日本全県制覇2周目 32県目は島根の旅(2020年2月)
コロナが近づく 緊急事態宣言前の最後の旅
2020年、本来ならこの年に全都道府県の旅の2周目をコンプリートできていたかもしれない年でした。
前回の愛知県が31県目。
この時点であと残すは島根、宮崎、栃木、群馬、高知、福島、鳥取、岐阜、愛媛、三重、和歌山、広島の12県でした。
東京、兵庫、新潟、大阪は居住地もしくはしょっちゅう行き来している場所なのでカウントから外しています。
この32県目が、コロナ禍の行動制限で旅行がしにくくなる直前の旅でした。
行き先に選んだのは島根県。
子供の頃、家族で行った出雲大社に行ってみたいのと、足立美術館にも行ってみたいと思っていました。
大体のスケジュールはこんな感じです。
2月23日(日) 羽田→米子鬼太郎空港 レンタカーして出雲泊
2月24日(月) レンタカーで散策 米子鬼太郎空港→羽田
1泊2日の弾丸です。
米子鬼太郎空港は鳥取県で鳥取もまだ行っていない県として残っていますが、今回鳥取では空港利用とレンタカーをするだけなのでカウントはしないことにします。
2月23日鳥取・米子鬼太郎空港から「どじょうすくい会館」へ
羽田の朝一の便で米子鬼太郎空港に向けて出発しました。
駅でレンタカーを借り、足立美術館を目指しました。
すると美術館の手前に「どじょうすくい会館(安来節演芸館)」を見つけました。
こんなに美術館の近くにあると思っていなかったので驚きました。
というのも、まさにこの前日、たまたま見たテレビでどじょうすくいのことをやっていて、時間があれば行ってみようと思っていたからでした。
ちょっと様子を覗いてみました。
どじょうすくいの実演ステージもあるとのこと。
まだ時間が早いので美術館に先に行くことにしました。
足立美術館の横山大観作品に圧倒される
足立美術館はその庭の美しさで世界的に有名です。
実際綺麗に手入れされた庭園は見事でした。
ただそれにも増して素晴らしいのは美術館の横山大観のコレクションです。
これだけ見にまた行きたいくらいです。
新しく魯山人館もオープンしていると思うので、それも兼ねてまた行きたいと思います。
こちらが創設者の足立全康(あだちぜんこう)氏。
昭和45年、71歳の時に郷土への恩返しと、島根県の文化発展を願ってこの美術館を創設した方です。
足立美術館はこちら:https://www.adachi-museum.or.jp
どじょうすくい会館(安来節演芸館)へ
どじょうすくい会館へ戻りました。外観はこんな感じです。
どじょうすくい自体にとても興味があるわけではなかったのですが、こういう踊りの文化を継承し、またいつでも観光客がその踊りのことを楽しんだり知ったりできる会館の展示内容や運営などを知りたかったのです。
将来の佐渡おけさ会館のための情報収集です。
今まで弘前のねぷた会館、富山の風の盆会館、五所川原の立佞武多(たちねぶた)の館、徳島の阿波おどり会館などを見てきました。
ここを入るとお土産売り場になっていて、左に展示室
さらに奥に立派なステージがあります。
展示室では安木節に関するさまざまな情報が展示されています。
地味だけどこういうところがあることがとても大事だと思っています。
保存会が70支部、4,200人の会員数ってすごいですね。
こちらがステージです。
もの凄く立派でびっくりしました。
2階席にも人が入れるのか不明ですが浮世絵とかで見る昔の歌舞伎座のような雰囲気です。
安来節というとどうしてもどじょうすくいの踊りを想像してしまいますが、もともとは民謡安来節なので、
本来の唄を聞かせてくれたり
踊りも男おどりと
女おどりがあり
体験コーナーもありました。
せっかくなので隣接のレストランでどじょう鍋をいただきました。
ここから今日の宿泊地である出雲を目指します。
宍道湖畔の癒しの場所・島根県立美術館へ
途中、私の大好きな美術館・島根県立美術館に寄りました。
以前来た時に寄って、大ファンになってしまった宍道湖のほとりの美術館です。
ちょうど柳宗理デザインの企画展を開催中でした。
島根県立美術館はこちら:https://www.shimane-art-museum.jp
今見たら、今年の5月から来年の5月まで改修工事で休館中でした。
鳥取、島根に行くたびに寄ってしまう場所だと思っています。
美術館から一路出雲市を目指しました。
今日の宿泊はツインリーブスホテル出雲というビジネスホテルです。
ツインリーブスホテル出雲はこちら:https://www.ichibata.co.jp/t-leaves/
出雲市駅のすぐ近くのホテルです。
車を置いて恒例の近くの居酒屋へ。
こちらが出雲市駅です。出雲大社風。
この日は駅の近くのこちら、丸善水産出雲店にお邪魔しました。
お通し
牡蠣
のどぐろ
2日目、出雲大社、八重垣神社、そして私のパワースポット美保神社へ
翌朝、出雲大社を目指しました。
駐車場から一度正面の鳥居に戻って、参道を散策してから再度正面鳥居から入ってお参りしました。
こちらは出雲大社前駅の様子。ちょっと教会風?
