日本全県制覇2周目 番外編・香川の旅(2019年11月)
瀬戸内国際芸術祭に行ってみたい!
2019年、瀬戸内国際芸術祭が開かれていました。
瀬戸内国際芸術祭は3年に1度、瀬戸内海の12の島と2つの港を舞台に開催される現代アートの祭典です。
この年大学を卒業した娘の卒業旅行は、親友と3人で「みんなのママに会いに行く旅」でした。
3人でまず静岡のMちゃんのご実家を訪ね、その後神戸の我が家を訪ね、そして高松のYちゃんのご実家を訪ねるという、彼女たちらしいとてもいい旅でした。
その時に高松を拠点としてフェリーを駆使して直島や女木島などアート巡りをしたのがとても楽しかったらしく、そんな話をたくさん聞いていたので、私もいつか行ってみたいと思っていました。
春、夏、秋と3シーズンに渡って開催され、最終の秋の開催は11月4日までと知り、この機会に行ってみることにしたのです。
瀬戸内国際芸術祭はこちら:https://setouchi-artfest.jp
大枠のスケジュールを以下のように決めました。
11月1日(金) 12:00羽田発→13:30高松着
11月2日(土)
11月3日(日) 19:30 高松発→21:00羽田着
高松に行くならイサム・ノグチ庭園美術館に行ってみたい
香川にイサム・ノグチ庭園美術館があることを知ったのは、以前、北海道のモエレ沼公園に行った時だったと思います。
その時の記事はこちら:日本全県制覇2周目10県目は北海道へ(2016年5月)
高松に行くなら「行くべき場所リスト」に載っていました。
この美術館は直接行っても見学することができず、事前予約が必要です。
しかも往復ハガキでしなければなりません。
※今HPで確認したら、現在はFaxやE-mailでの予約が可能になっていました。
そして開館日時も
火曜、木曜、土曜の午前10時、午後1時、午後3時 (約1時間・定員あり)
という制限があります。
私の今回のスケジュールだと土曜日だけがチャンスです。
早速往復ハガキで土曜日の午前10時を第一希望、午後1時を第二希望で投函。
第一希望の11月2日(土)の午前10時で予約が取れました。
イサム・ノグチ庭園美術館はこちら:https://www.jalan.net/kankou/spt_37342cc3300153322/
そうなると1日は1泊目は高松でして、あとは瀬戸内国際芸術祭にいつ行くか、2日目はどこに泊まるか、です。
2日目は直島に泊まってみようかと探したのですが、すでにいっぱいだったのか、それともおひとり様OKのところがなかったのか見つからず、とりあえず2泊とも高松ですることにしました。
今回はホテルオークラから変わったばかりのザ・セレクトン高松というホテルに泊まりました。
ザ・セレクトン高松はこちら:https://celecton.com/takamatsu/
初日はYちゃんのご家族にご挨拶に
初日の11月1日は高松空港着が13時半ぐらい。
そこから市内に出て荷物を置いて、などしているとこの日に瀬戸内国際芸術祭に行くのは時間的に余裕がなさそうです。
芸術祭には最終日に行くことにして、あまり時間がないかもしれないですが直島の地中美術館だけでも見てみたいと思いました。
そしてこの日は娘の親友Yちゃんのご家族にご挨拶に行くことにしました。
前回香川に来た時は娘と栗林公園に直行してしまったので、こうして街中を散策するのは初めてです。
大きなアーケードの商店街が印象的です。
Yちゃんには日頃から仲良くしてもらっている上、春休みにはご実家にお邪魔して色々よくしていただきました。
ひとことお礼を、と思ったのですが、ご実家にお邪魔させていただいた上、お抹茶でおもてなしいただき、夕飯までご馳走になってしまいました。
お礼を言いにきたはずがかえってお世話になってしまい恐縮です。
でも実際にお会いしてお話しできてとても嬉しかったです。
ありがとうございました!
2日、イサム・ノグチ庭園美術館へ
11月2日(土)、朝10時の予約でイサム・ノグチ庭園美術館へ向かいました。
美術館は高松市内から車で30分ほどのところにあります。
市内でレンタカーをして向かいました。
こちらは入り口の様子。
この美術館は撮影禁止のため、内部の写真はありません。
パンフレットからその雰囲気をお分かりいただければと思います。
美術館周辺の様子はこんな感じです。
この辺り、高松市牟礼は「庵治石(あじいし)」という石の一大産地ということで石関連の事業所が多くみられました。
「庵治石」は日本の3大花崗岩の1つで、他の花崗岩と比べると黒雲母などの結晶がきめ細かく、磨けば磨くほど美しい模様が生まれるそうです。
丈夫で風化しにくいので、墓石や灯籠から、1964年の東京オリンピックの聖火台の土台や、広島平和記念公園の慰霊碑のモニュメントなどにも使われているとのこと。
四国村
近くにあった「四国村」というところに寄ってみました。
四国のあちこちから移築された33の建造物が当時のままの姿で展示されています。
ここも芸術祭の会場になっているようで、古民家と現代アートの面白い世界が展開されていました。
敷地内にはギャラリーもあります。
のんびり散策するにはとてもいい場所でした。
四国村はこちら:https://www.shikokumura.or.jp
14時ごろ、高松港の先端のレストランで海を見ながらランチ。
天気も最高でデッキのオープンエアが気持ちのいい1日です。
レストラン・ミケイラはこちら:https://www.mikayla.jp
高松港の赤灯台
この高松港の先端に綺麗な灯台があるというので、夕暮れまで港を散策しました。
あの先の灯台です。
灯台にうっすら灯が灯ります。
この日は夕日もとても綺麗でした。
空が真っ暗になる前のちょっと明るいぐらいの時が最高に綺麗でした。
なんだかとても幸せな気持ちになりました。旅っていいなぁ。
高松港の赤灯台はこちら:https://www.my-kagawa.jp/point/304/
さて夕食は。
本当は娘から超絶おすすめされていた、骨付鳥のお店に行ってみたかったのですが、人気で物凄い行列だったので諦めました。
なのでいつもの居酒屋コース。
色々おいしかったのですが、このオリーブがとっても新鮮でとても印象に残っています。
見ただけで美味しそうなのがわかります。
とといちさんはこちら:
最終日、瀬戸内芸術祭を満喫する
最終日、フェリーでまず直島へ向かいました。
フェリーを降りてすぐのベンチのアート。
かぼちゃは流石に人気です。
島内での足をどうしようか考えたのですが、今日しか時間がないのでなるべく効率よく回ることを考えてレンタカーを予約していました。
まず地中美術館へ。
駐車場からの道が素敵です。
カフェのランチ。
街に戻って、お風呂屋さんが舞台のアート。
港に戻って周辺を散策しました。
そして偶然、大好きなアーティストの作品に出会ってしまいました。
ジュリアン・オピー。
同じ2019年の7月に、初台の美術館の展覧会で知り、大好きになったアーティストです。
まさかここ高松で再会できるとは感激でした。
ジュリアン・オピーはこちら:https://www.operacity.jp/ag/exh223/
最後、高松空港でさぬきビールをいただき、東京に戻りました。
まとめ
イサム・ノグチ庭園美術館、とても素敵なところでした。
ネットで一生に絶対行くべき所、と書いている人もいるほど。
そのために最初の目的だった瀬戸内国際芸術祭、特に色々な島に渡ることができませんでしたが、最後にジュリアン・オピーの作品と偶然遭遇し、大満足の旅となりました。
夜景に浮かび上がる赤い灯台も忘れられません。
高松、まだ行きたいところがあるので、またいつか再訪したいと思います。