自由が丘ウォーキングコース 九品仏とComme’ N(コムン)

九品寺 雨宿りねこ

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自由が丘おすすめのウォーキングコース 九品仏とComme’ N

2021年7月4日日曜日 本日東京は雨

とうとう東京の拠点を引き払うために新潟から東京に戻ってきました。

新潟は今週いいお天気が続いていましたが、東京は梅雨空が続いています。

熱海では土石流による大きな災害が発生して心が痛みます。

行方不明の方の所在が一刻も早くわかることを願うとともに、

この梅雨の時期に同じような災害が起こらないことを心から祈るばかりです。

さて、雨でもとにかく歩くと決めているので今朝も歩いてきました。

今日のルートは九品仏方面へ

東京での暮らしもあと数日を残すばかり。

毎日のように歩いていた自由が丘ともお別れとなると寂しい限りです。

その中でもとても素敵なウォーキングルートがあるので記録しておきます。

「九品仏」、くほんぶつと読みます。

大井町線の駅名なので、昔から「九品仏」という名前だけは知っていました。

1年前、コロナで完全在宅勤務になってから、毎日昼休みにしていたウォーキングを、朝の通勤時間だった時間に変更して、朝歩くことにしました。

そうして歩いているうちに見つけたのが自由が丘のお隣の「九品仏」駅前の「浄眞寺」というお寺でした。

住宅街の道を歩いていると、突然目の前に大きな木に囲まれたお寺の門が現れました。

浄眞寺の東門だと後で知りました。

 

お寺の配置図(浄眞寺HPより)

お寺の配置はこのようになっています。(お寺のHPから)右下が東門です。

山門をくぐると本堂、中品堂、上品堂、下品堂をぐるっと回れるような配置になっています。

中に入ってみると緑が鬱蒼と茂った先に立派な山門が見えます。

東京でも大きなお寺は多いですが、こんな緑に覆われた雰囲気のお寺はあまり見たことがない気がします。

まるで京都にいるかのような錯覚を覚えました。

九品山唯在念佛院浄眞寺

山門をくぐると左手に見える鐘楼

このお寺こそ駅名の「九品仏」の由来となっているお寺でした。

正式には「九品山唯在念佛院淨眞寺」と号し、浄土宗に属するお寺だそうです。

 

開山は四代将軍徳川家綱公の治世延宝六年(1678)。

江戸時代初期の高僧「珂碩上人(かせきしょうにん)」が奥沢城跡であったこの地に「諸堂宇」(伽藍のこと?)を配置し、

九躰(九品)の阿弥陀佛像を安置し創建されたのが始まりだそうです。

珂碩上人は、元和四年(1618)江戸に生まれ。

浄眞寺開山が1678年ということは、上人が60歳の時に改竄されたということですね。

なんとなく親近感。

18歳で浄土宗関東十八檀林の一つである大巌寺(千葉市)の珂山上人に師事し弟子となったそうです。


「野をも過ぎ 山路を超えて奥沢の 九品浄土へ 詣る喜しさ」


珂碩上人の和歌だそうです。


淨眞寺へ参詣されることによって、九品の阿弥陀さまのお慈悲にふれ、極楽往生を願い、今を生きる幸せを感じていただきたいと思う上人のお心が歌われております。お寺のHPより

山門をくぐりまっすぐ進むと右手に本堂があります

右手に本堂が見えてきます

本堂横には石庭が

石畳を右に進むと本堂正面に出ます

見えている鳥は白鷺(シラサギ)です。

このお寺はしらさぎ草で有名なんだそうです。見頃の8月にまた来てみたいです。

https://kuhombutsu.jp/about/sagisou_monogatari/

九品の阿弥陀如来像について

正面から見た本堂

阿弥陀如来は、西方極楽浄土におられる仏(如来)で、平安時代後期、俗世をさけて極楽浄土に往生したいと願う阿弥陀信仰が隆盛を極め、阿弥陀佛像の造立が盛んに行われました。

なぜ九躰(九品)かというと…

往生の仕方には

仏の教えを聞いてそれを修行し得る能力や、信仰の度合いによって

「上品(じょうぼん)」「中品(ちゅうぼん)」「下品(げぼん)」と3つあり、

それぞれの品の中でさらに上生・中生・下生と3種に別れるそうで、全部で9種類。

それぞれに阿弥陀仏が作られたからだそうです。

ランク付けによる優劣というよりは、小学生には小学生向けの授業、中学生には中学生の授業、というように相手にあった話し方が必要だとう考え方出そう。

中品堂

中品堂

上品堂

上品堂

 

下品堂は耐震補修工事中で立ち入り禁止でした

淨眞寺の九躰の阿弥陀佛像は、開山珂碩上人によって江戸時代初期の寛文七年(1667)に造立されています。

いずれも像高2メートル80センチ前後もあり、九躰の佛像が全て印相を違えているのが特徴だそう。

現在は平成大修繕事業(大勧進)として九躰の阿弥陀佛像と釈迦牟尼佛像の計十躰の佛像を、平成26年(2014)より約20年間かけて、一躰ずつ京都「美術院」国宝修理所にて修復を行っています。

まっすぐ進むと入ってきた東門です。

まっすぐ進むと入ってきた東門です

その手前を右に進みます。こちらが正門に行く道です。

この先に正門があります

正門手前右手には閻魔堂が

正門では体操をするおばさまたちが

正門を抜けて見える参道です

表参道

九品仏のもう1つの目玉「Comme N」のパン

このルートのもう1つの目玉はなんと言っても「Comme’N」のパンです。

高崎からここに移転してきたのが2020年8月なので、オープン直後に朝のウォーキングで見つけたことになります。ラッキー!

朝7時オープン!

朝にウォーキングしていたからこそ見つけたお店です。

浄真寺から出てきたところで見つけました。

交差点になっていて、浄真寺の向かい側がComme’Nです。

浄真寺入り口

九品仏駅前交差点

こっちに進むと自由が丘

その時は7時前でしたがすでに数名並んでいらっしゃったので、もうすぐオープンするのだとわかり入ってみることにしたのです。

入ってみると、オープンから様々なパンがたくさん並んでいて、お店の人にこれ、これ、と指差してオーダー。

お店の人がトレイに取り分けてくれ、番号札をもらい、そのまま会計へ持って行ってくれるスタイルです。

お店の人にオーダーします

会計はこちら

お値段はそこそこするのですが、ハード系パン好きな私の好みにどんぴしゃりでとにかく美味しいです。

行くたびに変わる「今日のサンド」も魅力です。

一度食べた「鳥のムネ肉の今日のサンド」がパンもお肉も忘れられないほど美味しかったのですが、それ以降出会うことができていません。

パンはやっぱり神戸が一番、と思っていましたが、東京でしかもウォーキングついでにこんな美味しいパン屋さんを見つけられたことに感激しました。

これはつい最近知ったのですが

神戸での私のお気に入りのパン屋さんはコムシノワとサマーシュ。

サマーシュはコムシノワで修行した方が独立したお店です。

どちらもハード系のパンが超美味しい。

でこの九品仏のComme’NさんのNはそのサマーシュのNさんの名前からとったのだそうです。

やっぱり!美味しいわけです。全部がつながりました!

さて今日買ったパンはまだ寝ているであろう娘のところに朝ご飯で置いていくのと、

娘に朝ごはん

今日の夜、我が家で開催の居酒屋みほ(娘がそう呼んでいます。我が家での飲み会です)で出そうと思っています。

本日居酒屋開催

https://commen.jp

 

 

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