日本全県制覇2周目 番外編・青森の旅(2018年8月)
2018年の夏、再び五所川原へ
2018年のGWは行きたいところへ行き、見たいものを見る旅をすることができました。
その旅の始まりはこちら:日本全県制覇2周目 番外編・福岡と佐賀の旅(2018年4月)
新潟から仙台に飛び、仙台から東北を北上。
最後は青森・五所川原から「リゾートしらかみ」で秋田に出て、秋田から特急いなほで新潟に戻りました。
その五所川原でタクシーに乗った時、運転手さんから「いつか絶対五所川原のねぶたを見に来てください!」と言われていたのが忘れられず、夏に行ってみることにしました。
青森・五所川原のねぶたとは?
青森といえば「ねぶた」ですが一つのお祭りではなくて、青森3大祭りとして①青森市で開かれる「青森ねぶた」、②弘前市で開かれる「弘前ねぷたまつり」、そして五所川原の「立佞武多(たちねぷた)」があります。
どれも8月の第1週に開かれるので、この時期の青森はねぶた一色です。
ちなみに「ねぶた」と「ねぷた」の違いは方言の違いだそうです。
海に近い青森市の言葉は漁師的で力強く「ねぶた」。
内陸の弘前の言葉はより柔らかいので「ねぷた」だと以前弘前のねぷた会館で聞きました。
今調べたら五所川原も「ねぷた」のようです。
今回行くのは、五所川原で8月4日から8月8日に開催されるお祭りです。
山車の高さが最大で約23mの壮大で、その高さから「立ねぷた」の名があります。
大阪・伊丹空港から秋田→八戸へGO!
8月3日(金)、大阪の伊丹空港から秋田空港へ飛びました。
青森空港ではなく秋田空港に飛んだのは理由がありました。
青森のホテルが取れない💦
五所川原の「立佞武多」を見にいく、と決めたのはいいですが、さすが青森3大祭りが同時期に開催されることもあり、五所川原のホテルが全然取れませんでした。
お隣の青森市は同じくねぶた祭りがあるので、こちらもどこも満室。
唯一青森県下で空いているホテルがあるのは八戸でした。しかも1部屋。
一瞬悩みましたが、1部屋あったのも奇跡かもしれない、と八戸のホテルを予約しました。
この時泊まったホテルはこちら:https://travel.rakuten.co.jp/HOTEL/1195/1195.html
八戸には2泊して、八戸を拠点に五所川原、その他を回ることにしました。
秋田から八戸に入ることを選択
青森行きの飛行機もこの時期青森ねぶた祭りの関係で取りにくい状況だったので、大阪から秋田空港に飛ぶことにしました。
秋田空港から秋田新幹線で盛岡に出て、そこから東北新幹線で八戸に入ります。
こうして大阪から秋田へ飛び立ちました。
かなり小さい飛行機でした。
秋田空港から秋田駅まではリムジンバスで40分ほどです。
秋田駅から秋田新幹線で盛岡へ、盛岡で東北新幹線に乗り換えて八戸へ。
秋田駅を出発したのがお昼の12時ごろ、八戸には14時45分ごろ到着しました。
お昼は秋田駅で買った駅弁です。
八戸でレンタカーをするのでノンアルでした。
まずは合掌土偶を見に是川縄文館へ
八戸に到着後、レンタカーを借りてまず尋ねたのは是川縄文館です。
この年は5月に青森の三内丸山遺跡や木造駅の遮光器土偶(しゃこちゃん)を見たり、7月に上野の国立博物館で「縄文展」が開かれたりで私の中でも縄文ブームがわき起こっていました。
青森の三内丸山遺跡の記事はこちら:
青森の木造駅の遮光器土偶(しゃこちゃん)はこちら:
7月の縄文展の時のFacebookはこちら:
土偶に癒されに、再び「縄文」展へ。撮影自由な遮光器土偶(シャコちゃん)のレプリカが嬉しすぎて自撮りに夢中な母の姿が、いつの間にか娘のインスタに投稿されてました(笑)
そして上野駅構内はパンダスイーツやグッズにあふれていて、とても楽しい!思わずパンダエクレアをお持ち帰り。美味しくいただきました
マイ縄文ブームの次の目標は合掌土偶を見ることでした。
今回宿泊先を八戸にすることでその機会が意外と早くやってくることになりました。
こちら是川縄文館にその合掌土偶が展示されています。なんと国宝!
他にもこんなモダンな感じな土器や
縄文人のおしゃれさがわかる漆塗りの櫛や、
可愛い土偶の数々
こちらもユニークな頬杖をつく土偶。こちらは国の需要文化財です。
素敵な土器やセンスのいい土器の数々に癒されました。
是川縄文館から海岸線に遠回りして八戸市内に入りました。
その日の夜は恒例近くの屋台村に行きました。
どちらのお店だったか名前がわからないのですが、美味しいものをたくさんいただきました。
5月の東北旅以来大ファンになったホヤ
地元の美味しい野菜
八戸の美味しい鯖
陶板状のお皿を火にかけながら食べるイカわた焼きとか
⇨
そしてウニ!東北、最高です!
