日本全県制覇2周目 25県目・大分県の旅(2018年11月)
怒涛の2018年8月〜10月、股関節手術を経て初の宿泊旅へ
前回日本全県制覇2周目、24件目の旅は岩手県でした。
その記事はこちら:
その後番外編(既に訪問していて2周目のカウントはされない旅のこと)をいくつか経て、直近の番外編は青森県の旅でした。
その記事はこちら:
この8月の青森の旅の後、怒涛のように時が過ぎて行きました。
まずは「佐渡おけさ踊り隊」を立ち上げて初の新潟まつりの民謡流し。
しかも当日、私は仕事で東京出張が入って不在という試練付き。
その様子はこちら:「佐渡おけさ踊り隊」誕生③ 8月10日いよいよ民謡流し当日へ
そしてお祭りの後は娘と娘の友達を新潟で迎えての夕日コンサート→花火→新潟観光。
お友達が帰って娘と大地の芸術祭、おすすめ農家レストラン。
三味線の先生の佐渡行にマネージャー見習いで同行。
9月には佐渡おけさ踊り隊の練習会の開始や、東京のあらかわ佐渡おけさまつりへの参加。
10月には三味線の先生のリサイタルにお弟子さんに混ぜてもらっての三味線演奏。
そして最初の人工股関節置換手術と2週間の入院、退院したのが11月2日でした。
その話はこちら:人工股関節置換手術のこと その3 最初の手術
11月10日には初の遠出を試み、神戸から奈良の正倉院展へ。
その時の話はこちらにも書きましたが、(こちらの2018年のエピソード: 日本全県制覇2周目 13県目は奈良県・正倉院展へ (2016年10月) )長時間チケット購入のために立ち続けていることが出来ず、正倉院展はあきらめて奈良公園を散策して帰ってきました。
そんな怒涛の数ヶ月を経て、2018年11月手術後初の泊まりがけの旅に出ました。
秋に壱岐に行こう!
事の発端はこうです。
10月の手術よりもっと前に、高校の友人と秋に「壱岐」に行こうという話になりました。
私たちは東京の都立高校を卒業しましたが、彼女は今は福岡で精神科の医師としてクリニックをオープンしています。
私も壱岐には行ったことがないので賛成しました。
壱岐には同じ会社に勤めていた女性が結婚して若女将をしている旅館があります。
他の同級生にも声をかけようということになりました。
そうしたら私と彼女も入れて総勢8名。
みんな、ノリがよくてありがたい!ちょっとした修学旅行になりそうです。
日程は11月24日と25日の土日の1泊2日、24日に福岡のフェリー乗り場で集合することにしました。
さて、神戸から福岡にどうやって入ろうか。
新神戸から博多に新幹線、もしくは伊丹から福岡に飛行機。
なんとなく新幹線はなんとなく割高感があるのと、伊丹に行くのは遠回り感がありました。
思いついたのがフェリーです。
神戸からなら六甲アイランドから大分行きのフェリーが出ています。
乗ったことがないので乗ってみたいし、朝大分に着けばその分観光もできそうだし、フェリーで行くことに決めました。
神戸から初のフェリーで大分へ 国東半島をめぐる
11月22日(木)、仕事を終えてそのままフェリー乗り場行きのバスに乗りました。
19時に六甲アイランドのフェリー乗り場を出発しました。
個室にしてみました。部屋はこんな感じです。
デッキに出てみました。
外はかなり強風です。
明石海峡大橋が見えてきました。
明石海峡大橋を抜け、向こうに淡路島のパーキングエリアの光が見えています。
この日は月がとても綺麗でした。
11月23日(金)、大分に到着
翌朝、西大分港フェリーターミナルからバスで大分駅に出ました。
ここから隣の駅、別府駅に行き、レンタカーを借ります。
別府の駅は温泉のようでした。
あちこちに温泉マーク。
駅前にも温泉が。足湯ならぬ手湯だそうです。
ちょうどラグビーW杯を一年後に控え、盛り上がっています。
大分で行ってみたいところがありました。
国東半島です。
なかなか行く機会がなかったので、今回のこの別府から福岡に出るチャンスは本当にラッキーです。
両子寺(ふたごじ)へ
