新潟良いとこ何度もおいで♫ レストラン編1 エリス(上越市)
上越市文化財「師団長官舎」で着物で楽しむ一流のお料理
上越市大町にある上越市の文化財、建設から111年目の「師団長官舎」にこの4月オープンした「レストラン・エリス」さんに着物で行ってきました。
「師団長官舎」とは
陸軍の部隊編成の最大単位である「師団」を統率する師団長の官舎のことです。
平時から常備されていた部隊で、平時には師団の兵力は1万人前後、戦時には2万人程度になったそうです。
師団長官舎の歴史
- 明治37(1904)年、日露戦争が始まると軍備拡張のため「師団」の増設が計画され、熱心な誘致の末、明治40(1907)年にここ高田に第13師団の新設が決定。
- 明治43(1910)年に第13師団第3代師団長・長岡外史中将の邸宅としてこの師団長官舎が建てられる。
- 平成3(1991)年まで自衛隊高田駐屯地の幹部宿舎として使われていたが、明治の貴重な洋風建築保存のため平成5(1993)年に市が現在地に移築、復元。
- 平成6(1994)年市の文化財に指定。
- 令和3(2021)4月より従来の建物見学に加え、レストランとしての利活用もスタート。
新潟駅から「特急しらゆき4号」でGO!
新潟駅からレストランのある高田までは新潟駅発の特急・しらゆき4号で行くことにしました。
新潟駅10:21発、高田駅12:19着。
高田駅からはタクシーで5分ほどです。
新潟駅は9番線から発車
新潟駅は現在工事中で、特に万代口側からだと頻繁に歩行ルートが変わって思いがけず時間がかかったりするので要注意です。
今回のしらゆきは9番線発車でした。
現在移動している万代口改札を入ってすぐ左に行った昔のホームです。
こちらが特急・しらゆき。
途中新津や長岡を経由して、柏崎、直江津などに止りながら終点上越妙高まで繋いでいます。
目的地高田は終点の一駅手前になります。
途中新津駅で見たのはクマ?
途中の新津駅で面白いものを発見しました。
何やら素敵なランプのついたベンチにクマ?の後ろ姿が2匹?
なんでしょう、これ?
調べたら正解がありました↓
「SLばんえつ物語」が新津駅発着になったのに合わせて、オコジロウとオコミがベンチに座ってお見送りしてくれるそうです。
…って今までの発着駅はどこだったのかを知りません。
オコジロウとオコミのことも知りませんでした💦
クマではなかったことが判明しました。
「SLばんえつ物語」のキャラクターだったのですね。
近々「SLばんえつ物語」に乗車予定があるので、またご報告します。
「SLばんえつ物語」はこちら:https://www.jreast.co.jp/railway/joyful/c57.html
柏崎の花火は海中花火!
柏崎駅を通りました。
こちら柏崎で7月26日に開催される大きな花火大会は「海の柏崎」として「川の長岡」、「山の片貝」とともに「越後三大花火」のひとつとして数えられるほど壮大なものです。
娘が子供の頃、何回か来たことがありましたが、今はさらにさらにスケールアップしているようです。
来年こそ大会が開かれますように。
私も久しぶりに行ってみたいです。
高田に到着しました!
