日本全県制覇2周目 35県目は群馬の旅(2020年11月)
通過ばかりの高崎駅で途中下車の旅
前回の栃木の旅に続き、今回は関東で残っている最後の件、群馬の旅です。
栃木の旅はこちら:日本全県制覇2周目 34県目は栃木の旅(2020年11月)
群馬県は東京⇄新潟で頻繁に往復して通過しているのに、なかなか立ち寄ることがなく、関東で最後の県になってしまいました。
そこで今回は新潟から東京への帰りに途中下車して1泊することにしました。
しかし…またしても写真がごっそり消えているという…。
何ででしょうね、自分でも思い出せないのですが、気を取り直してできる範囲で記録したいと思います。
この過去の旅の記録ももう少しで「今」に追いつくので、そうしたらこんなことの無いように、データも記憶も新しいうちに記録して行きたいと思います。
常々気になっていた山を見てみたい!
通過ばかりしていた群馬県ですが、高崎近辺を通過する時、いつも気になっている山がありました。
遠くに見えるのですが、とても変わった形をしています。
山の名前は全くわからないので、調べてみるとどうやら「妙義山」らしい。
そして群馬には上毛三山と呼ばれる山があり、それぞれに神社もあるということがわかりました。
旅のテーマが決まりました。
上毛三社巡りのたび。
上毛三山にある神社を上毛三社というようです。
宿泊は妙義山にある妙義グリーンホテルにすることにしました。
妙義グリーンホテルはこちら:https://www.accordiahotel.com/myogi/
大雑把な予定は次の通りです。
11月22日(日) 新潟から高崎へ レンタカーして 赤城山、榛名山、妙義山を巡り宿泊は妙義グリーンホテル
11月23日(月) 富岡製糸場へ 高崎から東京へ
高崎で途中下車、赤城山へGO!
11月22日(日)新潟駅を8時半ごろ出発、高崎には1時間程度で到着しました。
駅ではレンタカーを予約しています。
この日はガッツレンタカーを予約していて、この日の10時から翌日の17時返却で5,500円。
まずは上毛三山の一つ、赤城山を目指しました。
これが高崎駅から赤城山の位置関係です。
1時間15分くらいでしょうか。
この道路、山に向かって登り坂になっています。
この道路が34号線と交差するあたりに、赤城神社の大きな一の鳥居があるので注目していてください。
車からも見上げてしまうほど大きい鳥居です。
こちらをぜひご覧ください:https://www.maebashi-cvb.com/spot/8629
きらめく大沼湖畔の清々しい赤城神社
高崎駅から走ること1時間15分くらい。
赤城山中腹にある大沼に到着しました。
こちらが大沼で、赤城神社はあの赤い橋の向こう側にあります。
キラキラ輝く綺麗な大沼に浮かぶ朱色が眩しい神社でした。
御朱印とともに神社の版画をいただきました。
榛名山へ 奇岩に囲まれた山奥の神社
さてここから進行方向を西に変えて、榛名山を目指します。
赤城山と榛名山との位置関係はこんな感じです。
幹線道路と幹線道路の間を横に繋ぐ道路を走っていく感じです。
1時間半くらいかかっています。
岩に沿って山を登っていくとても神秘的な神社でした。
ここから妙義山を目指します。
妙義山へ 日光を思わせる手の込んだお社
榛名山と妙義山との位置関係はこんな感じです。
1時間弱かかりました。
途中こんな景色を見ることができました。
新幹線から見て気になっていたのは妙義山だったのですね。
なんとも不思議なパワーを持つ山です。
到着した妙義神社は、奇岩に囲まれ神秘的な榛名神社や湖に囲まれキラキラした中に朱色が映えた赤城神社とはまた異なった趣の神社でした。
妙義山を背中に抱えています。
木々に囲まれた165段もの参道の階段を登ると、そこはちょっと日光東照宮のような雰囲気の色合いと彫刻と建物が並びます。
静かな中にも厳かな空気に包まれていました。
階段から振り返るとこのような景色が見えます。
妙義神社はこちら:https://www.myougi.jp/keidai.html
妙義神社からは車で15分弱のホテルに向かいました。
翌朝行った妙義山パノラマパークが素晴らしい!
本当に写真が無いのが悔やまれますが、翌早朝に行った妙義山パノラマパークから見る妙義山が本当に素晴らしかったです。
妙義山を直近から見ることができ、その迫力を楽しむことができます。
妙義山パノラマパークはこちら:https://www.jalan.net/event/evt_226161/
コスモスの季節も良さそうなので、また写真を撮り直しにぜひ行きたいです。
富岡製糸場へ なんと、緒方惇忠(「青天を衝け」で田辺誠一さんが演じている)が初代場長だったとは!
