最後の晩餐その1!リクエストは母伝来のちらし寿司!

ちらし寿司

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最後の晩餐その1!リクエストは母伝来のちらし寿司!

娘との最後の2回の晩餐&お見送りで上京します!

新潟駅

新潟駅の万代口から南口への通路が開通したのを見に行った翌日、

早くもその心新潟駅の知識が役立つことになりました。

お昼過ぎの新幹線に乗って今月4回目の上京です。

今回の目的は、この春、自分の夢を叶えに海外に勉強しに行く娘と会って、成田までお見送りをすること。

この日は娘のアパートに泊まって、出発前日は成田のホテルに宿泊する予定にしています。

成田に泊まるのは、しばらく、というか、あちらに行ってしまったら、

お風呂にゆっくり入る習慣もないだろうから、と思ったから。

探してみたら、大きなお風呂のあるホテルが見つかったので最後の晩はそこで過ごすことにします。

その前日、8年間過ごした東京のアパートでの最後の夜。

何が食べたいかリクエストを聞いたら「ちらし寿司」との事。

一緒にいた頃は毎年ひな祭りの時に、

そして娘が東京に移ってからも機会があれば作っていましたが、

そういえば最近作ってないかも。

具材さえ作ってしまえば簡単なのですが、

桜でんぶとかそれなりに手間で時間がかかります。

新潟で具材を作って持って行って、東京でご飯を炊いて完成することにします。

母から伝わる我が家のお袋の味・桜でんぶ

材料はタラ!

ちらし寿司

我が家のちらし寿司で一番手間なのは、母伝来の桜でんぶです。

材料はタラを使っています。

この日は近くのスーパーで美味しそうな生の真鱈があったのでそれを使いました。

まず、ちょっとのお酒を入れて茹でます。

桜でんぶ

しっかり茹でたら、手で触れるくらいに冷めるのを待って、

桜でんぶ

皮と骨、そしてできれば血あいの部分を取り除きます。

ちらし寿司

冷めるのを待っている間にレンコンを3ミリ程度の薄さに切って、水にさらしておきます。

ちらし寿司

レンコンは後でニンジンと甘酢で茹でます。

あと酢飯に混ぜる干し椎茸は一番最初に水につけて準備しておきます。

茹でたらしっかりほぐすよ!

桜でんぶ

皮、骨、血合いを取り除いたタラの身を流水でほぐしていきます。

桜でんぶ

母からは布巾に包んで、と教わりましたが、

最近は目の細かい三角コーナーのネットを二重にして使っています。

丈夫で目が細かくて、そのまま捨てられるので便利です。

桜でんぶ

ネットにタラの身を入れて、水道の流水でもみながらほぐしていきます。

しっかりほぐしておくと出来上がりが細かい桜でんぶになるので、

ここは時間をかけてしっかり揉んでいきます。

寒い時期は水が冷たいので、この作業が意外とつらいです。

この日は耐えられる水の温度でした。

味と色をつけて水分飛ばしていきます!

桜でんぶ

十分にほぐしたらよく水気を切ってフライパンへ。

あらかじめ酒、塩、食紅、みりんを混ぜておき、フライパンに入れます。

使うタラの分量にもよるので、酒1、みりん1、塩1/4、食紅少々の割合で作って加減しています。

桜でんぶ

これを弱火でほぐすようにへらで混ぜていきます。

切るように混ぜながら水分を飛ばしていきます。

今回も食紅入れすぎて、桜でんぶならぬ桃でんぶになってしまいました。

食紅についてくるあの小さなスプーン、いつも1杯入れたくなるのですが、

綺麗な桜色にするには半分より少なくてもいいのでしょうね。

桜でんぶ

水分が飛んで、だんだんタラの繊維がフライパンにくっついてきたら出来上がりです。

色の濃い卵そぼろを作る!

卵のそぼろも意外と手間がかかります。

色濃く仕上げたいので、低温でじっくり時間をかけて混ぜるからです。

卵そぼろ

今回は卵8個(うち2個は黄身だけ)を使いました。

味付けは砂糖と塩のみ。

砂糖大さじ3.5に塩小さじ1にしましたが、お砂糖は大さじ4でも良かったかも。

材料を混ぜて小鍋に移します。

フライパンのように底の広いものより、

底の面積が狭い鍋の方がかき混ぜやすく、うまくいくと思います。

とにかく低温でじっくり混ぜる!

温度が高いとすぐに卵が焼けてしまって、

そぼろというよりは炒り卵のようになってしまいます。

色も薄い黄色になってしまうので、とにかく低温でゆっくりです。

最初のうちは何も変化がないので飽きてきますが、

卵そぼろ

鍋が温まって卵液の中にヒラヒラしたものが現れてきたら、

ここからはさらに一生懸命かき混ぜます。

卵そぼろ

お箸を4本使って、鍋の底にのの字を書くように。

箸の先が鍋の底にあたっているのが大事です。

卵そぼろ

だんだん固まってくるので、さらに混ぜます。

なるべく細かくポロポロに仕上げたいので、一気に混ぜていきます。

卵そぼろ

卵がポロポロになったら完成です。

その他の具材は?

ひじき、こんにゃく、油揚げ、干し椎茸を甘辛く煮る!

卵と桜でんぶはちらし寿司の上に散らす具材です。

酢飯に混ぜる具材の1つは甘辛く煮たひじきとこんにゃくと油揚げ。

全ての具材は細切りにして、

戻した干し椎茸の戻し汁とめんつゆ、お砂糖で甘辛く煮ます。

お砂糖はお好みで適当ですが、

ご飯と混ぜるのでしっかりめの味付けの方が私は好きです。

卵そぼろ

酢飯に混ぜたところ。娘のところには飯台とかないので、直接炊飯器に投入笑

レンコンとニンジンを甘酸っぱく茹でる!

先ほど水にさらしたレンコンを適当な大きさに切って、

同じく細切りにしたニンジンと甘酸っぱく茹でます。

私は後で酢飯に使うすし酢に水を加えて使っています。

シャキシャキ感があると美味しいので軽く茹でる感じでいいと思います。

ちらし寿司

全部の具材が入った酢飯

新潟で準備した全ての材料を東京で合体!完成です!

ちらし寿司

準備した全ての具材を保冷バッグに入れて上京しました。

あとは東京でご飯を炊いて酢飯を作り、完成させるのみ。

さやいんげんだけ東京で購入、最後に散らしました。

完成です!

桜でんぶが色鮮やかな桃でんぶになってしまいましたが、

毎回そうなので、これが我が家の定番ってことでいいんじゃない?と娘。

確かにこの色鮮やかな感じが我が家のちらし寿司に違いありません。

ちらし寿司

具材をそれぞれ作っている時は、毎回、もう少し甘い方が良かったかな、とか思いますが、

こうして全部が合わさるといつも本当に美味しいので、

あんまり細かいことは気にしなくても大丈夫、と思っています。

まとめ

娘が海外に旅立ちます。

その前前夜はリクエストに応えて、母伝来の我が家のちらし寿司を作りました。

手間のかかる具材は新潟で作って、保冷剤に入れて上京。

東京でご飯を炊いて完成。美味しくいただきました。

娘がいなくなったら作る機会もますます減りそうですが、

たまには作って誰かに食べていただくのもいいかなと思いました。

 

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