いよいよ上陸!島あっちいモニターツアーで前島へ!
とうとう渡嘉敷島から前島へ出発!
島あっちぃモニターツアー、初日の悪天候で予定が変更になっていた前島へとうとう渡れることになりました。
イエローサブマリンで海底散歩を楽しんだ後、渡嘉敷漁協でお土産を買い、
その話はこちら:誰でも海ガメに会いに行ける!♫イエローサブマリン♫
渡嘉敷港から海上タクシーで前島に向かいました。
海上タクシーは運転席、助手席の後ろに向かい合わせのベンチ状のシートがあり、
ここに6人くらい座れます。
運転席と助手席の間を通って前方の船体は二人くらいが横になれるスペースがあります。
昨日より海は落ち着いたとはいえ、それでも船はワイルドな海上を進んで行きました。
30分くらい乗ったでしょうか、前島に到着しました。
島の近くの海上でしばらく着船の準備待ちをしていたので、実際に走ったのはもっと短かったかもしれません。
前島の港?波止場?では今回のガイド・中村さんが出迎えてくれました。
これからの予定をツアー全体ガイドの池松来(らい)さんが説明してくれます。
時間はちょうどお昼。
まずはお昼をとって、それから島歩きのツアーに行くことになりました。
来(らい)さんハンドメイドのランチ
本来、前島には初日に来る予定でお昼は泊港から持ってきたお弁当、そして2日目のお昼は渡嘉敷島で各自取ることになっていたので、2日目の前島でのお昼は想定外です。
そのため、ガイドの来(らい)さんがハンドメイドのサンドイッチを用意してくれていました。
シイラフレークと玉子の2種類のトーストサンドです。
美味しそう!
それもそのはず、来(らい)さんは飲食業の経験のあるガイドさんなのです。
シイラはハワイではマヒマヒ、渡嘉敷ではマンビカと呼ばれるそうです。
ツナよりあっさりしている感じでとても美味しかったです。
来(らい)さん、ご馳走様でした!
食後のフリータイムでそれぞれビーチなどで時間を過ごします。
来(らい)さんのツアーはこちら:https://www.facebook.com/kerama.natureguide.sunny.coral.llc
こちらは中村さんに懐いている烏骨鶏。
この後の散策にもずーっと後ろについて一緒に散策していました。
そもそも前島とは
ここ前島は渡嘉敷島の東、約7キロにある南北に細長い島です。
沖縄の言葉ではメージマとも呼ばれるそう。
戦前カツオ漁が盛んだった頃は200名程度の住民がいたそうです。
終戦直後には南洋からの引き上げなどで人口がもっと増えた時期もあったとか。
その後はカツオ漁の衰退や台風の影響などで生活環境の利便性を求めて島民が本当に移住し、昭和37(1962)年の台風の影響で全員が島を離れてしまい無人島になってしまったそうです。
今はこちらの中村さんが島に戻り、昔の島の姿を取り戻したいと島で生活されています。
島への定期便はないので、今回のように海上タクシーやチャーター便を利用してしか来られない貴重な経験です。
昔の集落跡が残る前島、島内散策ツアーへGO!
中村さんの後について島の散策が始まりました。
まず訪れたのは、島民が多かった頃に作られた給水システムが残る場所。
この中に山から集められた水が貯まるようになっています。
残念ながら飲料水には利用できないとか。
その近く、この大きな木のたもとに神社がありました。
神聖な場所を写真に撮っていいのかわからなかったので写真はありません。
周りは鬱蒼とした林に囲まれていて、大きな蝶(オオゴマダラ?)がふわりふわりと飛んでいました。
その横の坂道を登っていきます。
坂道を登り切ったところに、昔の小学校の校門がありました。
昔の小学生はこの校門の前で立ち止まり、挨拶をしてから学校に入ったそうです。
そんな昔の姿を取り戻したくて、この島に戻ってきたのだと中村さんはおっしゃっていました。
すっかり草に埋もれてしまった校舎です。
さらに奥にはもう一棟あって、かなり劣化が進んでいました。
神社の方に戻って、島の奥に進んでいくと昔の住宅街跡がありました。
石垣と石垣の間の通路は牛車が通れるほどの幅しかありません。
サンゴの石灰岩を積み上げた石垣は、その家によって特徴がありました。
石垣の向こうにはコンクリートで囲われたスペースがありました。
ここはかつての住民が豚を飼っていた場所だそうです。
そのそばには住人の厠があったのだとか。
こちらの石垣は珍しく縦方向に並んでいます。
もう1箇所、島の伝説が残る鳥居が二つ並ぶ場所に行きました。
こちらも神聖な場所を写真に撮っていいのか悩んだので、やめておきました。
右側の鳥居は元々の神様が夫婦で祀られているもの。
その左側の鳥居はその娘を祀ったものだと言います。
この神様にまつわる伝説を中村さんからお聞きしました。
その伝説以外にも、ここでしか聞けないお話がたくさんありました。
ここで買いてしまうとネタバレになるのでやめておきます。
ぜひ現地で直にその話を聞いてみてください。
島あっちぃはこちら:https://acchi.okinawa
前島から海上タクシーで那覇の泊港に帰り、今回のモニターツアーが終了しました。
お世話になった皆さん、本当にありがとうございました!
まとめ
渡嘉敷島から海上タクシーで前島へ行き、
かつては200名ほどが住んだ島を散策してきました。
ここでしか見られない景色を見て、
ここでしか聞けない伝説や歴史を聞く貴重な体験となりました。
ぜひ実際に訪れて体験してみてください。