高田駅に到着しました。
高田は1614年に徳川家康の6男、徳川忠輝の居城として建てられた高田城の城下町として400年以上の歴史を持つ町です。
城下町の風情の町屋や総長16キロもの雁木の街並みが残る風情ある町。
駅舎からもその雰囲気が伝わります。
あいにく雨はまだ降り続いていますが、タクシーでレストランに向かいます。
レストラン・エリスさんで過ごす至福の時
エリスさんの入る木造2階建ての洋風建築・旧師団長官舎。
入り口すぐに立っている第13師団第3代師団長・長岡外史中将の銅像。
この方のトレードマーク「プロペラ髭」のプロペラはフランス語で「エリス」、からの命名だそうです。
素敵なお庭もあるのですが、結構な雨で撮影できなかったのが残念です。
こちらが本日ご用意いただいた個室、以前婦人応接室だったお部屋です。
天井にはシャンデリアと天井の壁にも装飾が施されています。
室内壁もピンクで優しい感じのお部屋でした。
こちらリーフレットの表紙の写真で全体像が見えます。
今回はランチ・4,000円のコースでお願いしました。
佐渡の飛魚・トマト、チーズ・生ハム・イチジクのアミューズ
妙高のとうもろこしのスープ
子羊の胸腺、白茄子、茗荷、ビーツのサラダ
モロヘイヤ、たまご、黒トリュフトッピングの佐渡の紅ズワイガニ
ヒラメのポワレ なます南瓜、花オクラ、菊の花のせ
マグレドキャナール(鴨ロースの万願寺とうがらし、シソの穂のせ)
デザート、素敵な器に入っていたのですが、肝心な中身の写真がボケてました💦
この他、パリパリのフランスパンも添えられるので、かなりのボリュームでしたが、どれもとても美味しくいただきました。
それぞれどこかに秘密が隠れているというか、驚きがあるというか、いただいていてとても楽しいお料理の数々でした。
ご馳走様でした!次回はディナーも来てみたいです。
エリスさんはこちら:https://r323403.gorp.jp
市内の雰囲気をタクシーから
この日は水曜日で、市内水曜定休のお店が多いようです。
町屋の雰囲気が味わえる老舗の飴屋さんもこの日はお休みでした。
こちらは店内でお汁粉なども楽しめるかなざわ総本舗さんもお休みでした。また来ます!タクシーの中から。
そして印象的だったのが高田城址公園周辺のお堀の蓮の壮大さ!
まだ花も咲いていました。
もう少し早い時期に来たら壮観でしょうねー。
こちらにもぜひ来てみたいと思いました。
帰りは意外と早くて便利なバスで新潟へ
ランチ時間終了に合わせると、次の新潟行き特急しらゆきは17時29分高田発、19時25分新潟着というのがあります。
もう少し早く帰りたいということで、今回帰りはバスを利用することにしました。
高田駅前を15時50分発で新潟駅には18時04分着予定です。
バスは予約不可で、高田から新潟駅までだと現金だと2,040円、ICカードで1,730円。
支払いも普通のバスと同じで後車時に現金かICカードで支払います。
JRが片道5,060円なのに比べて、時間もそんなに変わらないのに3,000円近く安いと知ってびっくりしました。
電車は一度長岡まで内陸に入る分遠回りなのに比べて、バスはずっと海岸線を一直線だからその分早いということですね。
また来るならバスは意外と使い勝手が良さそうです。
しかもガラ空きでした。
まとめ
レストラン・エリスさん、とても素敵なレストランでした。
食事も見た目もサプライズも楽しめて大満足です。
今度はディナーに挑戦してみたい!
その際は今回雨で回れなかった町屋の商店や雁木、そして高田城址公園もぜひ歩きたいです。
行きにくそう、とちょっと抵抗のあった上越方面ですが、JRやバスをうまく利用すればとても気楽に行けることがわかりました。
ますます行動範囲が広がりそうです。
最後にメニュー表の裏に書かれていたシェフのHiromasa Yoneyaさんの言葉をご紹介します。
「上越にしかない良さを全国に発信したい」
上越には他地域に負けない素晴らしい価値がたくさんあります。
私自身が上越の素晴らしさに感激し県外から移住し今に至り、その良さを他の方にも是非知っていただきたいと思い「レストラン エリス」をオープンしました。
そして全国の方々に伝え、来訪を促すための「食」の場になりたいと思います。
コロナ禍でまだまだ時間はかかりますし、私自身まだまだ力不足の部分もあるとは思いますが、ご理解ご協力よろしうお願いいたします。
前回の「新潟良いとこ何度でもおいで♫」シリーズはこちら:新潟良いとこ何度でもおいで♫ 観光編3・新発田(しばた)城