日本全国制覇2周目 33県目は宮崎の旅(2020年10月)
久しぶりの弾丸旅は宮崎へ
2020年2月の島根の旅の後、会社の体制は完全にリモートでの在宅勤務に切り替わりました。
島根の旅はこちら:日本全県制覇2周目 32件目は島根の旅(2020年2月)
もともと平時でも週一、もしくは月に5日連続での在宅勤務を推奨している会社だったので、割とスムーズに切り替えることができました。
それまでは通勤とお昼休みをウォーキングの時間に当てていましたが、在宅勤務に切り替わったことで朝、通勤していた時間と昼休みを近所でのウォーキングに切り替えました。
これで毎日10,000歩を確保することができました。
ただ旅行を取り巻く環境はこの時期大きく変わりました。
緊急事態宣言と自粛モード、ステイホームなどが相まって新潟にも全く行くことの出来ない日々が続きました。
ようやく少し規制が緩和された10月末、久しぶりに行った弾丸旅行は宮崎でした。
覚えられない地名「飫肥(おび)」。だったら行ってしまおう!
この間、リアルな旅行に行けないなら地理を勉強して旅行に行けるようになる日に備えよう、と見つけたのが国家試験の国内旅行業務取扱管理者試験でした。
試験に挑戦しようと決めたのは春だったのですが、その後コロナの拡散とともに「マスクでチャリティ」活動に全休日を費やしてしまったため、勉強は来年に後回しかなと思っていました。
が、7月に入ってあと2ヶ月何とかやってみようと挑戦することにしました。
全ての休日を勉強に費やし、受験生のような2ヶ月を過ごしました。
9月の試験の合格発表は10月にあり、何とか合格することができました。
勉強中に、旅行に行けるようになったら行ってみようと決めていたところがありました。
何度も何度も覚えたつもりなのに読めない地名「飫肥(おび)」。
宮崎県の地名です。
本当に記憶力の悪さにびっくりですが、行ったら覚えるんじゃないかと思ったのです。
10月末の旅行、行き先は宮崎に決定しました。
ざっくりした日程は以下の通りです。
10月30日(金)お昼の便で羽田から宮崎空港へ レンタカー 宮崎市内宿泊
10月31日(土)飫肥へ 飫肥に宿泊
11月1日(日) 夕方まで自由 夕方宮崎から羽田へ
10月30日(金)羽田から宮崎へ
10月30日(金)、お昼の便で羽田から宮崎に飛びました。
初めてのAirDoです。
宮崎へは約2時間。14時ごろに宮崎空港に到着しました。
この日は宮崎市内も散策してみたいので宿泊も市内にします。
この時はアートホテル宮崎スカイタワーに泊まりました。
本当はこのホテルにしたのは、久しぶりに眺めのいいホテルのバーで飲みたいと思って探したらこのホテルがヒットしたからでした。
でもコロナ禍でバーはクローズ、願いは叶わず、でもそのままこちらに泊まりました。
アートホテル宮崎スカイタワーはこちら:https://art-miyazaki-skytower.com
そしてお詫び
この旅の写真がごっそり消えてしまっていて、お見せしたい写真が載せられないかもしれません。
青島へ
青島も国内旅行業務取扱管理者試験の勉強で宮崎の重要な観光地としてチェックしていたところです。
空港でレンタカーをした後、早速行ってみました。
青島は宮崎市内から車で30分程度で行ける宮崎の観光地です。
周囲1.5キロほどの小さな島の中心には青島神社があり、島そのものがパワースポットのようなところです。
島は独特な岩で取り囲まれていて、こちらは鬼の洗濯板と呼ばれるところです。
こちらは神社への入り口です。
道の駅フェニックスへ
青島から海岸線を南下、道の駅フェニックスに立ち寄りました。
こちらも写真がごっそり消えてしまって残念ですが、宮崎らしい海岸線が広がっていました。
マンゴーのソフトクリームも美味しかったです。
来た道を戻り、宮崎市内へ入りました。
宮崎神宮へ
宮崎神宮へ行ってみることにしました。
宮崎神宮は日本の第一大天皇・神武天皇をお祭りする神社です。
ここもそうですが宮崎はそんな神々の話に溢れている神秘の国です。
写真がこれしか残っていなくて恐縮ですが、大きなパワーを感じる場所でした。
夜は恒例居酒屋へ。
お店がちょっと思い出せないのでこちら焼酎のメニューだけ。
翌日、思い立って高千穂へ
この日はこの旅行の思いつき「飫肥」を散策できればいいなと思っていました。
宿泊も飫肥で検索したら1件ヒット。