なぜか出雲大社の写真がごっそり消えてしまっていて、出雲大社の写真は唯一こちらだけ。
空港に行く前に寄りたい神社があります。
島根県の東端にある美保神社という神社です。
名前に惹かれて10年ほど前に初めて行き、物凄いパワーを感じた場所でした。
その後も再訪するほど私のパワースポットとして定着した神社です。
鳥取県と島根県の境ってとても複雑なのですが、
この中海の右側にある境港や米子は鳥取県です。
境港の北側の半島のようになっているところは島根県です。
この神社を目指す途中で、八重垣神社というこれも由緒ある神社のそばを通りかかったので寄ってみました。
八重垣神社
こちら八重垣神社は「天つ神・素戔嗚尊(すさのおのみこと)」と「地つ神・稲田姫命」の二柱をお祭りする神社です。
素戔嗚尊は妻をめとった喜びを
「八雲立つ 出雲八重垣 妻込めに 八重垣造る その八重垣を」
と歌われたことから八重垣神社となったとのことです。
敷地奥にある「鏡の池」では、池に占い用紙を浮かべて硬貨を乗せて、その沈み具合で縁談を読む占いをすることができます。
そしてとても魅了されたのが、境内の宝物収蔵庫で公開されている、平安時代の宮廷画家・巨勢金岡作と言われる6体の神様の壁画でした。
ふくよかで優しい感じがとても魅力的です。
国の重要文化財に指定されています。
八重垣神社はこちら:https://yaegakijinja.or.jp/grounds/
私のパワースポット・美保神社へ
最初に訪れたのは娘が大学受験で鳥取大学を受けた時でした。
付き添いで来て、試験当日、娘が受験をしている間の時間でここまで来ました。
きっかけは神社の名前が漢字こそ違え私の名前だったという単純な理由です。
あとこんな島根県の端まで行くことはそうそうないと思ったからです。
そして行ってみてびっくりしました。
とても荘厳な神社でものすごいパワーを感じる場所だったのです。
その後、鳥取への旅行をした時にもこちらを訪ねました。
そして今回は3回目の訪問です。
美保神社は三穂津姫命(みほつひめのみこと)と事代主神(ことしろぬしのかみ・えびすさま)の二柱をお祭りする神社で、全国のえびす様の総本山です。
天平5(733)年編纂の「出雲国風土記」や延長5(927)年成立の「延喜式」にも社名が記載されている由緒ある神社になります。
三保関灯台へ
三保関灯台にも寄ってみました。
遠く竹島が臨めるそうです。
1898年に建てられた高さ14メートルの山陰最古の灯台です。
遠く海越しに大山が臨めました。
なんだか空も神々しい感じがします。
ここから米子鬼太郎空港までは1時間くらいでしょうか。
レンタカーを戻し、最後の一杯。
空港にはピアノが置いてありました。
まとめ
今回も1泊2日の弾丸旅ではありましたが、印象深い旅となりました。
足立美術館での横山大観のコレクションに圧倒され、安来節会館では私の悲願・佐渡おけさ会館のためのお手本となるヒントがたくさんありました。
写真が消えたのはショックですが、大人になって初めての出雲大社も見応えがあり、偶然寄ってみた八重垣神社で見た壁画はとても印象的でした。
そして私のパワースポット・美保神社ではまたしてもたくさんパワーをもらい、美保関燈台から見た大山も忘れられません。
鳥取県は今回のカウントに含めないので、また近々行くチャンスがあると嬉しいです。鳥取の旅、どことどこを組み合わせようか、今からワクワクします。
日本全県制覇2周目 32県目は島根の旅でした。
次回は33県目宮崎の旅の予定です。