自分の住む地域のハザードマップを知る

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自分の住む地域のハザードマップを知る

梅雨が梅雨じゃなくなったこの季節

土砂災害警戒情報のニュースが毎日流れ、災害が他人事では無くなってきているのを実感します。

新潟のマンションの部屋は10階以上なので、在宅している限りは浸水の心配はなさそうです。

しかし災害はいつ起こるかわかりません。

ウォーキング目的で、日々の買い物その他、たいがいの用事は徒歩で済まそうと思っています。

歩いている途中で災害に巻き込まれる可能性もあることを想定して、

これから暮らそうとしている地域のハザードマップを確認することにしました。

まず、[新潟市 ハザードマップ]で検索します。

https://www.city.niigata.lg.jp/smph/kurashi/bosai/hinanjo/kouzui_hinanchizu/index.html

該当する中央区を開いてみます。

するとハザードマップは「中学校の校区」で分類されていることがわかりました。

中学校の校区は知らなかったのですが、多分この学校じゃないかな、と思った「白新中学校区」を開いてみました。

当たりでした。

災害の種類によって3つのハザードマップが用意されているようです。

1 洪水・土砂災害ハザードマップ

2 津波ハザードマップ

3 浸水ハザードマップ

1つ1つ見ていきたいと思います。

1 洪水・土砂災害ハザードマップ

洪水・土砂災害ハザードマップ

この「洪水・土砂災害」ハザードマップでは、浸水深 3.0~5.0m が薄い赤で、0.5~3.0mが薄いオレンジ、 0.5m未満 が薄い黄色で表されています。

見る限り、赤の地域はないようです。

私のマンション周辺は薄い黄色になっていて、マンション自体は着色されていません。

拡大図

グリーンの文字が指定避難場所、青い文字が一時避難場所・広域避難場所を示しています。

黄色いビックリマークは洪水時危険箇所(道路冠水が想定される箇所) を示しています。

このことから最寄りの指定避難場所は白山小学校。

また一番近い洪水時危険箇所は白山神社であることがわかりました。

信濃川南域はほぼ一帯が薄いオレンジなので、洪水時に万代シティや駅方面に行くのは注意した方が良さそうです。

 

2 津波ハザードマップ

次に津波ハザードマップを見てみます。

津波ハザードマップには次の2種類がありました。

  • 津波浸水想定図(津波による浸水の深さ)
  • 4つの地域区分図(津波が到達する時間別)

一つ一つみてみましょう。

  • 津波浸水想定図(津波による浸水の深さ)

津波ハザードマップ・浸水想定図

この津波ハザードマップは、新潟県が公表した「津波浸水想定」をもとに、関屋・白新中学校区周辺の浸水の深さ、津波避難ビルなどを示しています。

新潟市に襲来が予想される最も影響の大きい6津波断層モデルを選定し、津波断層ごとの計算結果を重ね合わせて、もっとも浸水の深さが深くなる結果を色分け表示しています。

6津波断層モデルとは『F30(秋田・山形沖)』『F34(県北・山形沖)』『F35(佐渡北)』『F38(越佐 海峡)』『F42(佐渡西方・能登半島北東沖)』『長岡平野西緑断層帯』 だそうです。

こんな資料を見つけました。

https://www.city.niigata.lg.jp/nishi/torikumi/jichikyogikai/kako/h29/20170512184559501.files/2911to-3-2.pdf

拡大してみるとうちのマンションは薄い黄色になっています。

0.3〜0.5m未満の津波浸水が想定されていることになります。

それにしてもこの色分け、色の違いが微妙すぎてちょっと見にくいですね。

青い丸印が避難ビルなので、最寄りの避難ビルは白山小学校であることがわかりました。

古町方面にいる場合はホテルオークラ新潟、ダイアパレス本町、クロスパルにいがた、古町ルフル、NEXT21、ホテルディアモンド新潟、カントリーホテル新潟などに避難。

白山神社方面にいる場合は市役所本館

信濃川の南側にいる場合は南万代小学校総合福祉会館に避難。

  •  4つの地域区分図(津波が到達する時間別)

もう1つの津波ハザードマップは、こちらです。

津波ハザードマップ・4つの地域区分図(津波が到達する時間別)