旅館・百合です。そうしたら時期的(9月から11月末まで)に伊勢海老の季節で「伊勢海老プラン」というのが出ていました。
早速予約しました。
旅館・百合はこちら:https://ryokanyuri.com
この日は宮崎市から南下して飫肥に行き、飫肥を散策する、というのがこの日のざっくりした予定でした。
でも宮崎に行くと決まって色々調べていると行きたいところがたくさん出てくるのも旅の恒例、面白みでもあります。
今回も宮崎に行くなら行ってみたいところがどんどん出てきてしまいました。
中でも今回行ってみたかったのは高千穂です。
位置的には飫肥とは逆方向、でも行けない距離ではありません。
2日目の予定で決まっているのは飫肥に泊まることだけなので、この日の朝から高千穂を目指すことにしました。
宮崎市、高千穂、そして飫肥の位置関係はこんな感じです。
宿泊した宮崎市から高千穂へは延岡まで北上し、延岡から山に入っていく感じです。
太陽と橋と渓谷の町・日之影町
延岡から高千穂までの途中、「日之影町(ひのかげちょう)」というところを通過していくのですが、この「日の影町」がとても素敵なところでした。
街全体が渓谷と山で出来ていてものとても高いところを走る道路が橋で繋がれている、キラキラ輝いている感じのする町でした。
この橋もその一つです。
日之影町観光協会のHPはこちら:https://hinokage-kanko.jp/menu/楽しむ/
高千穂峡へ
いよいよ高千穂峡へ着きました。
一体写真はどこへ行ってしまったのか…、とても残念ですが、
デジタルの時代、こういうことも覚悟しておかないといけないことはすでに経験済みなので、潔く諦めます。
高千穂峡ではボートに乗りました。
高千穂峡の様子はこちらFacebookに投稿した写真からご覧ください。
高千穂神社へ
高千穂皇神(たかちほすめがみ)と十社大明神(じっしゃだいみょうじん)を祀る、11代垂仁天皇の時代に建てられたと伝わっています。
農産業、厄祓い、縁結びの神様。
槵觸(くしふる)神社
こちらは槵觸(くしふる)神社です。
祀られているのは天津彦彦火瓊瓊杵尊(あまつひこほほににぎのみこと)で、瓊瓊杵尊(ににぎのみこと)は天照大神の孫で高天原から三種の神器とともに降臨し、皇室の祖先となったとされる神です。
天孫降臨の天孫です。
もともとは槵觸峰そのものを神と崇め、社殿はなかったそうです。
天岩戸神社から天安河原(あまのやすかわら)へ
こちらが天岩戸神話の舞台、天岩戸神社です。
古事記や日本書紀に記載されている天照大神が隠れたとされる天岩戸を御神体とした神社です。
ここから川沿いに10分ほど歩くと、八百万(やおよろず)の神が集まって相談したという天安河原(あまのやすかわら)に行くことができます。
天岩戸神社はこちら:https://amanoiwato-jinja.jp
こちらがその洞窟です。
行くところ行くところがパワーに溢れた神話の世界、さすが宮崎です。
国見ヶ丘
天岩戸神社からはちょっと戻る形になってしまいますが、せっかくここまで来たので国見ヶ丘に行ってみることにしました。
神武天皇の孫、建磐龍命(たていわたつのみこと)が九州統治の際に立ち寄り、国見をされたという伝説のある丘です。
気象条件が揃うと雄大な雲海が見ることができるそうです。
一路、伊勢海老目指して飫肥へ
さてここからは一路飫肥を目指して南下します。
そしてこちらが伊勢海老まつりの夕食です。
最後はお味噌汁に。美味しかったです!ごちそうさまでした。
翌朝、飫肥の街を散策
昨晩は宿へ直行したため飫肥の街を歩く時間がありませんでした。
翌日は朝から街を歩いてみました。
飫肥は天正16(1588)年から明治初期までの280年間、飫肥藩・伊東氏5万1千石の城下町として栄えました。
初代藩主は伊東祐兵(すけたけ)で、以後14代に渡り伊東家が統治したそうです。
朝6時半ごろ、まだ薄暗いですが、整然と整った通りが素敵です。
商店街の装飾に目が止まりました。
泰平踊り
泰平踊りというのがあるようです。
泰平踊りは江戸時代から伝わる踊りで、初めは庶民の盆踊りだったそう。
それが永保4(1707)年に対立していた薩摩藩との和解を祝い、当時の飫肥藩から武家も踊ることが許され、「泰平踊り」として侍と町人が一緒に踊るという他藩には稀な催しとなったそうです。
いい話です!
