10年続いたウォーキング1日10,000歩 そのコツは?
発見を楽しむこと
2011年会社から支給されたオムロンの歩数計がきっかけで、毎日歩くようになったことはお話しました。
最初は日々の目標8,000歩から始め、その後10,000歩にしました。
8,000歩は日々の生活で歩くことを意識すれば、そんなに無理なく達成できる数字だと思います。
ところが10,000歩となると、たった2,000歩の違いでしかないのに、かなり歩くことを積極的に意識しないと達成できない数字だと実感しています。
最初は歩数計が珍しくて、家からどこまで歩けば4,000歩とか8,000歩とかを知るのが楽しくて歩いていました。
健康以外の歩くことのメリットはたくさんの発見があることです。
神戸での生活は骨折の怪我が完治する前に始まったこともあり、通勤を含め生活は車が中心でした。
しかしウォーキングを始めたことで車中心の生活を見直し、徐々に歩くことが中心の生活にシフトしていく中で、歩くからこそわかる発見がたくさんありました。
こんなところにこんなお店が、と車では素通りしていた沢山のお店も発見しました。
神戸には美味しいパン屋さんやケーキ屋さんがたくさんあるので、そんなお店を発見するのは喜びでもあります。
他にも小物や雑貨のお店、野菜が豊富なスーパー、魚が新鮮なスーパー、神社仏閣、銭湯、公園などなど、今まで10年近く住んで得た知識より、ウォーキングを始めた1年で知った地元や神戸に関する知識のほうが間違いなく多いと言えます。
10年近くもボーッと見逃してきたんだと思うと何だか残念ですよね。
後悔してもしょうがないので、ウォーキングに出会ってそういった知識が得られたことに感謝したいと思います。
ご褒美をあげる
いくら歩くのが好きと言っても毎日となると面倒だったり時間が惜しかったりすることのあります。
特に雨の日や、冬の寒い日など、何かにつけ言い訳を探してしまうこともよくあります。
もちろんそんな日はお休みしたって全然構わないのですが、せっかく毎日続けているのにそれも悔しかったりします。
そんな時は目の前にニンジンをぶら下げましょう。
私も「目標達成したらその当たりのお店に入ってビールを飲む。帰りは電車でOK」というニンジンをよくぶら下げました。
繁華街を目標に歩いて、ビールを飲んで、定期を使って帰宅する。
一石二鳥です。
今日のニンジン、という投稿もよくFBにあげました。
なんと言ってもルーティン化するのが大事
ウォーキングを始めた頃は帰宅してから歩きにいく、という歩くことだけのための時間を作っていました。
ただウォーキングって結構時間のかかる作業なので、それだけのために時間を作るというのはあまり効率がよくありません。
なので途中からは夜に歩くのではなく、通勤やランチタイムに歩くことにシフトしていきました。
朝の通勤だったら一駅遠い駅から乗るとか、朝が無理なら帰りに一駅手前の駅から歩く、というのを始めました。
昼休みも45分をウォーキング時間に使って、残りの15分でぱぱっとランチするようにしました。
やる気というのは天候に左右されるので、雨の時に歩ける場所というのを探しておくというのも重要です。
幸いこのランチウォーキングのコースは、頭上を六甲ライナーという電車が走っていてその高架が屋根の役割をしてくれたので、雨の日もめげずにウォーキングを続けることができました。
会社はその後三宮の駅前に移転したので、新しいルートを探しました。
三宮には大きなショッピングアーケードや地下街があるので、最初は昼休みにそこを歩いていたのですが、人の流れが多くて歩きにくいというのが難点でした。
そこでたどり着いたのが、会社から一度も外に出ることなく三宮の隣駅・元町にある大丸デパートの地下まで直結している地下道です。
綺麗に整備された地下道なのですが、途中特にショップがあるわけでもないただの地下道なのでほとんど歩いている人がいません。
夏も冬も適温で、日焼けすることもなく、雨に濡れることもない最高のルートです。
ここを毎日昼休みに往復していました。
帰りにコンビニでサクッと買い物をして、ぱぱっとデスクランチ、を習慣化して歩き続けることができました。
通勤習慣があった頃は通勤でそれなりに歩数を稼げるので良かったのですが、コロナ以降それも難しいのが現状です。
それでも毎朝起きたらとりあえず歩きにいく、とかランチタイムには必ず歩く、など生活の一部に取り入れることがまずは一番大事です。
10年間毎日続けている10,000歩ウォーキングですが、ある時どうしても歩けない事態が発生しました。
大腿骨骨頭壊死という病気が見つかったのです。
明日はそんなお話ができればと思います。