今年創業150年の老舗!”播磨の糸蔵”転じて「はり糸」に!(新潟市)
お使いものはいつもココ!古町5番町のはり糸さん!
老舗の宝庫・古町5番町のハンコ屋さん、本間印鋪(いんぽう)さんでハンコを注文して、
お使いものを買いにその斜め前のはり糸さんへ向かう時に、
ふと見た隣の佐藤エハガキ店さんのウィンドウの中に見つけてしまった、美味しい記憶しかないチョコレート。
ということでしばし寄り道をした後、
目的のはり糸さんにお邪魔しました。
古町5番町は別名・ドカベンストリート。
新潟市出身の漫画家・水島新司さんのキャラクターの等身大フィギュアが並んでいます。
はり糸さんの前にはドカベンが!
この日はお世話になった方にちょっとしたお礼を送りたくて、それをお願いしに来たのです。
ちょっとしたお礼やお祝い、ご挨拶などなど、
何かお使い物をするときはほとんどと言って良いほどはり糸さんのカステラにしています。
サイズが小ぶりで食べやすいのと、
種類が色々あってそれらを何種類か組み合わせればバリエーションも豊富。
ちょこっとしたお礼に気持ちばかりで1本差し上げることも、
何本か組み合わせて豪華にすることもできます。
何と言ってもお使いものはこれ、って決めておくと都度迷わずにすむので楽ちんです。
でも、一番の理由は、昔は人で溢れていた古町商店街もすっかり人の流れが変わってしまい、
人通りが少なくなってしまった中で頑張っているお店を応援したい気持ちです。
本間印鋪(いんぽう)さんでハンコを作ったのも、
佐藤エハガキ店さんで高級チョコレートの贅沢をしたのも、
お使いものは必ずはり糸さんに決めているのも、
頑張っている老舗を応援したい一心です。
フレーバーを選ぶのも楽しみの1つ!地酒ひたひたも!
はり糸さんのカステラはスタンダードが5種類あります。
昔ながらのカステラ、プレーン、
あずきが入ったかのこ、
チョコレート味のココア、
抹茶味の抹茶、
そして新潟のソウルフード・ポッポ焼きの黒砂糖味のぽっぽです。
加えて季節のカステラと地酒カステラの変わり種が2種類あります。
季節のカステラは
味噌、よもぎ、しょうが、など、季節限定で店頭を飾ります。
冬に登場する味噌カステラは地元の峰村醸造さんのお味噌を使ったもの。
お味噌のしょっぱさがカステラとマッチしてとても美味しい一品です。
峰村醸造さんはこちら:https://www.minemurashouten.com
地酒カステラは地元の酒蔵・石本酒造さんの「越乃寒梅」を使ったもの。
石本酒造さんはこちら:https://koshinokanbai.co.jp
日本酒がほんのり香る、とかいう程度のものではなくて、
洋菓子のサバランのようにカステラが地酒にひたひた浸っている本格派。
冷蔵庫で冷たく冷やして食べるとさらに美味しさが増します。
創業明治6年!「播磨屋の糸蔵」から「はり糸」へ
はり糸さんの先祖は、江戸時代の末ごろに播磨の国(兵庫県)から北前船で新潟港に着いたと言われていて、
今もその名残が船の形のお店のマークに表れています。
最初は播磨屋という雑貨店を開いたのだそうですが、
長崎から来たカステラの職人と知り合い、製造法の伝授を受けたのだとか。
腕に自信をつけた糸蔵は明治6年に「春花堂」という屋号で菓子屋を開業します。
お店も繁盛、お得意様も増える中、お客さんはお店を「春花堂」とは呼ばずに、
播磨屋の糸蔵を略してはり糸と呼ぶようになり、それが屋号となってしまったのだそう。
はり糸さんはこちら:https://niigata-furumachi.jp/spot/はり糸/
他にもいろいろオススメあります!
使い勝手が良いのでついついカステラをお使い物にしていますが、
はり糸さんには他にも色々オススメがあります。
佐渡おけさ関係の方にオススメなのは、こちらの島サブレー。
佐渡の形のさっくさくの美味しいサブレーです。
他にも引き出物サイズのカステラや、プラリネ。
プラリネはアプリコットジャムを挟んだカステラのトップをアーモンドキャラメルで固め、
全体をチョコレートでコーティングしたお菓子。
新潟では色々なお菓子屋さんが出していて、
「プラリネ」といえば誰もがこのお菓子を思い浮かべるというすごいお菓子なんです。
ナポレオンはブランデーひたひたのブランデーケーキです。
他にも梨の果汁を固めた「ありのみ」やぜんざい最中など歴史あるお菓子や、
カステラの切り出しも昔からの人気商品です。
古町散策の際にはぜひ寄ってみてほしい新潟の名店です。
まとめ
お使いものはいつもここ、と決めている古町5番町のはり糸さんへ。
お世話になった方へのお礼にカステラを送りました。
小ぶりのカステラは使い勝手がよく、
プレーン、ココア、かのこ、抹茶、ぽっぽの5種類と、
季節のカステラと地酒カステラの変わり種が2種類です。
創業明治6年、今年150周年を迎える老舗の味、ぜひ試してみてください。