雨の日ウォーキングルート開拓 6,300歩コース
予定を変更して「りゅうとぴあ」方向に歩く
昨晩、新潟に戻ってきました。
今朝の新潟は雨です。
でもつべこべ言わずにウォーキング、ウォーキング。
マイ・トングセットの入ったトートバッグを斜めがけ、傘を片手に外に出た…とたん、強風にあおられ傘を持ったまま一回転してしまいました。
今日、風強いんだ…。
川沿い歩くのも大変そう…。
急遽、いつものルートを変更して、雨の日用のウォーキングルートを探すことにしました。
古町のアーケードを利用すれば雨の日も楽なルートが作れそうです。
雨の日ルートがあれば、今から不安な秋冬ウォーキングにも役立ちそう。
雨だけなら迷わず歩けるのですが、雨に強風も重なるとこれはかなり大変。
新潟の秋冬はそんな天気が多いので、今から不安なのです。
秋冬だけフィットネスクラブに入ろうかな、と思っているくらいです。
信濃川とは反対に歩き、本町に出ました。
こっち方面に行くなら、と、ついでに白山神社にお参りしていくことにします。
本町を新潟県政記念館方面に進みます。
左手に新潟市民芸術文化会館「りゅうとぴあ」のモダンな建物が見えます。
「りゅうとぴあ」にはコンサートホール、劇場、能楽堂の3つのホールがあり、
クラシックコンサートはじめ、さまざまな芸術イベントが開催されています。
こんな素敵な場所が我が家から歩いていける距離にあるなんて幸せです。
先日ここで開催されたバントネオン奏者・三浦一馬さんの率いる“東京グランド・ソロイスツ”のコンサートで初めて「りゅうとぴあ」に行きました。
三浦一馬さんは今NHKで放映中の「青天を衝け」の番組末尾「紀行」のコーナーのテーマ曲で知りました。
アリーナ型のコンサートホールの中心には大きなパイプオルガンが設置されていて、とても素敵なホールです。
アルゼンチンタンゴのメロディを奏でる情熱的で切ないバントネオンの響きに魅了されました。
そして収穫はもう一つあります。
アートはアートでも美術系のアートにより興味があったので、今までクラシック音楽やコンサートを聴くことはあまりありませんでした。
今回この東京グランド・ソロイスツに参加されているバイオリニストの石田泰尚さんの、
失礼ながらちょっと怖そうな外見から想像もつかなかった
繊細で美しいバイオリンの音色に完全にノックアウトされてしまったのです。
俄然、クラシックに興味が出てきました。
早速「りゅうとぴあ」の会員になり、
9月にある石田さんのコンサートのチケットに申し込みました。
横道に逸れすぎましたが、「りゅうとぴあ」はそれほど素敵な場所です。
いずれ館内も含めてまたご案内できたらと思っています。
「新潟県政記念館」から「白山神社」へ
「りゅうとぴあ」の隣に見えるのが「新潟県政記念館」です。
明治16年(1883年)に新潟県会議事堂として建設されました。
昭和7年(1932年)に新設の県庁舎内に議場が移されるまで、県政審議の重要な場所だったところ。
その後、昭和44年(1969年)に重要文化財「新潟県議会旧議事堂」に指定され、
大規模解体修復工事を経たのち、
昭和50年(1975年)から「新潟県政記念館」として公開されています。
イベント会場としても使われていて、
2019年5月25日、ここで開催されたピーター・バラカンさんの出張DJを聴きに行きました。
県政記念館のこともまた詳しくご案内したいと思っています。
https://www.pref.niigata.lg.jp/sec/bunkagyosei/1196612167437.html
県政記念館の前を進んでいくといよいよ白山神社が見えてきます。
新潟の総鎮守「白山神社」
こちらが多くの人に寄り添い愛されている新潟のランドマーク白山神社です。
この前の道路は昔は堀でした。
今は埋め立てられて道路になっていて、これを左に行くと昭和大橋、新潟駅方面です。
白山神社のご神体である日本三名山のひとつ「白山」は平成29年に開山1,300年を迎えました。
https://www.niigatahakusanjinja.or.jp/pdf/1300anniv.pdf
こちらの白山神社も千有余年の歴史ある神社です。
https://www.niigatahakusanjinja.or.jp/about/
お正月の初詣を始め、季節ごとにさまざまな行事も行われています。
最初の大きな赤い鳥居をくぐり先に進むともう一つ、鳥居が見えてきます。
明治15年前後の一の鳥居だそうです。
鳥居の前に何やら置き石?
