偉大なるロールモデル!F・モレシャンさんのお話に元気をもらう!

モレシャンさんのおしゃれ講座

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偉大なるロールモデル!F・モレシャンさんのお話に元気をもらう!

金沢21世紀美術館のHPで見つけたトークショー

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「カニ」がメインだった前回の石川の旅で、わずか3時間だけ滞在した金沢の街。

この伝統と文化が広く深く根付く金沢を3時間で歩こうなど到底無理なのはわかっていましたが、それでも残る「もっと見たい」感。

そこで忘れてきた折り畳み傘を回収するのを口実に、再度金沢への旅を計画しました。

計画といっても傘の回収と行き帰りのバスと宿泊先の予約だけ。

あとはほとんど行き当たりばったり、足の向くまま気の向くままのふらり旅です。

実際ふらりと入った行き先に予想外の楽しさがありました。

金沢の金箔の驚きの製法に感激し、

徳田秋聲記念館で忘れられない女性たちに出会い、

金沢県立能楽堂では丁寧な解説をしていただきました。

その場所場所で出会った方々も素敵な人ばかりで、旅は人だなー、を実感した旅でもありました。

そんな旅でしたが、1箇所だけ事前に予定を入れていた場所がありました。

金沢21世紀美術館です。

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旅行前に一応主要な美術館のHPをチェクして、事前予約が必要かどうかを確認しました。

東京などの美術館は今、ほとんどが事前予約制です。

金沢の美術館はここ、21世紀美術館、しかもプール展示のみが予約が必要でした。

それを調べているときに見つけたのが「フランソワーズ・モレシャンのおしゃれ講座〜時代を読む vol.34【最終回】」でした。

ぜひ聞いてみたい!と即座に申し込んだのでした。

金沢21世紀美術館とは

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金沢21世紀美術館は、「新しい文化の創造」と「新たなまちの賑わいの創出」を目的に200410月に開設されました。

21世紀という大きな歴史の転換点にあたり、ミュージアムとまちとの共生により、新しい金沢の魅力と活力を創出していく役割を担っています。

コンセプトは『まちに開かれた公園のような美術館』

金沢21世紀美術館は、金沢市の中心部に位置しています。

誰もがいつでも立ち寄ることができ、様々な出会いや体験が可能となる公園のような美術館を目指しています。

このため建物には表と裏のないガラスのアートサークルが採用され、トップライトや光庭など明るさや開放感にも十分に配慮しています。

また、夜間開館や魅力的なショップ、レストランなど利用者ニーズに対応し、気軽さ、楽しさ、使いやすさがキーワードのこれまでにない美術館です。

金沢21世紀美術館はこちら:https://www.kanazawa21.jp

フランソワーズ・モレシャンさんとは

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正直、子供の頃によくテレビで見たフランスのおしゃれな女性、ということしか知識がありませんでした。

プロフィール

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主なプロフィールです。

ソルボンヌ大学日本語学科を経て1958年初来日。
NHK「楽しいフランス語」講師、お茶の水女子大学仏語講師などを務め、1964年帰国。
クリスチャン・ディオール、レブロンを経て、1974年にシャネル美容部長として再来日。
その後ファッションアドバイザーとしてマスコミで活躍し、執筆活動を続ける。

フランソワーズ・モレシャンのおしゃれ講座〜時代を読む vol.34【最終回】

最終回だけど最終回じゃない⁉

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この講座は2007年から開催してきて、今回が34回目。

初めて知って申し込みましたが、最初で最後とは残念ですが、それでも最後に見られるなんてラッキー!と思っていました。

すると冒頭の21世紀美術館長谷川館長からのご挨拶では、今後も違う形でモレシャンさんのお話を聞く機会を持つとのお話が。

モレシャンさんも15年やってきて、今回は最終回と思って準備したけど、やっぱりお別れは寂しい、できない、館長とのお話でそうなった、とちょっと照れくさそうでした。

86年の人生で貫いてきたこと

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自国の文化の知る大切さ

今年で86歳になられるそうです。

「おしゃれ」「エレガンス」などの言葉で表現されることの多いモレシャンさんですが、それはほんの一部で、実はとても芯のある強さを秘めた方なのだと知りました。

ポーランド人の祖母を持つスラブ系の家系に育ったモレシャンさん。

パリの芸術大学の教授であった母からは、外国の文化を知る前に自国の文化を知ることの大切さを教えられたそうです。

そんな環境で育ったため、落ち着いてコンプレックスを持たずによその文化を見ることができるようになったとか。

政治を語りたい

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日本へ来て、テレビに出る機会が増えた頃、本当にしゃべりたいのは国際政治だったそう。

その中の一分でもそのような話ができればいいとテレビに出たら、そういう発言は取り上げられませんでした。

そうして社会のおもちゃになっていっていくのが嫌でテレビに出るのをやめたそうです。

15年前にこのトークショーの企画がでた時も、おしゃれという言葉が嫌だったそうです。

もっと力の入った言葉を使いたかったと。

国際政治にはなかなか参加させてもらえないので、ホビーとしてのおしゃれとかエレガンスとかメインにするしかなかったそうです。

しゃべりすぎが大嫌い

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第二次世界大戦で父親がゲシュタポから拷問を受け目が不自由になった経験がトラウマになっているそうです。

今でも人と会うと「この人は拷問を受けて喋る人かどうか」というのを何となく考えてしまうそう。

ご本人曰くご自身はクソ真面目と評していらっしゃいました。

軽々しく何でも喋ったり、喋り過ぎの人、細かいことで大騒ぎする人が大嫌いなのだそう。

事例に挙げたおしゃべりおばさんの様子に思い当たるところがあるので、聞いていて痛快でした。

成功する、じゃなくて、失敗しない、が大事

モレシャンさんが書いた「F・モレシャンの失敗しないおしゃれ」は100万部を売り上げたそうです。

現在のご主人のことを変な男・Tatsujiと呼んでいましたが、成功するおしゃれ、じゃなくて、失敗しないおしゃれ、というのが日本では大事だったと言います。

確かに同じ意味ですが、成功すると言われてもなかなか手が出せない気がします。

まとめ

文化的にも精神的にもしっかりとした芯、自分を持って生きてこられたモレシャンさんの86年の人生。

おしゃれ、エレガンスが前面に立っていましたが、その内面の強さを知って、86歳でこんな女性でありたいと思える理想のロールモデルにお会いできたことに感動しました。

「一緒に飲んで、お話しましょう!」と言い放てる86歳!素敵すぎます。

お土産のイチゴ大福も美味しくいただきました。

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