2019年4月に2回目の手術を終えました。その後の身体や生活ってどんな感じ?
人工股関節、その耐久性は?
人工股関節置換手術ですが、人工関節の耐久性から昔は65歳以上での手術が奨励されていたようです。
寿命に合わせて逆算していたのですね。
この3月に検診があったのですが、そこでの先生との会話です。
定期検診で病院へ 1年ぶりにレントゲンで見る人工股関節、
30年後が楽しみです。
術後ひと月後、その3ヶ月後、その半年後、その1年後と続いた定期検診、次は3年後?と思いきやまた1年後だそう。
来年の検診時には先生の再生医療手術第1号、予約します😉
そう、今は30年以上の耐久性が期待されるほど進化しているのです。
なのでQOLの観点からも65歳を待つことなく、活動性の高い若い世代での施術も奨励されてきているとか。
私のように股関節がボキボキ言ったり、寝ていても痛いというのはかなりの重症だそうですが、
私も最初の頃に感じた「足の付け根あたりが痛い」「違和感がある」といった症状を抱えている中高年の女性は多いとのこと。
そんな痛みや違和感のほとんどが「変形性股関節症」が原因で、また日本人に多いのも特徴だそうです。
いずれにしてもそんな痛みや違和感を感じたら早めに股関節の専門医に相談することをお勧めします。
このサイトに色々詳しく書かれています。
術後の痛みについて
2回目の手術後しばらくは痛み止めを服用していました。
股関節の痛み、あの寝ている間も痛いあの痛みはすっかりなくなったのですが、体重がかかると太ももの筋肉あたりが痛い感じが続いていました。
その痛み止めも徐々にやめて行きましょう、と先生に言われ、処方してもらったその処方箋の有効期限を切らしてしまって、結局徐々に、ではなく一気にやめることになってしまいました。
しばらくはその筋肉痛なのか何の痛みなのかわからない痛みに悩まされましたが、それも次第に解消されて行きました。
おそらく最初の痛みから2回目の手術までの間に筋肉が弱ってしまったことも原因のようです。
なので痛いから歩かない、ではなく、逆によく歩くようにしました。
また昨年5キロほどのダイエットをしたのですが、それでますます痛みがなくなりました。
今はまったくと言っていいほど、何の痛みもありません。
行動制限について
術後、気になるのは今後何をして良くて、何をしていけないのか、ということだと思います。
人工股関節の手術には2つやり方があって、私が受けたのは「前方アプローチ」という手法だそうです。
手術としてはもう一つの「後方アプローチ」よりも難しいのだそうですが、傷口が小さくて済む、また脱臼の可能性が少ない、筋肉を切らないので回復が早い、などのメリットがあります。
退院後のマニュアルには、脱臼をしやすいとってはいけない体位などの説明もありましたが、先生曰く激しいスポーツ以外、基本何をしてもいいです、でした。
ウォーキングはもちろん、ゴルフも水泳もOK.
私のやりたいことリストにあった「バンジージャンプは?」には、初めて聞かれたなー。やめておいた方がいいと思います、だそうです。
ただ人工股関節は骨より硬いので、骨折してしまうと厄介だそう。
骨折するかもしれないと考えると、スキーなんかもやめておいた方がいいのかなと思っています。
新潟に移住するので久しぶりにトライしたい気持ちはあるのですけど。
ご参考までに
傷あとについて
私が受けた前方アプローチによる手術の傷あとは、両足の付け根、体の側面より少し内側に7、8センチくらいの長さの傷が残っています。
こんな感じ
まあ、普段は露出する場所ではないので全く気になりませんが、温泉の鏡で見たりするとちょっとサイボーグ感というか、フランケン感というか、ないことはないです笑
昨年、コロナ禍で夏休みもままならない中、娘と都内バケーションということで都内のホテルに宿泊、ガーデンプールで泳ぐプランを決行したのですが、その時久しぶりに水着を着て、あー、水着で傷は隠せないんだと思いました。
普段、スイミングとかをされている方ならそういう思いをされているのかも知れないですね。
私も新潟に移住したらスイミングを始めたいと思っているので、その時はショートパンツ型の水着を選ぶかも知れません。
Q OLについて
寝ていても痛い、が続いていたと思うと、それから解放されただけでも手術を受けた甲斐がありました。
その後太ももの筋肉痛にしばらく悩まされましたが、2回目の手術を終えて2年経った今、何の痛みもなく、1日の日課10,000歩のウォーキングも継続。
コロナ禍で大幅な制限や自粛はあるものの、弾丸ひとり旅の楽しみも意欲もいっぱいです。
気力的にも体力的にも手術によって得られたものはとても大きく、そしてとても満足しています。
骨折のリスクを考えると、久しぶりに再開したいスキーはちょっと考えてしまいますが、10年前に引退したゴルフはまた始めたいと、今スクールを探しているところです。
人工股関節の寿命が30年だったとして、30年後は90歳。
その時どうなっているか全くわからないならその時に考えればいいかな、と思っています。
先生との会話じゃないですけど、医療における30年の進歩ってものすごいものがあるでしょうから、再生医療で股関節復活も夢ではないですよね。
空港の金属探知機について
神戸⇄東京間、新潟⇄神戸間、そして弾丸旅でさまざまな空港を利用することが多いので、空港での金属探知機の反応は気になるところです。
最初の手術を終えてから、2回目の手術の前までは、ほとんど金属探知に引っかかることはありませんでした。
神戸空港でたまにあるくらいだったでしょうか。
面白いのは2回目の手術を終えてから、断然引っかかる事が多くなったことです。
両足に人工股関節が入ったことで、身体全体が通電したのかと思うくらい、頻繁に引っかかり、ピーッと鳴っては「人工股関節です」と告知、ボディチェックとなります。
その中でも神戸空港の探知器が一番敏感で、毎回引っかかります。
羽田は半々、新潟で引っかかったことはほとんどないかも、です。
機械の性能によるのでしょうかね。
社会全体の安全性の観点からは性能良く引っかけてくれる方が安心なのかも知れませんが、その後のボディチェックがあまり好きではないので、引っかからないことを毎回祈ってしまうのも事実です。