江戸時代創業!老舗料亭・行形亭(いきなりや)でミニ会席!
旧齋藤家別邸でもらったチラシに背中を押されました!
いつだったか旧齋藤家に用事で行った際、このチラシを見つけました。
4月から11月までの限定で、
行形亭(いきなりや)さんでのミニ会席と、
旧齋藤家別邸と北方文化博物館新潟分館のチケットがついたお屋敷めぐりです。
旧齋藤家別邸はこちら:新潟は名庭もいっぱい!旧齋藤家別邸は贅を尽くした1300坪の別荘!
北方文化博物館新潟分館はこちら:会津八一、終焉の地!北方文化博物館別館(新潟市)
行形亭(いきなりや)さんは新潟一の歴史を誇る日本料亭で、旧齋藤家別邸の隣にあります。
旧齋藤家別邸も齋藤家が所有する以前は料亭でした。
この界隈は新潟が港町として栄えた時代に、
お客様をおもてなしする場所だったのです。
敷居が高くて行形亭(いきなりや)さんにはなかなか行く機会がありませんが、
お昼のミニ会席なら一度入ってみるのにはいい機会ですし、
今日もちょうど旧齋藤家別邸に行く用事もあったので、
その足でお邪魔してきました。
予約はすでにじゃらんネットで済ませてあります。
行形屋さんはこちら:https://www.ikinariya.co.jp
情緒ある石畳の白壁通り
なまこ壁のところまでは旧齋藤家別邸、その先が行形亭(いきなりや)さんです。
右手にも蔵が残っているこの道が白壁通りです。
黒塀の行形亭(いきなりや)さんの入り口には看板が。
創業は江戸中期の元禄年間(1688 – 1704)と言われていて、
松林に囲まれた茶店として営業をはじめ、のちに日本料理店となりました。
旧齋藤家別邸同様、砂丘を利用したお庭を囲むように5つの建物が建っていて、
それぞれに宴会やお座敷などのお部屋があります。
今回のミニ会席はお座敷ではなく、
いきなりやカフェとして使われているテーブル席での食事です。
仲居さんに案内されて中に入ります。
鶴の垂れ幕が印象的でした。
室内はこんな感じで、
昔の萬代橋の写真などが飾られていました。
一面の大きい窓に緑が映えます。
各テーブルにはお花が飾られています。
ナプキンにも鶴が描かれています。
ちょこちょこいっぱいが嬉しいミニ会席!
こちらが今日のミニ会席です。
献立
八寸のように中央に盛られたお皿には
美味しいものがちょこちょこ沢山入っていて嬉しいです。
それでいて結構ボリュームもあります。
左から、
煮貝
くるっと回して簡単に取り出すことができました。
お酒が飲みたくなりますね。
今日は夕方から練習会なのでノンアルビールにしておきました。
エビ寿司
海老まわりに昆布が巻かれた一口サイズのお寿司です。
稚鮎時雨煮
甘辛く煮てあります。
稚鮎でもしっかり鮎の味がしました。
今年初めての鮎でした。
玉子焼き
結構甘めの玉子焼きです。
かしわ味噌漬け
しっかり味の味噌漬け焼きで、ビールに合います。
鰆西京焼
最強の焼き魚です。
鮪柿の種揚げ
なんと鮪が柿の種の衣で揚げてあります。
これが思った以上に美味しかったです。
想像するより柿の種の味がせず、純粋に美味しいです。
カレイ唐揚げ野菜あんかけ
右奥の小皿に入っているのがカレイの唐揚げに野菜あんがかかっているもの。
カレイが見えませんが、しっかりと大きい切り身で、
香ばしく揚げてあって美味しかったです。
鯛南蛮漬け
その隣の小皿が鯛の南蛮漬けで、
しっかり目の味付けでこれまたビールによく合います。
一緒に入っているネギも美味しいです。
佐渡銀鮭のお刺身
左上のサーモンのお刺身も美味しかったです。
小さいお皿に6切れも盛ってあっておしくらまんじゅう状態でした。
菊と大根おろしが添えてあるのが珍しかったです。
佐渡産こしひかり
行形屋さんでは佐渡産のこしひかりを使っているのですね。
G7のボランティアに向けて、新潟のお米について勉強したので、
ついついお米の情報に目がいくようになりました。
胡瓜辛子漬け 山椒昆布
地味ですが、この昆布の山椒が美味しかったです。
お椀 鴨つみれ馬鈴薯すり流し
馬鈴薯のすり流しとは珍しいなと思いました。
初めていただいたかも。
鴨のつみれが脂が乗っているので、さっぱりしていて美味しかったです。
さっぱりしながらも少しとろみがあるので、ボリューム感があります。
ネギの焦げ目が香ばしくて美味しかったです。
最後にお茶でも出していただけたらもっとよかったのに、と思いました。
まとめ
新潟一の老舗料亭・行形屋さんのミニ会席に行ってきました。
お庭も見せていただいて、やはり見ると聞くでは大違い。
こんな形式になっているんだととても勉強になりました。
お料理も色々なものが少しずついただけて、
それでいてボリュームもあって美味しかったです。
11月までやっているので、また季節を変えて伺いたいです。