と近づくとなんと亀でした。
左の池から雨につられて出てきたのでしょうか。
この鳥居をくぐると参道は右になります。
まっすぐ行くと蓮池に出て、それを突っ切ると先程のりゅうとぴあへ続く道に出ます。
参道を右に進むと、また鳥居があります。
この石の二の鳥居は廻船問屋の客が海上安全を祈願して奉納するために、
北前船で瀬戸内の方から運ばれてきたとのこと。
船を安定させるために石を積んで運ぶことはよく行われていたようです。
三の鳥居をくぐり、その先に随神門という門があって、その先が本殿です。
7時半くらいでしたが、すでに何人かの方がお参りされていました。
無事帰ってきたお礼をして、雨も小ぶりなので蓮池をぐるっと回っていくことにします。
前回来てからそんなに日にちは経っていないのに、蓮の葉っぱが大きく成長していて驚きました。
もうすぐ蓮の花の季節がやってくると思うとわくわくします。
神戸にいた時は、早起きしてわざわざ大阪の万博公園や奈良まで蓮の花を見に行っていましたが、これからは毎日こんな近くで観れると思うと本当に嬉しいです。
雨の日でも葉っぱの上の水玉がコロコロするのを観ているだけで楽しい。
蓮の葉っぱの緑色ってとても綺麗。
一つだけ蕾も見つけました。
その先の白山公園へも寄り道
同じ敷地なので区別がつきにくい、というか知らなかったのですが、
この蓮池までは白山神社で、その先は白山公園の敷地のようです。
明治6年1月により開設された日本で最初の公園の一つで、池、築山、花木を配したオランダ風の回遊式庭園となっています。この地区は、平成元年に「日本の都市公園100選」にも選ばれています。
https://www.city.niigata.lg.jp/kurashi/park/shoukai/area/cyuoku/p_hakusan.html
白山公園の高台を「築山」って呼ぶのですね。知りませんでした。
今、白ツツジが満開でとても綺麗です。
この「築山」に立っている銅像がこの白山公園を創設した新潟県令・楠本正隆像です。
この方のこと、イケメンで前から気になっているのですが、この公園を創設しただけじゃなく、
- 我が国で最初の県議会を招集し、
- 道路、水路、堤防、橋梁、街灯の整備、
- 郵便、為替制度の採用、
- 学校、病院、第四国立銀行の開設、
- 農産改良、信濃川水運開拓
などあらゆる面で文明開花の都市基盤整備を行い、新潟の近代化に大いに貢献、
ってすごくないですか?
しかも在任した3年余で!
新潟を後にしたのちは東京の知事、衆議院議長などを歴任ってますます興味深いです。
出身が私が大好きな長崎というところにも勝手にご縁を感じます。
長崎に旧屋敷が残っているようです。
https://www.nagasaki-tabinet.com/guide/954
次回長崎に行く時にはぜひ寄りたいです。
ルート開拓がすっかり横道にそれましたが、全行程6,300歩程度
6,000歩ぐらいのウォーキングルートを開拓しに来たのに、すっかり横道にそれてしまいました。
ここまででまだ2,500歩程度、先を急ぎましょう。
ここから古町通りのアーケードを行きます。
古町もご紹介したかったのですが、またの機会にします。
かみふるから古町5番町、6番町、7番町まで、横断歩道を除いては傘をささずに進めます。
7番町奥を右折した天麩羅・すず季さんまではアーケード、もしくは雁木で濡れずに歩けます。
ここからは引き返して、東大通を左折、アーケードを進み、本町を通って帰ることにします。
本町もアーケードがあるのは人情横丁手前まで。
本町を進み、鍛治小路を突っ切ってさらに進み、新川小路を左折して帰ることとします。
家に戻ってみれば全行程6,300歩程度のルートでした。
次の雨の日には白山神社に寄り道しない、純粋な雨用の6,000歩程度のルートを開拓しようと思います。