新潟良いとこ何度もおいで♫ 観光編1 阿賀野川ライン舟下りと道の駅・阿賀の里
咲花温泉から車で10分 阿賀野川ライン舟下り
咲花温泉・碧水荘での朝食後、五泉市内に向かうまで少し時間があるので、近くの道の駅・阿賀の里から出航している阿賀野川ライン舟下りに行ってみることにしました。
4月に来た際、乗ってみたかったのですが、あの時は豪雨で川が増水、舟も欠航していて乗れなかったのでリベンジです。
なんとなく「10時30分」出航と見たような気がしてのんびりしていたのですが、9時ちょっと前に、一応今日は就航しているのかの確認も兼ねて電話してみました。
道の駅の人曰く
9時、10時…と1時間おきに運行します。10分前には来てください。
とのこと。
わ!これから浴衣に着替えて、荷物まとめて、チェックアウトして10時10分前に間に合うか? それとものんびり10時にチェックアウトして11時の舟に乗るか?
間に合うかもしれないと思ったら、10時10分前を目指さずにはいられなくなりました。
10時乗船を目指すが1分及ばず…
大急ぎで支度に取り掛かりました。
浴衣を着ようにもよく見たら部屋に姿見がない!
でもそんなことは気にしていられないので、速攻で浴衣に着替えて荷物をまとめてチェックアウトしました。
後でガラスに映る自分の姿で着丈が随分短かったとわかりました💦ま、いっか。
道の駅の駐車場に着いたのが10分前、間に合うでしょうか?
道の駅の奥にある舟の受付に駆けつけると
10分前を過ぎているから次回に…
と言われてしまいました。
温情で運行してくださることに
めちゃくちゃ残念そうにしている私を見て、時間ないんですか?と受付の方。
いいですよ、出しましょう。
なんと優しい!
というわけで1名貸切で運行してくださることに。
5分後に受付で集合することになりました。
こちらがコースマップです。
「イザベラ・バード号」というジェット船で40分の遊覧コース。
大人1名2,000円。
イザベラ・バードは1878年(明治11年)の6月から9月にかけて、東京→日光→新潟県へ抜け、日本海側から北海道へと北日本を旅した明治時代のイギリスの女性冒険家です。
会津側から新潟に入り、津川からは船で阿賀野川をくだって新潟を目指しました。
まさに舟の上からこの景色を見たのですね。
なんと先程の受付の方が船頭さんでした。
船頭さんが乗り場まで案内してくれます。
あそこが船乗り場です。オレンジ色のジェット船がイザベラ・バード号。
乗り場ではガイドのお姉様が待ち受けてくれました。
なんと、私1人に船頭さん、ガイドさんのお二人独占という贅沢。
運行してくださって本当にありがとうございます!!
イザベラ・バード号で出航!
ガイドの江川さん。船頭室は後ろにあるので船頭さんは見えません。
まずは川の上流へ向かいます。
赤いのが高速道路、その向こうが下道です。
遠くて写真では見えにくいですがカワウがいました。
写真には撮れませんでしたが、アオサギが水面低く平行飛行するのも見えました。
鮎釣りが解禁しているということで、遠くにいる鮎釣り師にも配慮して走行します。
青い空、濃い緑、光る河面、のんびりした贅沢な時間です。
ガイドさんの話で知る、平成23年福島・新潟豪雨の影響
それがその豪雨で川の底がえぐれたり、土砂が溜まったりして舟下りの航路にも大きな影響が出て、今の遊覧コースになったそうです。
こんな記述を見つけました。
同年7月30日台風と梅雨前線が重なり「福島・新潟豪雨」が発生、
国道まで浸水し多くの家も浸水する大洪水が起こり船頭さんの家も浸水するなどもあり、
何より想像をはるかに超える流水量の為、
いたるところで川の底がえぐれたり土砂砂利が溜まったりと
舟下り航路上の構造、流れも大きく変わってしまい、
7年経った今でも改善出来ずに今の遊覧コース運航になっております。
7年間遊覧船での運航をしている中で感じたのは
上って下るコースでは船窓から両方の景色が楽しめたり
又見逃した景観美をもう一度見えるなど、
何より移動する時間や車を回送する手間もかからなくなり、
その分お客様のお時間も省けて、船頭さんとのふれあいや会話する時間も出来て
良い所も多くあるなと今は感じております。
本日、午後には晴れ予報、雨が降っても屋形船で濡れる心配もありませんので
是非、これからでも阿賀町道の駅阿賀の里へお越しください。お待ちしております。
(道の駅・阿賀の里HPより)
色々大変なご苦労があったのですね。
ついでにこんなのも見つけました。咲花温泉と平成23年豪雨のお話。
ますます応援したくなります。
というわけで、ここでUターンして川を下って行きます。
左手に磐越西線の鉄橋が見えます。
シーズン中の土日に運行しているSLがここを通るのは1日2回だそう。
会津行きの10時台と、新津行きの18時台。(とおっしゃっていたと記憶…。違っていたらごめんなさい)
18時台には舟下りは運行していないので、土日の朝10時台に乗ればSLがこの鉄橋を通るのが見えるということ!
見てみたいです。というかSLに乗りたい。
ガイドさんの「阿賀の舟唄」ご披露♫
そこを過ぎるとガイドさんが「阿賀の舟唄」をご披露してくれます。
歌詞は乗船チケットに書いてあります。
歌はこんな感じ。
こういうのを聞くと、旅をしている感が増しますね。
さらに下っていくと左手に昨晩泊まった咲花温泉街が見えてきます。
ガイドさん曰く、水害前はこの川岸に古い桜並木が並んでいたのだそうです。
それも水害で壊滅被害。
旅館の方々の気持ちを思うと心が痛みます。ますます応援したくなりました。
左端のうなぎの寝床のようにいくつも棟が繋がっているのが今回止まった碧水荘さんです。
なるほど、こんな作りになっていたんですね。
さてここからは乗り場に戻って終了です。
今回は緑一色の夏景色を満喫しましたが、桜の季節、藤の季節、紅葉の季節、そして雪景色、1年中楽しめるそうです。藤の花とか見てみたいなー。
また来ようと思いました。
最後にガイドさんと記念写真。
1人のために運行してくださり、本当にありがとうございました。
景色も楽しめましたが、ガイドさんのお話から平成23年豪雨の影響を知ることができ、治水に興味がある私にはとても勉強になりました。
阿賀の里・新潟の地酒特選コーナーへ
娘の誕生日が近いので日本酒を送りたいと思います。
新潟でしか買えない限定版も売っています。
麒麟山720ml瓶を4種類と、風味爽快にして3本セット、エチゴビール3本セットを送ってもらうことにしました。
娘は誕生日が明け番で、その翌日、翌々日がお休みのスケジュールだったので、新潟に来ることにしていたのですが、またしての緊急事態宣言発令でその予定が中止に 😭
新潟の夏を一緒に満喫したかったのに、本当にがっかりです。
せめて新潟のお酒とビールで新潟の雰囲気だけでも楽しんで欲しいと思います。
あ、だったら枝豆も送らないとですね。