幻の天使が現れた!フェルメール「窓辺で手紙を読む女」

フェルメールと17世紀オランダ絵画展

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幻の天使が現れた!フェルメール「窓辺で手紙を読む女」

東京都美術館「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」へ

フェルメールと17世紀オランダ絵画展

1年ぶりの股関節手術の定期検診で上京しました。

あさイチの診察が終わり、予定通り上野に10時半に到着して、この日最初の見学は東京国立博物館の「空也上人像と六波羅蜜寺」展です。

念願の空也上人像を満喫した後は東京都美術館へ向かいました。

12時から「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」の予約をしています。

東京国立博物館から東京都美術館は徒歩5分、すぐに着きました。

最近はほとんどの美術館が日時指定の予約制です。

オンラインチケットを使用しているところも多いですが、使われているアプリが美術館によって違ったり、当日すぐに見当たらなくて焦ることもしばしば。

ペーパーレスを目指すのも大事ですが、やはり紙のチケットは安心感があります。

今回、この展覧会だけは紙のチケットを受け取っていました。

フェルメールと17世紀オランダ絵画展はこちら:https://www.dresden-vermeer.jp

今回の目玉!フェルメール「窓辺で手紙を読む女」

フェルメールと17世紀オランダ絵画展

今回の目玉は何と言ってもフェルメールの「窓辺で手紙を読む女」の公開です。

この絵を所蔵するドイツのドレスデン国立古典絵画館以外での公開は世界初、という貴重な展示です。

この絵はフェルメールの初期の傑作の一つとされ、1657年から1659年に描かれたものとされています。

この絵には、手紙を読んでいる女性の背後の壁に、天使の画中画が隠されていることが1979年のX線調査で判明しました。

フェルメールと17世紀オランダ絵画展

そしてその天使の絵を隠したものフェルメール自身によるものだと考えられてきました。

2017年3月、専門家の委員会がドレスデンで召集されました。

作品の状態を議論し、保存計画を作成しました。

その計画に沿って、作品を覆っていた古いニス層を取り除き、汚れを落とす作業が開始します。

溶媒を綿棒のようなものに含ませて、丁寧にニスを取り除いていく緻密な作業です。

その作業を進めるうち、同じ溶媒を使っているのに天使の絵が上塗りされた部分と、他の部分の反応が違うことがわかります。

そこでそれぞれの絵の具のサンプルを取り、分析調査を行います。

その結果、天使の絵の上塗りがされたのはフェルメールの死後だということがわかったのです。

フェルメールではない誰かが、この天使を塗りつぶしたというミステリー!

それは今も誰かわかっていません。

実はレンブラントの作品と思われていた!

フェルメールと17世紀オランダ絵画展

何者かによって天使の絵が塗りつぶされたという事実も衝撃的ですが、実はこの絵は長い間作者がわからず、一時はレンブラントが描いたものと考えられていたということも驚きでした。

レンブラントの作風に見せるために天使の絵の部分が塗りつぶされたという考えもあるそうです。

2021年9月、長い修復を終えドレスデンで初お目見え!

フェルメールと17世紀オランダ絵画展

2017年2月、専門家委員会は作品の修復の提言をします。

ドレスデン国立古典絵画館では、手作業で上塗りされた絵の具を取り除く作業を慎重に進めていきます。

絵の具をはがすのには医療用のメスが使われていました。

はがしていくうちに、上塗りされた下の天使の絵の状態が極めていいことがわかります。

そこで2018年2月に全ての上塗り絵の具を取り除くことが決定。

上塗り絵の具の除去が継続して進められました。

そして2021年9月、全ての修復を終え、フェルメールが当初描いた姿がドレスデンで公開されました。

ドレスデン国立古典絵画館とは

フェルメールと17世紀オランダ絵画展

ドレスデン国立古典絵画館は、ドイツの東部・ザクセン州の州都であるドレスデンにある美術館です。

ツヴィンガー宮殿の一角にあります。

17世紀から18隻にかけての2代のザクセン選帝侯のコレクションや、15世紀から18世紀の絵画を多く収蔵しています。

特にルネサンス期、バロック期のイタリア絵画、17世紀のオランダ絵画やフランドル絵画が主要なコレクションです。

フェルメールの作品は今回公開されている「窓辺で手紙を読む女」の他に「取り持ち女」という作品も所蔵しています。

ヤン・ステーンの絵から学ぶ聖書の物語「ハガルの追放」

フェルメールと17世紀オランダ絵画展

今回の17世紀オランダ絵画コレクションで展示されていた作品の一つです。(一番左)

こういう作品を見るたびに、やはり聖書の知識があったらなーと痛感します。

この絵で描かれているのは「ハガルの追放」という聖書の創世記からの一場面です。

数多くの作品に描かれている有名な場面のようです。

調べてみると何ともドロドロの人間模様がそこにはありました。

泣いているのがアブラハムの妻サラの女奴隷・エジブト人の女性、ハガル。

その横にいるのがアブラハム。

下にひざまづいているのがハガルとアブラハムの息子、イシュマル。

アブラハムの妻・75歳のサラにはなかなか子供ができず、アブラハムにハガルと子供を作り、子孫を残すよう頼む。

ハガルはアブラハムの子を身籠ると、主人であるサラを侮るようになる。

サラはそれを夫に告げ、ハガルをいじめるようになる。

ハガルはイシュマルを出産。

するとサラに何と子供が出来、イサクを出産、ハガルとイシュマルを追放するよう夫に懇願。

アブラハムは神の教えに従って2人を追放…。

聖書ってこんなドロドロしたお話が書いてあるのですね。

ちょっとびっくり、そして興味深いです。

まとめ

東京都美術館で開催中の「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」を見てきました。

消されていた天使の絵が現れるというミステリーにワクワクします。

オランダ絵画から学んだ聖書のドロドロした物語にもびっくりです。

小腹が空いてカフェで食べたオニオングラタンスープ、美味しかったです。

東京都美術館で開催中の「フェルメールと17世紀オランダ絵画展」を見てきました。 消されていた天使の絵が現れるというミステリーにワクワクします。 オランダ絵画から学んだ聖書のドロドロした物語にもびっくりです。

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