シングル子育て奮闘記 子供の好きを育てる夏休み自由研究
夏休み、自由研究の季節ですね
子供も成長して自立し、宿題、自由研究などという言葉とはすっかり縁遠くなってしまいました。
今もそういう課題が出るのかも知らない状態です。
我が家では自由研究のルール、というか決めごとは1つだけでした。
好きなものを研究する。
当たり前ですが、ついつい余計なことを言ってしまって、好きなものからずれてしまうこともあるので、これだけは気をつけました。
娘の興味は保育園時代は「犬」。
1年生の時もまだ「犬」が大好きで、分厚い犬の図鑑を毎日毎日眺めていました。
当時は私でも珍しい犬の名前がわかるほど、普通に家で「犬」の話がされていました。
今も残る当時の夏休みの作品からちょっと振り返りたいと思います。
実は裏ルールがありました
唯一の決め事は「好きなものを研究する」でしたが、実は私が密かに決めていた「裏ルール」がありました。
「保管できる形で作る」
なんとなく当時の夢というか憧れというか、将来引退してのんびりできるようになったら「こんなだといいなー」と漠然と考えていた暮らし方の1つに、子供の夏休みの作品を飾って眺めながら暮らす、というのがあったのです。
なのでテーマは好きなものを子供に選んでもらいましたが、最終的に保管しやすい形で作れるよう素材について助言したと思います。
小1 「夏6景」さいころパズル(牛乳パックとフエルト)
牛乳パックとフエルトの切り絵で作りました。
最初は全部「犬」にしたかったのですが、フエルトでの細かい切り絵が難しいので、テーマを「夏」にしました。
スイカ、海に沈む大きな夕日、花火、朝顔、魚、そして大好きわんちゃん。
可愛いですね。
フエルトの切り絵を6枚作って、それを4等分にして牛乳パックに貼るわけですが、切り絵6枚って結構大変です。
子供1人でやるには飽きてしまうので、私も一緒に作りました。
テーマは「ビール6景」。
いい思い出です。
こちらに作り方が紹介されていました。
小2 「ゆめのどうぶつ園」(紙粘土)
「犬」大好きだった娘の興味は「動物」へと広がっていきます。
この頃には毎日見る図鑑も、あの分厚い犬図鑑から「どうぶつ図鑑」へと変わりました。
大好きな動物を紙粘土で作り、それぞれの動物について「どうぶつけんきゅうノート」に詳しく記載しました。
動物を入れてある箱の内側に風景を描いて、その箱の中に動物を飾れるようにしてあります。
好きだけあって、上手ですよね。
そしてこれこそが私の裏ルール、動物もノートも全部この箱に入れてそのまま保管できるようにしてあります。
度重なる転居を乗り越えて、定年退職した今、こうやって眺めるという私の夢も達成してくれた「ゆめのどうぶつ園」です。
ゆめのどうぶつ園
わたしがすきなサファリのどうぶつ(キリン、ライオン、オカピ、シマウマ、サイ、カバ、ゾウ、ジャガー)とシベリアのどうぶつ(オオカミ)、森林のどうぶつ(レッサパンダ)、さばくのどうぶつ(ウォンバット、ウサギ、ワラビー)を作りました。
「どうぶつケンキュウノート
どうぶつのことをけんきゅうしました。」
紙粘土でこんなサイトがありました。
小3 「ゆめのどうぶつ園 パート2 さるへん」(紙粘土)
小3になっても「動物」への興味は尽きません。
小2の時の色々な種類の動物から、同じ種類の動物の中での違いに興味が出てきたのがわかります。
申年だったことも理由だとか。
「ゆめのどうぶつ園 パート2 さるへん
去年は、ほにゅうるいを作ったんだけど、さるはいなかったのでことしはさるをつくりました。
あと、ことしはさるどしだからです。
作ったサルのしゅるい
ゴリラ、オラウータン、チンパンジー、ニシメガネザル、タイワンザル、キンシコウ」
箱にぶら下げた色紙に、それぞれの動物の説明が書かれています。
今見ても、それぞれの動物の特徴がよく出ていますね。
これもこの箱に全部収まるようになっています。
小4 「動物の足あとしらべ」(紙粘土)
「動物」好きはさらに続き、この頃にはアマゾンの山奥の中で動物の研究者になるんだと言っていました。
動物の生態を調べるには足あとで何の動物かわかるようになりたいということで、「足あとしらべ」です。
これはそれぞれの足跡が各箱に入っていて、裏面に説明文が書かれています。
一番大きいゾウの箱の中に、ライオン、キリン、パンダ、チンパンジーの足跡が保管できるようになっています。
犬→動物… 娘の興味のその後
犬→動物と続いた娘の興味はしばらく動物のまま進みます。
そして中学の時の何かの授業で「アフリカの子供たち」のことを学んだことがきっかけで、動物→人間の子供へと変わっていきました。
そして夢は「世界の子供を救いたい」→「海外で医者として働きたい」と進み、医学部を目指します。
浪人は1年までと決めて挑戦しましたがご縁がなく、さてどうする、となった時に、「同じ夢を看護で叶えたい」と看護の道に進みました。
現在看護師3年目。
看護師1年目の壁なのか沼なのかわかりませんが、大変な時期を乗り越えて、今も夢を持ち続けて日々頑張っています。