伊勢神宮 2日目は内宮・皇大神宮へ
お参りは何と通年朝5時からできるんです!
今年最後の弾丸旅は三重県の伊勢神宮へ、
無事に還暦を迎え、その1年を幸せに過ごせたお礼に来ました。
その出発の様子はこちらから:38県目は三重 還暦のお礼で伊勢参りに決定!
初日参拝の様子はこちらから:伊勢に到着!初日は外宮・豊受大神宮へ
初日の朝新潟空港を出発し、
午後3時に伊勢市のホテルに入りました。
荷物を置いて、徒歩で外宮・豊受大神宮のお参りを済ませました。
伊勢神宮には食事を司る豊受大御神を祀る外宮と
日本の総神様・天照大神を祀る内宮、
その他にも14の別宮、43の摂社、42の末社、
42の所管社があって、神宮はその総称です。
参拝はまず外宮から、そして内宮へというのが決まりだそうです。
2泊宿泊する先は外宮に近い伊勢市駅周辺にしました。
外宮のお参りを初日に済ませ、
内宮へは翌朝から出かけることにしました。
閉館時間は季節によって違うのですが、
伊勢神宮参拝は何と、通年朝5時からすることができるそうです。
外宮の参拝後、
表参道鳥居の真前にある観光案内所で
翌朝の内宮への行き方を確認しました。
外宮の前の通りのバス停から内宮行きのバスが出ています。
朝始発は6時49分だそうです。
実質1日半のこの弾丸旅行、時間を有効に使いたいので
とりあえず翌朝の始発のバスで内宮に向かう予定にしました。
翌朝朝7時4分のバスで内宮へ
翌朝、始発のバスを目指したのですが
ちょっとモタモタしてしまいホテルを出るのが少し遅れ、
結局その次の朝7時4分のバスに乗ることができました。
こちらがバス停です。
あの角にある緑の看板が観光案内所です。
バスには4人ぐらいの人が乗っていて、
皆さん、地元の方のようで観光客らしい人はいませんでした。
バスは途中、五十鈴川駅などを経由しながら、
15分ほどで終点の内宮前に到着します。
帰りの時刻表はこの通り。
ただ、帰りは途中バスから見えた月讀宮などの別社を見ながら
歩いて外宮に戻ろうかと思います。
4キロ程度、歩ける距離です。
内宮を目指すと鳥居の前に人だかり。
開園は5時なので並んでいるわけではないと思うのですが、
一体何の行列なのでしょうか。
…守衛さんに聞いたら、
鳥居からの日の出待ちとのこと。
もうすぐあの森の上から太陽が出そうです。
宇治橋を渡って正殿へ
私は一足お先に宇治橋を渡りました。
この五十鈴川にかかる橋が神宮の表玄関で、
長さは101.8メートル。
両橋の鳥居は、
両正宮の旧正殿棟持柱(むなもちばしら)を
リサイクルして作られているそうです。
橋に沿って川の中に立つあの柱は
川上から流れてくる流木などから橋を守っているのだとか。
鳥居におじきをして右折するように進んでいきます。
奉納のお酒。
見慣れぬ銘柄がたくさんあり興味がそそられました。
宮域図です。
現在地から手水舎でお清めをして御手洗場へ
そこから正殿にお参りし荒宮宮へ
神楽殿へ戻って御朱印をいただき、
風日祈宮(かざひのみのみや)へお参りし、
大山祇神社、子安神社と回りたいと思います。
手水舎から御手洗場
手水舎から
鳥居をくぐって
五十鈴川御手洗場へ。
参拝する前に心身を清める場所。
五十鈴川の清流に身が引き締まる思いです。
その近くに瀧祭神が祀られていたので参拝。
神楽殿
そこからまっすぐ進むと左手に神楽殿が見えてきました。
ご祈祷の御神楽を行う御殿で
お札やお守りなどはここで拝受できます。
その前を通って
正殿に向かって進んでいきます。
突き当たりまで進んでいくと
左手に階段が現れ、
これを上ると正宮が祀られています。
正殿前階段
この階段以降は写真撮影は禁止されています。
社殿の中心の正殿は5重の垣根で囲まれていて
茅葺の屋根には10本の鰹木。
4本の千木の先端は水平に切られています。
その隣には古殿地があります。
お参りの作法は2礼2拍手1礼。
60年間、そしてこの1年のお礼を心から申し上げました。
またしても神聖な場所に身を置いて涙が溢れる体験をして
つくづく来てよかった!と思った瞬間でした。
参拝を終え、何だか気持ちがスッキリ爽快です。
籾だね石
階段を降りてくると大きな石があることに気づきました。
籾(もみ)だね石と言って
江戸時代の式年遷宮の時に
少し離れた村の住民が奉納したのだそう。
この大きさ、運ぶのが大変だったことでしょう。
そこから右手に進んで
荒祭宮(あらまつりのみや)という別宮に向かいます。
御稻御倉
途中、御稻御倉(みしねのみくら)と言って
祭典の際に大御饌(おおみけ)として神前にお供えする
神田から収穫した抜穂(ぬいぼ)の御稲が納める蔵や、
下幣殿
下幣殿(げへいでん)と言って
古い神宝を収める神明造という高床式の建物があり、
さらに進むと左手に階段があり、
降りて、また上るとそこに荒祭宮が祀られています。
荒祭宮
荒祭宮とは天照大神の荒御魂(あらみたま)を祀る別宮です。
荒御魂をは神の特別な働きをする状態、
または神が現れた状態を指すとのこと。
この奥まった地で放たれるパワーはそのためなのですね。
御朱印とお守り
神楽殿に戻り、
御朱印とお守りを頂戴しました。
御朱印は昨日の外宮の隣にいただきました。
お守りはこちら。
昨日は外宮でお守りは戴かなかったのですが、
勾玉の形のお守り、いただいておけば良かったと後悔。
時間があれば再訪していただこうと思います。
風日祈宮
神楽殿前を左に進み
風日祈宮(かざひのみのみや)へ。
ここも神聖な空気とパワー溢れる場所でした。
鳥居をくぐると橋があって、
その奥に凛として佇んでいます。
こちらは風の神を祀る別宮で、
鎌倉時代の元寇の際、神風を吹かせて日本をお守りになりました。
ここから宇治橋の方に戻り
右手に進んで大山祇神社(おおやまつみじんじゃ)、子安神社をお参りする途中で
池の中に大きな錦鯉が。
この年末何かと話題の錦鯉、タイムリーな出会いに感謝。
そして社内ではこのお清めの水をまく車が大活躍していました。
大山祇神社と子安神社
ここから宇治橋の方に戻り
右手に進んで大山祇神社(おおやまつみじんじゃ)、子安神社をお参りしました。
五十鈴川にかかる宇治橋を渡り
入り口の鳥居に戻ってきました。
振り返れば神々しい景色。
何か不思議なものが写真に写っています。
こちらも、私に耳ができたみたい。
心が目一杯満たされた感覚で鳥居を後にしました。
ありがとうございました。またご挨拶に来ます!
まとめ
伊勢参り2日目は早朝から行動を開始。
外宮前7時4分のバスで内宮へ行き、
神聖な空気の中、素直な気持ちで
この60年とこの1年のお礼を申し上げてきました。
たくさんのパワーと清々しい気持ちをいただいて
新たな人生への勇気が湧いてきました。
別宮も参拝し、鳥居に戻ってみるとまだ09時前。
この後巡った別宮のことはまた後ほど!