずっと気になっていたこのお店、入ってみることにしました。
魚や片桐寅吉とは?
魚や片桐寅吉は、築110年を超える木造家屋「旧片桐家住宅」が2020年9月にオープンした飲食店です。
コロナ禍でのオープンだったので、いつの間にこんなところに?というイメージが強いのですが、
行ったことのある人からは高評価の感想を聞くことが多くて気になっていました。
旧片桐家は明治37年に新潟鮮魚問屋を立ち上げた片桐寅吉さんの住宅なんだそうです。
木造の古い日本家屋の雰囲気を活かして食事スペースが作ってあり、
庭園も眺められるという飲食店になっていました。
テーブル席に椅子、というのも嬉しい。
店内に入るとまず通り土間のようになっていて、ここで靴を脱いで、
さらに戸を開けると、その先がレストランになっています。
通り土間には昔の写真や昔のみなとの様子を描いた絵などが飾られていていました。
通り土間から店内に入ると、左側には囲炉裏のある部屋がありました。
右側にはお会計スペースがあって、その上にはこの絵が飾られています。
税関が見えるので当時の新潟港ですね!
お会計スペースのある前室と、飲食スペースの間の壁には、
なんと福沢諭吉先生の書が飾られていました。
上大川前通に店を持つのはステータス!
旧小澤家住宅もこの旧片桐家住宅も、上大川前通という通りに面しています。
右側の白い車のいるあたりが旧小澤家住宅で、
その手前の角にこの片桐寅吉があります。
この上大川前通の大川は信濃川のこと。
今の信濃川は上流の分水のおかげで水量がコントロールされ、
川幅も狭くなっていますが、
それ以前のこの辺りの信濃川は今の3倍ほど川幅があったようです。
江戸時代から明治にかけて、
みなとまち・新潟町でこの上大川前通で店舗を持つことはステータス、
と旧小澤家住宅で聞いてきたばかりです。
旧片桐家は鮮魚問屋としてここに店舗なり住宅を持っていた豪商ということなんですね。
「ぴあBandai」を運営する新潟中央水産市場の社長がこの旧片桐家を所有しているのだそうです。
「ぴあBandai」とは、鮮魚から産直野菜、旬の果実、おいしいお肉に越後の米や名酒まで
欲しいものが全部揃うにいがた食市場です。
ぴあBandaiはこちら:https://www.bandai-nigiwai.jp
お刺身も魅力だけど…、やっぱりカキフライ!
お魚屋さんがやっていると知ってますます興味津々です。
お店前のメニューを見て悩むこと数分。
お魚屋さんならやっぱりお刺身を食べるべきか…とも思いましたが、
やっぱり初志貫徹、大好きなカキフライをいただくことに。
カキフライ、大好きなんです:「佐渡応援チケット」でかき忠さんのカキフライ!
店内にはすでに3組ほどお客さんがいて、
満席時は相席になるかも、とのことでこちらのテーブルに。
お料理が運ばれてくる頃には他のテーブルもいっぱいになっていました。
人気なんですね!
そしてこちらがカキフライ!
とーっても美味しくいただきました。ご馳走様でした!
まとめ
旧小澤家住宅の用事の帰り、
気になっていた飲食店に寄ってみました。
魚や片桐寅吉、というお店です。
110年以上前に新潟で鮮魚問屋をやっていた人の住宅なのだそう。
気になってはいたものの、お店のことはよく知らずにいたのですが、
魚屋さんがやっているお店ということで俄然興味を持ってお邪魔しました。
大好きなカキフライ、美味しかったです!