翌8月4日(土)は十和田市現代美術館経由で五所川原へ
この日はこの旅の目的、五所川原の立佞武多(たちねぷた)を見に行きます。
唯一ホテルの取れた八戸から五所川原までは約120キロ離れています。
ねぶた祭りは夜が主役なので、昼間はたっぷり時間があります。
八戸から五所川原に移動しながら、途中、十和田市現代美術館に寄ることにしました。
この美術館もいつか行ってみたいと思っていたところだったので、今回八戸しかホテルが取れなかったことで思ったより早く訪問が実現しました。
十和田市現代美術館
八戸を出て約1時間で美術館に到着しました。
美術館前の公演を見ただけでも楽しそうな美術館だとわかります。
草間さんの世界が炸裂していました。
道路を渡ったあちらが美術館です。
この馬のデザインのTシャツをお土産に買い、今も愛用しています。
中に入る前から楽しい。
巨大なのにとてもリアルってすごい。
こちらは館内のカフェ。
館内はこじんまりとしていますが、おもちゃ箱のように楽しさが詰まっています。
どこも心おどる色彩の世界。
ワクワクした気持ちが甦ります。
こちらはこの時の企画展です。
そしてこちらはこの企画展をイメージしたスイーツ@カフェ。
本当に素敵な美術館でした。また行きたい!
立佞武多(たちねぷた)の世界を満喫
十和田市現代美術館を出て、五所川原市内を目指しました。
市内はねぶたの引き回しで通行止めになってしまうので、エルムというショッピングセンターの駐車場が臨時駐車場になります。
ここからシャトルバスも利用できますが、私はウォーキングがてら歩きました。
まず市内の中心にある立佞武多の館に行ってみました。
大きなねぷたが展示されていたり、上層階にはレストランがあったりします。
立佞武多の歴史は100年前の明治中期から大正初期だそうです。
高さ20メートル以上のねぷたが多くの若者に担がれて町中を練り歩いたとか。
しかし電気の普及により電線が張り巡らされたため、五所川原のねぷたも小型化(4.5メートル)したそうです。
平成8(1996)年、有志が高さ20メートルのねぷたを復元し立佞武多と命名したことがきっかけでプロジェクトが立ち上がり、運行コースの電線は地中に埋められました。
そして平成10(1998)年8月5日、ついに立佞武多が五所川原の市内を練り歩くことになったそうです。
夕方18時半過ぎ、いよいよねぷたの運行がスタート。
夕闇に浮かび上がる暖かな色彩。
素晴らしいのひとこと。
物凄い迫力です。
重さが16トンあるとか。
ヤッテマレ!ヤッテマレ!子供たちの元気な掛け声。
来た甲斐がありました。
素晴らしいと思ったのは、ねぷたの運行ルート沿いのお店が無料で観覧席を用意していたことです。
普通、知り合いやお店のお客さん用というのが多いと思いますが、立っているとほらほら、どうぞ座って!とあちこちで声をかけてもらいました。
新潟まつりの民謡流しの会場もこんなだったらいいなと思いました。
五所川原の立佞武多、素晴らしかったです!
2時間かけて五所川原から八戸に戻りました。
翌8月5日(日)八戸→秋田→新潟の予定がハプニング
翌朝、レンタカーを返す前に早起きして日曜日に開かれる大きな朝市があるというので行ってみました。
舘鼻岸壁朝市です。
なす、一山100円?
大好きなホヤ、買って帰りたかったです。
箱で売られていた桃、一箱1200円?
舘鼻岸壁朝市はこちら:https://www.hoshinoresorts.com/guide/area/hokkaidotohoku/aomori/hachinohe/tatehanaganpeki-asaichi/
さてこちらは八戸駅。土偶の親子。
ここから秋田に戻り、秋田から特急いなほで新潟に入ります。
秋田では東京のホテル時代の先輩と待ち合わせてお茶をしました。
蓮の季節。
…とここまでは良かったのですが、この日、秋田から乗るはずの特急いなほの沿線に局地的に大雨が降ったせいで、いなほが突如運休になってしまいました💦
今日は秋田に泊まって明日いなほに乗るか、また秋田から秋田新幹線で盛岡に戻って、盛岡から東北新幹線で大宮に出て、大宮から上越新幹線で新潟に戻るか…。
いなほの急な運休でごった返す秋田駅のみどりの窓口。
切符の払い戻しや変更を求める長い列に並びながら、携帯で秋田新幹線&東北新幹線&上越新幹線の予約に成功!
窓口でのいなほの払い戻しがギリギリ秋田新幹線の出発時間に間に合い、飛び乗りました。
秋田から直線で新潟に帰るはずが、物凄い大回り…。
でもその割には意外と早く新潟の家に帰ることができたので良しとします。
その時のFacebookです:八戸で朝市見物を楽しんだ後は、盛岡→秋田に出て、日本海沿いを走る特急・いなほで新潟に入る予定…、が山形の豪雨でまさかの運転中止
前回の福岡といい、天候が交通網に影響を与える頻度が高まっていると痛感します。
こちらも鍛えられたのか、淡々とみどりの窓口の列に並びつつ、スマホで「えきねっと」を検索、電光掲示板では満席と出ている便の指定席を全行程確保。秋田から盛岡、更には大宮まで戻り、上越新幹線で新潟へ、と660㎞も遠回りした割には、意外と早く帰宅出来ました(^o^)
心配なのは、大好きな写真記念館のある街・酒田に降り続く豪雨。新潟は今、雷を伴う大雨警報発令中。日本中が普通の夏を普通に過ごせることを心から祈ってしまいます
日本全県制覇2周目の旅、今回は番外編・青森の旅でした。
次回は25県目、大分の旅の予定です。