パワースポット編1 「白玉の滝(新潟市) 偶然見つけた神秘の滝
新津の道の駅から五泉へ
行ったことのなかった新津の道の駅へ寄った後、
五泉を目指しました。
新津の道の駅はこちら:道の駅編5 「花夢里(かむり)にいつ」は植物いっぱい!
その途中、地図に現れた「白玉の滝」の文字。
えー、こんなところに滝があるんだ!と気になって、
ちょうど五泉へ行く道の途中だったので
寄ってみることにしました。
白玉の滝で調べてみると、
この滝は金津丘陵と呼ばれるところにあって、
順徳天皇の時代(1210〜21)から知られ、
かつては山伏の修行の地であったとも言われているとか。
金津丘陵については最後の方で調べたことを記載しました。
順徳天皇といえば…。
天皇自ら宮中の行事、故実、制度などの
有職故実を解説した「禁秘抄」の著者です。
順徳院御抄、禁中抄、建暦御記とも言われるそうです。
有職故実についてはきもの文化検定で
有職模様を勉強した際に知りました。
北欧デザインのような「立涌(縦枠)」が印象的でした。
なんか色々繋がって面白い。
菩提寺山へのハイキングコース
こちらが新津の道の駅からの距離感です。
県道41号線の途中の細い道を入っていきます。
入り口がちょっと分かりにくくて、
一度行きすぎてしまったので戻りました。
しばらく走ると駐車場に到着します。
こちらが駐車場からすぐの案内図。
ずいぶん年期が入っています。
その背景の鬱蒼としげる緑のグラデーションがいい感じです。
どうやらこのあたりは菩提寺山へのハイキングルートになっているようです。
白玉の滝の解説がありました。
白玉の滝
「「白玉の滝」由来より
白玉の滝の起源は確かな文献はなく詳らかではないが、
大同四年(809年) 弘法大師が菩提寺山に寺を建立されている。
この歴史から推測すると、 菩提寺山の麓から流れる谷川の水は、
臍(へそ)清水(伝説にのこる。)と合流して滝に落ちるので
地形的にみて、大同年間に発見されたものと考えられる。
白玉の滝の名称は、
清い水が巨大な黒い岩肌の先端、約十五メートルの高い 所から、
水玉が光に白く輝き流れ落ちるさまから、
白玉と呼ばれたものと 推測される。
(雄滝落差 15メートル、雌滝落差 7メートル)
(順徳天皇の頃 (1210~1221) から知られ、 かっては山伏の修行の地であったという。
金津神社奉賛会・金津自治会・新津観光協会
雌滝が見えてきました
滝が見えてきました。
これが白玉の滝かと思ったら
これは雌滝と言われる滝だそうで、
どうやらさらに奥に雄滝がある様です。
左手の階段を登ってさらに奥に行く道がありました。
滝の手前には「佐久那殿神社」の文字が書かれた碑が。
この先の雄滝の横にあるのが佐久那殿神社のようです。
滝の神、災厄抜除の神である
瀬織津姫命(せおりつひめのみこと)を祀っているとか。
瀬織津姫命で調べてみると、
記紀には登場しないのに
大祓詞(おおはらえことば)には登場する
なんかとても神秘的な神様のよう。
大祓詞とは、
神道の神様に奏上するする祝詞の中の1つで、
その原文となる典型は
平安時代に編纂された「延喜式」に
「六月晦大祓」として入っているとか。
この辺も深い世界なのでもっと勉強したいなぁと思います。
金津丘陵について
この一帯の丘陵を新津丘陵といって
その新津丘陵の西側を通称・金津丘陵と呼んでいるようです。
1989年から3年間、磐越自動車道の工事するにあたって、
このあたり一帯で大規模な製鉄遺跡群の発掘調査を行ったそうです。
その結果、4つの遺跡の7つの地点で
精錬炉7基や、木炭窯20基などが発掘されました。
製鉄関連遺跡としては
新潟県内で初めての大規模発掘調査で、
8世紀から12世紀まで続いた製鉄コンビナートだったことが分かったそうです。
雄滝を目指す
雌滝の前で先に進むべきかどうか悩んでいたら、
ちょうど雄滝方面から階段を下って降りてきた男性がいました。
この先、大変ですか?
と聞いたら、
全然、もうすぐそこだよ。
とのこと。
だったら行ってみようと階段を登り始めました。
濡れた枯れ葉がたくさん落ちているので、
滑らないようにだけ気をつけて登りました。
川沿いに進み、
小さな橋を渡り、
滝が見えてきました。
落差15メートルほどの雄滝です。
とても神秘的。
滝の真前にデッキがあり、
その先を少し登ると佐久那殿神社があります。
神社の扉は閉まっていましたが
お参りだけさせてもらいました。
神社からの眺めはこんな感じ。
調べたらこの滝で滝打たれも体験できるようです。
白玉の滝打たれはこちら:https://niigata-kankou.or.jp/event/13448
まとめ
新津から五泉へ行く途中に偶然見つけた
白玉の滝。
行ってみたら思いのほか神秘的で
勝手に私のパワースポットとして記録させてもらいました。
手軽に行けるのに味わえるゾクゾク感がたまりません。
その先の佐久那殿神社に祀られている
瀬織津姫命(せおりつひめのみこと)も神秘に包まれていて
興味をそそります。
手軽に行けるパワースポット、おすすめです。