日本全県制覇2周目 23&24県目宮城・岩手の旅(2018年5月)
2018年GWは東北北上の旅
2018年のGWは1日フライングして4月27日(金)から5月6日(日)までの11連休。
初日27日に神戸から新潟に飛び、翌28日にマンションの契約をして、29日(日)に一度新潟から福岡に飛びました。
昨年行った有田陶器市にどうしてももう1度行きたかったのです。
その道中、ものすごい銅像とも出会いました。太宰府・観世音寺の馬頭観音です。
30日は朝から有田陶器市を目指します。
そして散策早々、素敵なお皿に出会ってしまいました。
そちらの記事はこちら:日本全県制覇2周目 番外編・福岡と佐賀の旅(2018年4月)
念願の有田陶器市を1日楽しんで、翌5月1日、福岡から仙台に飛びました。
その前の年の有田陶器市はこちら:日本全県制覇2周目 18県目は佐賀の旅(2017年4月)
5月1日(火)仙台へ
5月1日福岡空港を10時半ごろ出発、仙台空港には12時半ごろ到着しました。
仙台空港から電車で仙台駅へと向かいます。
仙台駅の「牛たん通り」と「すし通り」
仙台駅では寄り道をして、駅の3階にある「牛たん通り」と「すし通り」で牛たんもお寿司も両方いただきました。
お寿司も食べたいので牛たんは単品で。
こちら北辰鮨さんは2015年に仙台に来たときに立ち寄って、今回も楽しみにしていた立ち食いのお店です。
2015年9月の仙台の旅はこちら:
弾丸1泊旅行で仙台に。夏前に買ったバーゲンチケットを利用して、あてのない気ままな旅。折しも今宵は十五夜、伊達家由来の月見の名所があると聞き、電車に乗って松島の観瀾亭(かんらんてい)に来てみました。偶然が重なって見れたこの月の美しさ。ため息。
仙台は杜の都の名のとおり、緑豊かでスケールの大きな街でした。終わってみれば2日で60,000歩超えのスーパー・ウォーク!
仙台のシンボル・伊達政宗騎馬像のある青葉城址からの景色は最高で、街中の木漏れ日の歩道もとても素敵。海に映る松島の十五夜も忘れ難く、牛タン、お鮨、冷やし中華にずんだ餅、そしてビール…。おすすめグルメも制覇して、大満足の仙台トリップでした(*^^*)
今すし通りのHPを見たら、すし通りに北辰鮨さんの名前がなく、1階にはあるようなので何か変更があったのかもしれません。
牛たん・すし通りはこちら:https://www.livit.jregroup.ne.jp/gyutan-sushistreet/
仙台駅から電車で平泉へ
仙台駅からは電車で岩手県の平泉を目指しました。
平泉に行くのは初めてです。
仙台から平泉に直行する電車がなく、途中小牛田(こごた)駅で乗り換えました。
仙台から小牛田駅までが約1時間、
小牛田駅から平泉までが約1時間。
平泉はのどかな駅でした。
春の藤原まつりがまさに5月1日から5日まで開かれています。
この年の義経公役は磯村勇斗さんだったのですね。
世界遺産平泉P Rキャラクター、ケロ平。
藤原清衡、基衡、秀衡が奥州藤原氏3代で、4代泰衡の時に滅んでいるので、ケロ平は奥州藤原氏5代復活ということですね。
あまり見たことのないシステム、珍しいので記念に写真を。
平泉駅前はとてもきれいに整備されています。
こちらが本日の宿、アイリス悠さん。
アイリス悠さんはこちら:https://iris-yu.com
近くの東北銀行がなんかゆったりとして素敵でした。
もう17時半を過ぎているので、近くの毛越寺は翌朝訪問します。
その近辺を散策しました。
舞鶴が池
毛越寺浄に隣接する、二代基衡公の妻が建立したと伝えられる寺院・観自在王院跡の池です。
ほぼ完全に残っている浄土庭園の遺構は平安時代に書かれた日本最古の庭園書『作庭記』の作法どおりと考えられているそうです。
極楽浄土を表現した庭園と考えられています。
無量光院跡
線路を超えて駅の反対側に歩いて、北上川を見に行くことにしました。
その手前で見つけた史跡がこちら。
三代秀衡公が、宇治平等院の鳳凰堂を模して建立した寺院跡だそうです。
調査の結果、阿弥陀堂の柱間や翼廊の左右が鳳凰堂より大きく、平等院を超えようとした意欲が感じらるとのこと。
建物の中心線は西の金鶏山と結ばれており、その稜線上に沈む夕日に極楽浄土をイメージした、浄土庭園の最高傑作といわれています。
平泉は全てが極楽浄土です。
北上川
東北で最も大きな川・北上川です。
源泉から追波湾までの距離は249キロ。
面積は利根川、石狩川、信濃川についで第4位だそうです。
長さは、信濃川、利根川、石狩川、天塩川についで第5位。
夜は恒例・近くの居酒屋さんへ
夜は恒例・近くの居酒屋さんへ行きました。
この時期、ホヤのお刺身が本当に美味しかったです。
こちらのレモンと塩で食べたホヤ、最高でした。
5月2日毛越寺、そして中尊寺へ
毛越寺
翌朝は8時から毛越寺へと向かいました。
