日本全県めぐり2周目の旅!44県めは愛媛へ!
きっかけは鳥取民藝美術館でもらったフライヤー
去年の12月、東京の国立近代美術館で見た民藝100年展。
その話はこちら:「民藝の100年」芹沢銈介の民藝地図にひとめぼれ
この展覧会も素晴らしかったですが、ここに行ったことがいろいろな意味で広がりを見せることになりました。
まずこの時もらったフライヤーがきっかけで鳥取民藝美術館に旅することになりました。
その話はこちら:民藝の世界に浸れる素敵な空間!鳥取民藝美術館
そしてその鳥取民藝美術館でもらったフライヤーがきっかけで今回愛媛を訪ねるきっかけとなりました。
アートのわらしべ長者現象です。
こちらがそのフライヤーです。
こうやってどんどん繋がっていくのが面白い。
そして鳥取も愛媛も、私の日本全県めぐりの旅・2周目でまだ行っていない土地だったというのも何かの縁のように思えます。
今回行こうとしている愛媛には、日本100名城に掲載のお城が5つもあるので、それらも見てみたいと思いました。
金沢の旅では心残りを残して再び訪れる、という経験をしています。
その反省を活かして、この愛媛旅はちょっと余裕を持って4泊5日の予定を立てました。
とはいえ、新潟→大阪→松山の移動と乗り継ぎになるので、出発日と最終日はそこに時間が取られてしまいます。
余裕を持って、どころか結構忙しい旅になってしまうかも知れません。
それにしても愛媛に行くのはとても楽しみです。
日本全県の旅の1周目で愛媛は2回ほど訪れたことがありますが、行ったのは道後温泉だけでした。
あとは宇和島を通りかかって美しい夕焼けに車をとめて写真を撮ったのみ。
今回、知らない街で何があるのかウキウキしてしまいます。
新潟から大阪へ。そして松山へ。松山からJR特急で西条へ。
新潟空港からANAと共同運行しているIBEXで大阪・伊丹空港に向かいます。
新潟を9時40分に出発して、伊丹空港には10時50分に到着します。
伊丹からはANAで13時20分に松山に出発するので、空港内のフードコートでお昼を食べました。
量的に丁度いいと思ってお寿司にしてしまいましたが、たこ焼きにすれば良かった!とちょっと後悔。
松山空港には14時15分に到着しました。
空港で早速みかんジュースの「蛇口」を見つけました。
が、バスがすでに待っているので、残念ながらスルー。
松山空港からバスで松山駅まで向かいます。630円でした。
今日の行き先は愛媛民藝館のある西条市です。
西条市までは松山駅からJRの特急に乗って、約1時間。
伊予西条という駅でおります。
西条は初めていく街です。
正直、今回行くことになるまで、街の名前も知りませんでした。
JR松山駅です。
思ったよりも小さい駅で驚きました。
松山は、松山城を中心に発展してきたので街の中心はお城の近くのようです。
15時23分発の特急「しおかぜ」に乗ります。
JR四国は色々な路線でアンパンマン列車が走っています。
ここ松山も、予讃線のアンパンマン列車が走っているので、駅構内はアンパンマンムード満点です。
予讃線アンパンマン列車はこちら:https://www.jr-eki.com/aptrain/naani/yosan/train.html
娘も大好きだったアンパンマン。
見るとどうしても写真を撮ってしまいます。
列車の中からは瀬戸内海を見ることができました。
途中、車掌さんが「特急しおかぜ 運行50周年記念乗車証」を配ってくれました。
これは鉄分多めの人には嬉しいサービスですね。
伊予西条には16時半ごろ到着しました。
西条市とは
愛媛県の東部に位置する人口約10万8000人の街です。
南に西日本最高峰の「石鎚山」、北は瀬戸内海に囲まれています。
気候は温暖。
「うちぬき」と呼ばれる良質は自噴水(湧水との区別がいまいちわかりません…)に代表される豊かな自然環境に恵まれています。
アサヒビールの工場があるのも、その水のせいなのですね。
でも来年で閉鎖されてしまうのだそうです。
アサヒビール工場はこちら:https://www.asahibeer.co.jp/restaurant/garden/iyosaijyo/
農産物でははだか麦の生産が日本一なのだそう:https://www.tj-matsuyama.com/ehime_shoku/detail_202007.php
初めて歩く!伊予西条は水のまち!
西条での目的は愛媛民藝館に行くことです。
ただ民藝館は17時までなので、この日は場所だけ確かめて、実際の訪問は翌日の午前中、と決めていました。
ホテルに荷物を預けて、街なか散策に出かけました。
真っ直ぐ伸びる駅前の道路に沿って歩いてみました。
向こう側には歴史のありそうな酒屋さんや
手すき和紙のお店、
慶応3年創業のゆべしのお店など
歴史のありそうなお店が並んでいます。
このゆべしのお店、明日寄ってみようなんて思っていたら、翌日は予定が変わってしまって寄れませんでした。
旅は何が起こるかわからないから、明日をあてにしてはダメですね。
ゆべしのお店から左折して、明日行く民藝館の方に歩いてみました。
民藝館はこのお堀の中にあります。
お堀のほとりには柳の若い緑が春を感じさせてくれています。
桜も少し咲いていました。
このお堀は西条の藩主である一柳家の陣屋跡です。
陣屋は1640年に築かれたそうです。
現在陣屋後には西条高校という高校が建てられていて、現存する大手門が校門になっています。
こんなところにある高校、素敵ですね。
長野の上田でも素敵な高校があったのを思い出しました。
その話はこちら:日本全県制覇2周目 番外編・長野の旅(2017年11月)
民藝館の場所も確認したので、明日の見学が楽しみです。
駅方面に戻って居酒屋を探すことにします。
おふくろの味!西条のお酒で乾杯!
駅方面に戻りながら、その日の夜に行くお店を探しました。
まだコロナも終息したわけではないので、若者で賑わってワイワイ!という感じのお店は避けたいし、
かといって地元の常連さんでカウンターがいっぱい、というタイプのお店も苦手。
恐る恐る入ってみたのがこちらです。
詰めたら10人ぐらい座れそうな大きめのカウンターに椅子が5席。
その一番端っこにお客さんが1人だけだったので、ここなら安心そうです。
入ってみることにしました。
すると、優しそうなママさんが「うちはご飯はないんです。お酒だけなんです」と。
女性1人なのでご飯が食べたいと思ったみたいです。
逆にそれは願ったり叶ったり、お酒がいいんです。
ビールをお願いして、付け出しで出てきたのがこちら。
つくし、いいだこ、菜の花、蒲鉾、最高でした。
お話しするうちに、なんと新潟と接点があることがわかり、話が弾みました。
一緒にいたお客さんもとてもいい方でした。
そして目から鱗だったのがこちらの太刀魚の塩焼きです。
なんとなく今まで太刀魚ってパサパサするイメージだったのが一気に払拭されました。
ものすごく油が乗っていてとっても美味しかったです。
ママさんに驚かれるぐらい、綺麗に平らげました。
ママさんが一番好きだという地元の日本酒・石鎚も美味しかったです。
新潟にも来てください!と約束して、ホテルに戻りました。
まとめ
初めて訪れた愛媛県西条の町。
翌日行く民藝館の下見の散歩で街を歩きました。
江戸時代の陣屋の跡が残っていてお堀が、そして大手門が校門の高校もとても素敵です。
夜はとても素敵なママさんのいるお店でおふくろの味を堪能しました。