ぜひ見てみたい!
大きな編み笠に、着流しに太刀の落とし刺し…、粋ですね。
飫肥城下祭りでみられるそう。チェックです。
飫肥城下まつりはこちら:https://www.kankou-nichinan.jp/tourisms/8525/
今年は中止ですが、毎年10月に開かれているようです。
来年ですね、メモメモ。
旅館に戻り、朝食後チェックアウト。飫肥城趾に向かいました。
飫肥城址
飫肥城を中心に、資料館や武家屋敷、また小村寿太郎の記念館など見応えのある場所が集中して存在するのですが、写真があるのが城址の中だけです💦
ちなみに飫肥の杉は飫肥杉として有名です。
こちら保存会のHPです:https://obijyo.com/shisetsu/
大きな駐車場があってその近くに売店があるのですが、そちらで運命の出会い(って大袈裟か)をしてしまいました。
売店での運命の出会い
さまざまな歴史グッズが売られていて、例えばこのファイル。
これも。
これも。
これらのファイルとの出会いも運命的なのですが、本当の運命の出会いはこちらです。
小和田哲男先生。
これらのファイルことごとく監修しているのが小和田先生です。
にわか歴女志願なもので、先生のお名前を初めて知ったのがこの時でした。
以来、YouTubeも拝見させていただいたり、最近ではこちらの本も購入しました。
こちらも先生の監修です。
前回、静岡の回では駿府を自ら案内していらっしゃる動画を見つけて感激。
その記事はこちら:日本全県制覇2周目 27県目は静岡+熊本の旅(2019年10月)
そんな出会いの場を飫肥が作ってくれました。
元弓道部
その売店と駐車場の間には的射場があります。
もと弓道部としては挑戦しないわけには行きません。
お遊びかと思ったら結構本格的でびっくりしました。
弓を引いたのは40年以上ぶり?
結果は…的が3本、その周りの茶色いところが4本、そのさらに外の白いところが3本でした。
40年以上ぶりにしては悪くない?
鵜戸神宮、モアイ像を経て宮崎空港へ
飫肥から宮崎市内を目指して北上します。
その途中で鵜戸神宮に寄りました。
海沿いの岬の突端の洞窟の中にある珍しい神宮です。
本殿の前では亀石と呼ばれる岩の穴の中に石を投げ入れる占いができます。
結構本気で投げないと届かなくて、私は1つも入りませんでした。
鵜戸神宮はこちら:https://www.udojingu.com
サンメッセ日南でモアイ像を見る
さらに北上を続けると近くに海に向かってモアイ像が立つサンメッセ日南という公演があります。
サンメッセ日南はこちら:https://www.kankou-nichinan.jp/tourisms/291/
16時48分、宮崎空港から羽田に向けて飛び立ちました。
これは宮崎空港で味わうことのできた宮崎の伝統料理「冷やし汁」
宮崎の地ビールYAHA ZUとともに!
まとめ
広い宮崎県を南北に移動するのは弾丸旅では少し無理がありましたが、それでも見たいものを見て、行きたい場所へ行くことができ、大満足の旅となりました。
高千穂はまさにパワースポットの宝庫。
年中見られるという神楽を見にまた行きたいと思います。
そしてこの度のきっかけとなった「飫肥(おび)」は想像以上に素敵な城下町でした。
飫肥城下祭りで泰平踊りを見に行きたい。
そして今回も素晴らしい出会いと発見がありました。
1つは日之影町の存在。見上げるような橋の数々で繋がれた街。
そしてもう1つは小和田先生との出会いです。
最高の思い出、いや財産になりました!
日本全県制覇2周目 33県目は宮崎の旅でした。
次回は34県目の栃木県の予定です。