毛越寺は奥州藤原氏2代の基衡から3代の秀衡の時代に多くの伽藍が造営されています。
往時には堂塔40、僧坊500を数え、中尊寺をしのぐほどの規模と華麗さであったとか。
奥州藤原氏滅亡後、度重なる災禍で全ての建物が消失しましたが、大泉が池を中心とする浄土庭園と平安時代の伽藍遺構がほぼ完全な状態で保存されています。
平成元年には平安様式の新本堂が建立されました。
毛越寺はこちら:https://www.motsuji.or.jp
毛越寺のあとは平泉駅からバスで10分、中尊寺へと向かいました。
中尊寺
中尊寺は嘉祥3年(850)、比叡山延暦寺の高僧慈覚大師円仁(じかくだいしえんにん)によって開かれました。
その後、12世紀のはじめに奥州藤原氏初代清衡によって大規模な堂塔の造営が行われました。
清衡の中尊寺建立の趣旨は、11世紀後半に東北地方で続いた戦乱(前九年・後三年合戦)で亡くなった生きとし生けるものの霊を敵味方の別なく慰め、「みちのく」といわれ辺境とされた東北地方に、仏国土(仏の教えによる平和な理想社会)を建設する、というものでした。
平成23年(2011)に中尊寺を含む「平泉の文化遺産」が世界文化遺産に登載されました。
平泉はおよそ100年近くにわたって繁栄し、みちのくは戦争のない「平泉の世紀」でした。しかし、平氏政権を倒した源義経が、兄頼朝と対立し平泉に落ちのびて間もなく、義経を保護した秀衡公が病死すると、四代泰衡公は頼朝の圧力に耐えかね義経を自害に追い込みます。その泰衡公も頼朝に攻められ、文治5年(1189)奥州藤原氏は滅亡したのです。
鎌倉時代以降、大きな庇護者をうしなった中尊寺は次第に衰退し、建武4年(1337)の火災で惜しいことに多くの堂塔、宝物を焼失しました。しかし国宝建造物第1号の金色堂をはじめ、建築、絵画、書跡、工芸、彫刻、考古、民俗の各分野にわたる文化遺産が現在まで良好に伝えられ、東日本随一の平安仏教美術の宝庫と称されています。
中尊寺HPより引用。中尊寺はこちら:https://www.chusonji.or.jp
東北の変わった仏像を巡って黒石寺、正法寺へ
中尊寺から平泉駅に戻り、電車で15分ほど、水沢駅で下車。
東北の珍しい仏像があるというので黒石寺と正法寺に行ってみることにしました。
水沢駅からタクシーで回ってもらいました。
黒石寺
水沢駅からタクシーで20分ほど、こちらが黒石寺です。
黒石寺は、天平元年(729)行基菩薩の開山で、東光山薬師寺と称したが、延暦年間の蝦夷征伐の戦火にあい寺は焼失した。大同2年(807)飛騨(今の岐阜県)の工匠が方七間の薬師堂を再建し、嘉祥2年(849)第3代天台座主慈覚大師円仁が復興し妙見山黒石寺と改名した、天台宗の古刹である。
本尊は、薬師如来坐像で、胎内に貞観四年(862)の造像銘があり、古代東北の仏教信仰を伝える貴重な作例である。また、「黒石寺蘇民祭」は、東北地方への蘇民信仰の伝播を伺わせる祭りで、古代の姿を今に伝える貴重な民族的遺産である。
黒石寺HPより引用。黒石寺はこちら:https://kokusekiji.jp/仏像/
そしてこちらが本尊・薬師如来坐像。
正法寺
黒石寺から車で10分ほど、正法寺にも寄ってみました。
大きな茅葺き屋根が圧巻の法堂です。
正法寺は南北朝時代の貞和4年(1348年)に開かれた東北地方最初の曹洞宗寺院で、文化8年(1811年)に建築された法堂・寛政11年(1799年)頃に建築された庫裡・寛文5年(1655年)に建築された惣門は、国指定重要文化財に指定されています。
茅葺き日本一といわれる大屋根が圧巻の法堂は、間口約30メートル、奥行約21メートルの大きな茅葺の建物で、内部の広大で豪快な造りなどに寺の格式の高さと近世仏堂の特徴がよくあらわれています。庫裡は間口約33メートル、奥行約17メートルで、法堂に次ぐ規模の大きな茅葺の建物です。惣門もあわせて伽藍の保存がはかられており、現在も全国各地から修行僧が集まり、厳しい修行を行うなど、東北地方における曹洞宗の中心として信仰を集めた雰囲気は今に受け継がれています。
また、秘佛本尊の「如意輪観世音菩薩坐像」をはじめ、「開山無底良韶禪師頂相画」など岩手県指定文化財も多数あり、その一部は宝物庫で保管されています。
奥州市観光課のFBより引用。こちら:https://www.city.oshu.iwate.jp/site/kanko/5856.html
オータニサン!ゆかりの地も
水谷駅への帰り道、タクシーの運転手さんがサービス精神で大谷翔平選手の小学校やご実家まで案内してくれました。
こちらが小学校。流石にご実家までは写真は遠慮しました。
盛岡へ
今日はこれから盛岡に向かいます。
盛岡の夜は盛岡に赴任経験のある友人のおすすめ、食道園さんで冷麺をいただきました。
日本全県制覇2周目、23&24県目は宮城・岩手県の旅でした。
次回は24県目の岩手県の続きの予定です。