「佐渡おけさ踊り隊」へのプロローグ5 佐渡おけさが繋ぐ更なる出会い

火焔土器の風呂敷

目次

「佐渡おけさ踊り隊」へのプロローグ5 佐渡おけさが繋ぐ更なる出会い

もう一つの奇跡 Mさんとの出会い

南蛮えびの風呂敷

2018年5月23日が民謡流しの申し込み締め切り。

それに向けて、漠然とした頭の中を整理していきました。

Hさんと出会い、民謡連盟事務局のOさんと繋がり、

佐渡おけさが佐渡おけさ好きを呼び、

出会うべくして出会ったような方々と繋がっていきました。

そしてもう1つ、運命的な出会いがありました。

5月の連休を明けてからだったと思います。

まだ漠然と「SDO48」的なイメージを追いかけていた頃、

Hさんが駅南に素敵な風呂敷を売っているお店があるんです。

あんな柄でSDO48(仮称)のお揃いの浴衣を作ったらどうでしょう?

今度一緒に見にいきませんか?

と誘ってくれました。

次回の新潟行きに合わせて、そのお店に一緒に行って見ることにしました。

お店はその名も「ふろしきや」。

いろいろな風呂敷を取り扱っているお店でした。

朱鷺、枝豆、火炎土器、南蛮えび 新潟モチーフの素敵な風呂敷

朱鷺の風呂敷

Hさんが気になっていた風呂敷は、

朱鷺、枝豆、火焔土器、南蛮えびなど

新潟を代表するモチーフをデザインした「ふろしきや」さんのオリジナルでした。

枝豆の風呂敷

本当にどれも大胆なデザイン、ユニークなモチーフ、モダンな雰囲気、どれをとってもとても個性的で素敵です。

早速お店の方に聞いていることにしました。

そして出会ったのはMさんです。

Mさんはそれ以来とても深く「佐渡おけさ踊り隊」に関わってくださることになり、

今では「佐渡おけさ踊り隊」以外にも着物のこと、その他いろいろ相談させてもらっている

本当に頼りになる存在です。

この5月の私の還暦イベントで、赤い着物(振袖)、黒留袖、赤がテーマの本塩沢など、

組み合わせから写真館、美容室までトータルでコーディネイトしてもらったのもMさんでした。

この時、2018年5月が初対面でした。

まだその時には名前がなかった「佐渡おけさ踊り隊」構想や、

そのユニフォームを作りたいこととかをお話ししました。

浴衣を作るなら反物から染めて作った方がいいとのことで、

いろいろ可能性を調べてくださいました。

後日お返事をいただきました。

  • 季節柄、浴衣の染めは繁忙期に入っていて、今から染めるのは難しいこと。
  • できるとしたら来年になってしまうこと。
  • 風呂敷に使った新潟モチーフの柄は、風呂敷サイズでデザインしているので、浴衣の反物にするとなると幅が違うのでデザイン変更が必要なこと。
  • 既存の風呂敷を7−8枚使って浴衣に仕立てるなら今年でも何とか出来そうです。

そして

私も佐渡おけさ踊ってみたいです!

また佐渡おけさが素敵な人に繋げてくれた瞬間でした。

まるで伏線だったような三味線の先生との出会い

時間は前後しますが、「佐渡おけさ踊り隊」の結成の伏線となったような出会いもありました。

母が2016年の夏に急逝し、

父の遠距離介護で月に1回、1週間ほど新潟に通うことになったのですが、

どうせ毎月新潟に通うなら、新潟での楽しみも見つけたいと思っていました。

父がいるから行かなければならない、ではなく、

○○の楽しみもあるから早くいきたい。

という方が気持ちも楽だと思いました。

2016年秋頃から新潟に来るタイミングで参加できるイベントを市報で探して参加したりしていました。

市報で見つけた古町芸妓と鍋茶屋でランチイベント

そうするうちに、どうせ何かやるなら「佐渡おけさ」に関連したことがいいと思い、行き着いたのが「三味線」でした。

もともと「三味線」弾けるって格好いいなぁと思っていたのと、いつか「佐渡おけさ」が踊れなくなったら「三味線」で貢献できるようになりたい、というのもありました。

今からやれば20年後には上達するかもしれないし、だったら早く始めた方がいい。

そう思って、早速「三味線」ってどうやって習えるのか調べました。

「三味線」にも津軽三味線、長歌などいろいろあるようで、全くの初心者の私には違いもよくわかりません。

「三味線 佐渡おけさ レッスン」と佐渡おけさに特化して検索することにしました。

新潟民謡がご専門で佐渡おけさの名人位 

すると新潟日報のカルチャースクールで三味線のクラスがあることがわかりました。

しかも先生は佐渡おけさ始め、新潟民謡をご専門にしている方のようでした。

唄がご専門で唄のクラスも開いていらっしゃいますが、三味線のクラスも開講されているそうです。

後で知りましたがお唄の佐渡おけさ名人位をお持ちの先生でした。

早速事務所に連絡してクラスの詳細を伺ったところ、月2回のクラスとのこと。

月1回であれば新潟に来るのをその日に合わせられますが、月2回ではちょっと難しい。

今思えば、この三味線の、しかも佐渡民謡がご専門の先生のクラスという情報に辿り着いたことも本当に奇跡です。

そのまま諦めるのも勿体無い気がしました。

調べたらご自身の主宰されている民謡教室の連絡先が見つかったので、

個人的にお稽古していただけないか手紙を出して見ることにしました。

2017年12月

先生とお会いして、2018年から月1回、先生のご自宅でのお稽古をしていただけることになりました。

そして後日、この先生は新潟市民謡連盟の地方部部長も勤めたことのある方で、

民謡流しの申し込みでの件で意気投合した事務局のOさんもよくご存知の方だとわかりました。

こうして「佐渡おけさ」が更なる出会いへと繋いでくれました。(つづく)

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