さて、この日は17時にレンタカーを返すまで、行ってみたいところがあります。
富岡製糸場です。
この妙義山パノラマパークから20分ほどで到着しました。
富岡製糸場は明治5(1872)年に明治政府が日本の近代化のために設立した製糸場です。
維新後、日本を外国と対等な立場にするために、政府は産業は科学技術の近代化をすすめ、そのために資金集めとして生糸の輸出に力を入れました。
その官営の模範工場として設置されたのがこの富岡製糸場です。
現在までほぼ変わらぬままで残されており、2014年に世界遺産に登録されました。
今HPを見直していて見つけたのですが、9月23日から「渋沢栄一と富岡製糸場」というパネル展が始まっているようです。
渋沢栄一は静岡に商法会社(先日9月19日放映のNHK大河ドラマ「青天を衝け」の話ですね!)を設立後、明治政府に招かれ大蔵省の一員として新しい国づくりに関わることになります。
これからのドラマのストーリーに出てくるのかどうか楽しみですが、その大蔵省時代に伊藤博文らとこの富岡製糸場の設立の準備を行ったそうです。
そして何と、あの栄一の従兄弟で嫁・千代の兄である緒方惇忠が、この富岡製糸場の初代工場長に就任したのだそうです。
「青天を衝け」、知らなかったことをたくさん教えてくれるので毎週とても楽しみです。
帝国ホテルで働いていたので元々渋沢栄一が主人公ということで興味はあったのですが、
明治の話なのかと思っていたら、全然別の視点からの幕末の物語で、
徳川慶喜についても、
駿府についても、
パリ万博のことも、
民部公使・徳川昭武についても、
また渋沢栄一の関わった人脈の広さについてもとても興味深く見させてもらっています。
こうした新たな知識を持って訪れたら、また違った視点でこの製糸場を見ることができるでしょうね。
妙義山を見に行く日も近いかもしれません。
偶然寄った小幡の町が素敵でした!
製糸場のあと、このあたりの名産なので「こんにゃくパーク」に立ち寄り工場見学をしたあと、
こんにゃくパークはこちら:https://konnyaku-park.com/factory/
その近くに素敵な街並みの城下町があると知ったので行ってみました。
古木の並木道に沿って堀の中を綺麗な水が豊富に流れています。
道沿いには古民家を利用したカフェなどもあり、この素敵な並木道を歩いてみるのもおすすめです。
小幡八幡宮の狛犬がユニーク!
近くの小幡八幡宮にお参りし、車を止めさせてもらって散策しました。
こちらは小幡八幡宮の御朱印です。
こちらの狛犬がとてもユニークで、こんな感じ!
で、全国的にも有名?でツイッターにフォロワーも😉
またここから近くに江戸初期に織田家によって作られた小幡藩邸の庭園「楽山園」があります。
こちらは広大な庭園になっていて、中を散策できるようになっています。
こんにゃくパークとの位置関係はこんな感じです。
吊り橋へ そして見つけた染色植物園がとても良かった!
ひびきばし吊橋
小幡を出たのが14時過ぎ。
高崎に帰りがてら、近辺で見ておくべきものはないか検索したら「吊り橋」がヒットしたので行ってみることに。
「ひびきばし吊り橋」という長さ120メートルの吊り橋です。
高さは28.5メートル。
幅は2メートルくらいあるので、それほど怖い橋ではありません。
高崎市染色植物園
渡っていくと近くに「高崎市染色植物園」という植物園がありました。
小さいながら美術館というか博物館が併設されていて、これがとってもよかったのです。
これらは植物園での植物の説明ですが、展示室もさまざまな染め布や糸、またその色や歴史の説明がされていて、布、そして色好きの私には大変楽しめ、勉強になる空間でした。
まさかこんな山奥?に、しかも吊り橋を渡ってくるようなところにこんな施設があるとはビックリです。
いいところを発見しました!
高崎市染色植物園はこちら:https://www.museum.or.jp/museum/1700
そして小幡からの位置関係はこんな感じです。小幡から30分くらいで行けました。
そして最後 群馬県立美術館へ
あまり残り時間はありませんでしたが、少し寄れそうだったので群馬県立近代美術館にも寄りました。
こちらの美術館、群馬の森公園という大きな公園の中に立つ立派な美術館です。
駆け足でしたが、コレクション展、そして群馬ゆかりの日本画家展をみることができました。
群馬県立近代美術館はこちら:https://bijutsutecho.com/museums-galleries/12
さて高崎に戻りレンタカーを返して新幹線に飛び乗ります!
最後にこちらはボケボケですがお土産のぐんまちゃん!
まとめ
上毛3社めぐり、楽しみました。
3社が3社とも全く雰囲気の違う神社でどれも魅力的でした。
そして何より妙義山の迫力に圧倒されました。
なぜか写真がどこかに行ってしまったという後悔はありますが、あの迫力は忘れません。
妙義山パノラマパーク、素晴らしいです。
この度のNo.1です。また絶対に行きたい。
そしてNo.2は、この旅をしなければ出会わなかった意外性と内容の濃さで高崎市染色植物園でしょうか。
そういう意味では小幡の城下町も素敵でした。
そして今このブログを書いていての発見は、富岡製糸場の初代場長が緒方惇忠だったこと!
もっと言えば、青天を衝けのあの山で拳を突き上げる山頂シーンは妙義山というところから、この旅とあのドラマの因縁を感じてしまいます。
群馬は山に囲まれたとてもいいところでした。
ちなみにこちらは群馬の百名山だそうです(群馬県HPより引用)。
もっともっと色々訪ねてみたい素敵なところです。
日本全国制覇2周目 35県目は群馬の旅でした。
次回は36県目、高知の旅の予定です。