この校区周辺の津波到達・浸水開始時間により4つの地域に区分し色分け表示しています。

  • 赤色の「沿岸・沿川 地域(緊急避難地域)」は、津波襲来までに時間的余裕のない地域です。
  • 黄色 の「河川遡上地域(早期避難地域)」は、早期に避難することが必要な地域。
  • 青色の「低平地浸水地域(長期湛水地域)」は、一度浸水すると自然に排水されにくく、浸水状況が長く続くことが想定される地域。
  • 薄緑の「避難者受け入れ地域」は、津波による浸水の影響は想定されていません。そのかわり、浸水が想定される地域からの避難者を受け入れ、避難生活を支える等の支援が期待される地域。

白囲みの「せり上がり」地帯は、より「強い勢い」の津波が襲来するため、地震発生後すぐに避難行動を開始する必要があります、とありますが、地図上で「白囲み」がどれを指すのか分からないので、ひょっとしたらこの校区にはないのかもしれません。

拡大図

拡大してみると、マンション前のやすらぎ堤は赤色

マンション自体は青色の「低平地浸水地域 (長期湛水=たんすい地域 )」と黄色 の「河川遡上地域(早期避難地域)」の半分半分になっています。

赤色の沿岸・沿川地域は、津波襲来までに時間的余裕がありません。

津波の情報を待たずに、すぐに高台や避難ビルに避難する必要があります。

沿岸地域は津波の力が非常に強く、建物などの構造物を破壊する力を持ちます。海岸では土地が高くとも、津波が勢いよく押し寄せ、被害が出る可能性があります。

沿川地域では、地震の揺れによって堤防等が倒壊し、津波の発生前でも河川からの浸水が発生します。続いて津波が河川を遡上し、強い力で堤防を破壊し、被害がさらに拡大する恐れがあります。

青色の「低平地浸水地域」では、地震発生直後から移動を開始し、津波被害が及ばない地域まで避難することが理想的だそうです。

海岸から比較的離れた地域 においても、河川を逆流してきた津波の浸水が広い地域で起こるので、一度浸水すると、自 然 に 排 水 さ れ ず、長 期 の浸水状況が想定されるとのこと。

逃げ遅れると、長期の湛水(たんすい)により避難生活が長期化します。

黄色の河川遡上地域では、早期避難が必要になります。

できるだけ川から「遠く、高く」へ避難しなければなりません。

「津波の河川遡 上(そじょう)」とは

津波は、海岸域だけでなく、 川を駆け上りながら、河口から遠く離れた内陸の沿川地域にまで甚大な被害を与えること。 川沿いから1キロ以上離れた場所でも、河川遡上の影響を受けまた船 ・ 木 材などの漂流物が逆流し、思わぬ破壊力を持つ。

日頃の行動に合わせて考えると

やすらぎ堤は赤色なので、川沿いにいる時は即刻川と離れるように行動する

避難場所が近ければ津波避難ビルに避難。

ホテルオークラ新潟、ダイアパレス本町、クロスパルにいがた、古町ルフル、NEXT21、ホテルディアモンド新潟、カントリーホテル新潟など

ホテルオークラや丸大近辺は黄色なので、避難ビルが近くになければ青色の古町方面に避難する

万代シティは赤色なので南万代小学校や総合福祉会館などの津波避難ビルに避難するか、川から離れた方向に避難する

 

3 浸水ハザードマップ

浸水ハザードマップ

この浸水ハザードマップは、河川のはん濫が始まる前までを想定していて

下水道の雨水排水能力を上回る雨が降った際、下水道の能力不足や河川の水位が上昇し雨水を排水できない場合に浸水の発生が想定される区域と深さが表示されています。

また浸水への対応や避難所などを記載されています。

水の恐れのある主なアンダーパスの箇所も示されています。

拡大図

マンションの敷地内が緑色に、周辺が黄色になっているので10cm〜45cmの浸水が想定されていることになります。

雨が降り続いての浸水なので、おそらく在宅していることが想定されます。

高層階のため部屋自体が浸水する恐れはなりませんが、低層階浸水によるエレベーターの故障や下水の故障に備えて、食料の備蓄や簡易トイレの準備などをする必要がありそうです。

結論

いつどんな災害に見舞われるか分からず、その時にとっさにこのマップを見ることができない時のために、常に持ち歩ける避難メモを作ろうと思います。

そしてマンション近辺が浸水等して自宅避難となった場合の備蓄品を揃えようと思います。現在は水だけ2ダース分ストックしていますが、食品もローリングストックで備えたいと思います。

そして簡易トイレの準備。

やることリスト

  • 駅近辺、やすらぎ堤、古町方面、白山神社方面、万代シティ方面、それぞれにいる時の避難場所を記載したもの。
  • 備蓄品リストの作成と備蓄
  • 簡易トイレの準備

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