中でも行ってみたかったのがこちら、両子寺(ふたごじ)の仁王像です。
いつか何かの雑誌で見て、ぜひ見てみたいと思っていました。
緑深い森林の中で仁王像が放つ物凄い迫力に底知れぬパワーをいただきました。
足腰の悪い人は仁王様の足をさすって強い足にあやかってくださいと書かれています。
術後の初旅、しっかりさすらせていただきました。
しばし秋の境内を散策。
そして休憩。
この時の御朱印はこちら。
その後国東半島の北端に出て、道の駅でお昼にしました。
国東はタコが名産です。
そこから車で走ること1時間弱。
宇佐神宮を目指しました。
宇佐神宮へ
宇佐神宮は全国4万社あまりある八幡様の総本宮です。
八幡様については埼玉の小トリップの時に少し書いていますのでご参照ください。
埼玉小トリップはこちら:日本全県制覇2周目 21県目埼玉小トリップ
そして何より宇佐神宮といえば思い出すのは悪僧・道鏡(どうきょう)の「宇佐八幡信託事件」です。
宇佐八幡信託事件
道鏡は聖武天皇の後継として即位した女性天皇・孝謙天皇(のちの称徳天皇)の寵愛を受け、政治を私物化し天皇にまでなろうとした、とされる人物。
次の天皇は道鏡だと神のお告げがあったとのでっち上げの真偽を、和気清麻呂(わけのきよまろ)が宇佐八幡宮に行って確かめたところ、そんなお告げはなかったと報告。
激怒した道鏡が和気清麻呂の名前を和気穢麻呂(わけのきたなまろ)と改名し足の腱をきった上に大隅国(今の鹿児島)に流す、という…。ほんと、きたなまろって子供かっ、って感じですが。
本人の道鏡も称徳天皇の死後、冠位をはがれ、下野国薬師寺別当として赴任(ふにん)させられたのち亡くなっています。
一方の和気清麻呂は元の位置に戻され、その後の平安遷都でも大功を残したと言われています。
宇佐神宮を後にして、別府に戻りレンタカーを返却。
別府駅から電車で福岡に入りました。
ここまでは25県目、大分の旅です。
ここからはおまけ、もしくは番外編の壱岐の旅、壱岐は長崎県です。
11月24日(土)、壱岐へ (番外編)
前日大分から博多に入り、博多のビジネスホテルに泊まりました。
24日、壱岐行きのフェリー乗り場で集合しました。
何故か壱岐についてからの写真しかありません💦
博多港から壱岐の芦辺港までジェットフォイルで約1時間。
既に16時半近くになっていましたが、ターミナルでレンタカー2台を借りて、旅館までに道すがらちょっとだけドライブを楽しみました。
こちらが壱岐の黒崎半島のシンボル、猿岩。
本日のお宿はこちら、奥壱岐の千年湯「平山旅館」さん(http://www.iki.co.jp/#)。
クエとヤガラのお刺身
新鮮で豪華なふんだんの海の幸、本当に美味しかったです。
写真はないですがこちらのお風呂もとっても癒されます。
湧き出る時は透明ですが、空気に触れるととたん含まれている鉄分が酸化して赤くなる赤いお湯のお風呂です。
東京の高校の同級生と壱岐でこんな至福の時を過ごすなんて、40年前には想像もしていませんでした。
そしてこちら朝食もとっても美味しいです。
お豆腐、
新鮮野菜!
帰りのジェットフォイルの時間まで、島の中をドライブしました。
こちら小島神社は干潮時の前後、数時間だけ海から参道が現れて歩いて参拝できるというパワースポット。
こちらは住吉神社。
毎年12月には「壱岐神楽」のフィナーレを飾る700年の歴史を持つ大大神楽が奉納されるそうです。
国の重要無形文化財に指定されています。
この後ジェットフォイルで博多港に戻り、解散。
私は翌朝早く福岡空港から新潟に飛ぶので、この日は福岡に泊まります。
ひとりもつ鍋を楽しみ、
翌朝新潟へ飛びました。
こちらは壱岐のお土産たち。
実は壱岐は麦焼酎発祥の地!500年の歴史があるそうです。
島には7つの蔵があり、さまざまな焼酎が作られています。
今回は日本全県制覇2周目、25件目の大分県と番外編の長崎県壱岐の旅でした。
次回は26県目の富山県の旅の予定です。