娘のドレス創作開始!製図・型紙おこし編
やる事リストTop1 娘のドレス、着手しました
娘の高校時代の女バスの親友がこの夏結婚します。
このご時世、お式自体どうするのかいろいろ検討した結果、少人数で開催することに決まったようです。
関西でのお式ということで娘も迷っていましたが、あなただけにはどうしても出て欲しいと言われたらしく、参加を決めました。
結婚が決まった当初から、ドレスは作る約束をしていて、娘と一緒に飲んだ時などに、あーでもないこーでもないと希望を聞いていました。
その時描いたスタイル画がこちら。
左が娘の描いたイメージで、右がそれを私がリライトしたもの。
左がイラスト、右がデザインの違いだね
と娘が言ったのがとてもうまく表現していると思いました。
娘はほんとなんでもチャチャっと絵にしてしまうほどイラストが上手です。
病院でも重宝されているようで、肝臓、膵臓、大腸、小腸などの説明をするときのイラストを頼まれて描いているようです。
(娘は消化器外科病棟の看護師です。)
ちなみに私が洋裁を始めたのは50歳になって自分さがしをし始めてからです。
その話はこちら:アラフィフの”じぶん探し”でたどり着いた洋裁という趣味
生地選び
なんとなく出来上がりのイメージがわかったので、次は生地選びです。
生地選びは地味な作業満載の洋裁の全行程の中でも、デザイン決めと並んで一際楽しいウキウキポイントの1つです。
イラストのイメージからワンピースだけど上下に異素材を使って切り替えたデザインにしようと思います。
上は花柄のプリントにして華やかに。
スカート部分は黒のサマーツイードとかいいんじゃないでしょうか。
そんなイメージで生地を探しました。
生地は大体ネットで注文することが多いです。
こちらの生地はいつも品質が良くてよく使います。
神戸にいた時はいい生地屋さんが結構あったので、バーゲンとかでついつい買ってしまうことも多かったです。
生地を見るとやたら製作意欲旺盛になってついつい買ってしまい、家が生地であふれる…これ、洋裁あるあるです。
私のクローゼットも生地が全部無くなったらかなりスッキリするのですが💦
さて、ネットで注文した花柄生地が届きました。
なかなか素敵です。
スカート部分のサマーツイードを探すうち、この花柄の赤なら、あの生地に合うかも、と思ったクローゼットの中で眠っている手持ちの生地を思いつきました。
神戸の会社の隣にあるデパートでは、年2回老舗の生地屋さんが集まってバーゲンを開催するのですが、いつかクリスマス用のドレスにでもしようと買ってあったイタリア製の赤のツイード生地です。
ツイードと言ってもウールではなくて、ポリエステル、ナイロン、アクリル、レーヨンの合繊で、ウールは5%なら夏でも行けそうです。
合わせてボディに着せてみたらいい感じです。
生地はこれで行くことにします。
製図、そして身頃とスカート部分の型紙起こし
…とここまでの用意をして、その後簿記検定試験が済むまで放置してありました。
ここからが昨日からの作業です。
まず思い描いたイメージを型紙にしていかなければなりません。
今回はこの本に頼ることにしました。
誌上・パターン塾 Vol.4 ワンピース編
P44の「ウエスト切り替え(ウエストフィット型)」の「ジャストウエスト+タイトスカート」。
この形のワンピースに、P89の「パフスリーブ・半袖(袖山&袖口ギャザー)」の袖を付けたいと思います。
上半身の製図から
東京から新潟への引っ越しで最後に東京に滞在していた時に、娘の採寸はしてありました。
こんなノートを使って採寸します。
ちょっとレトロだけど気に入っています。
デザインノート 婦人用採寸帳
https://item.rakuten.co.jp/okadayaec/2380210912958/
このノートの数値を元に、バストに合った原型を選び、ハトロン紙に写します。
リフォームのお話はこちら:おひとり様生活のためのリノベーション物語
ウエストの実寸から、ウエストのダーツの分量を計算し、型紙に反映させます。
これが前身頃、後ろ身頃、両方できたら、今度はスカート部分を製図していきます。
スカート丈、ヒップラインの調整
ウエストのダーツは身頃から移し、ヒップラインで実寸と原型の差を修正していきます。
スカート丈は短めがいいとのリクエストで、採寸では41センチにしてあります。
が、多少修正がきくように45センチで型紙を起こしました。
やっぱり最終調整はしたいので、仮縫いはしたいなー。
どこかで弾丸東京行きを決行するかもしれません。
パフスリーブの型紙起こし
次は袖です。
パフスリーブは袖山にも袖口にもたっぷりギャザーを寄せるので、普通の袖の型紙を開いて作っていきます。
上半身に使ったのと同じサイズの袖の原型をハトロン紙に写したら、前後それぞれ3分の1ずつに分解、開いていきます。
こんな感じ。
開いて平らになってしまったてっぺん部分は0.5センチ上げて、自然なカーブに整えます。
衿周りのデザイン調整
衿はどうしようかと思ったのですが、スッキリ衿なしで行くことにしました。
原型のままでは詰まった感があるので、衿ぐりを4センチほど下げてみました。
それに合わせて肩部分も調整します。
後ろ身頃のダーツに修正がかかってしまったので、ダーツの位置を動かしました。
さて、型紙の準備が整いました。
これから裁断、そして出来れば仮縫い、そして本縫いへと入っていきます。
うまくできるといいのですがいつも出来上がるまではドキドキです💦
またご報告します。