糸魚川駅の“ジオパル“は、日本海最大級の鉄道ジオラマだった!
ユネスコ認定ジオパークの街・糸魚川
糸魚川あんこう鍋の旅、食欲も知識欲も大満足で帰って来ました。
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糸魚川には日本列島を東西に分ける糸魚川―静岡構造線が走っています。
ブラタモリでよく耳にする糸静線です。
あんこうのような深海魚が取れるのも、この地形のおかげです。
糸魚川には日本海から北アルプスまで広がる豊かな自然、変化に富んだ地形、伝統文化と歴史、
そして貴重な鉱物や地形など学習ポイントなど見所がいっぱい!
2009年(平成21年)には日本初の世界ジオパークになりました。
2015年(平成27年)にはジオパークはユネスコの正式なプログラムに昇格しています。
ジオパークとは
地球や大地を表すジオ(GEO)と公園(PARK)を合わせた言葉で、
その地域の優れた地質や鉱物をはじめ、自然や文化、歴史、暮らしや産業などをまるごと学ぶ取り組みです。
2015年にユネスコの正式なプログラムになりました。
新潟県内には「糸魚川ユネスコ世界ジオパーク」、「佐渡ジオパーク」「苗場山麓ジオパーク」の3ヶ所、
日本全体では44のジオパークがあり、そのうち9ヶ所が糸魚川も含めユネスコ世界ジオパークにも認定されています。
日本で初めて世界ジオパークに認定された糸魚川は、日本随一の翡翠(ヒスイ)の産地であり、
日本を東西に分ける大きな溝・フォッサマグナの地でもあり、
大地を見て触れて学ぶことができるジオサイトが24ヶ所もあります。
今回設備更新のため休館中で行けなかった「フォッサマグナミュージアム」。
次回行くまでに勉強しようと資料もたくさんもらって来ました。
糸魚川駅のジオパルって何だろう?
そんな時、糸魚川の観光地としてヒットしたのが「ジオパル」です。
ジオパークの流れから、何かジオパークについて学べる場所なのかと思い、行ってみることにしました。
ナビに導かれ着いたのはJR糸魚川駅。
駐車場に車を停めて、とりあえず中に入ってみることにしました。
キハ52待合室?
入ってみるとSLが展示されています。
SLくろひめ号・国内最後の産業用蒸気機関車だそう。
中には明星山(みょうじさん)スライダーなる遊具やロッククライミングの壁がありました。
右をみるとジオパークの説明が。これがジオパルかな?と思って左をみると、
電車の展示が。
入ってみると寝台特急トワイライトエクスプレスとキハ52が展示されていました。
キハ52の電車の中を通り抜けて、さらに奥があるようなので行ってみました。
キハ52の車両は大糸線で使用されていたものだそうです。
大糸線は長野の松本と糸魚川を結ぶJRの路線で、
糸魚川から南小谷がJR西日本、南小谷から松本がJR東日本管轄だそう。
乗ってみたい!
次に糸魚川に来るときには糸魚川でフォッサマグナミュージアムに行って、
車を置いて大糸線で松本に行ってお蕎麦を食べる!計画したい。
電車を通過して目の前に広がっていたのが「ジオパル」でした。
ジオパルは日本海最大級のジオラマ鉄道模型ステーションだった!
糸魚川ユネスコ世界ジオパークのサイトに「ジオパル」の説明がありました。
ジオパルの意味は、ジオパークのジオと、英語で友達や仲間を意味するパルを合わせた言葉。
たくさんの応募の中から選ばれたそうです。
糸魚川の中心施設として、ジオパークやジオラマの輪が、友達や仲間に大きく広がっていくよう期待が込められているとか。
糸魚川ユネスコ世界ジオパークのサイトはこちら:https://geo-itoigawa.com/tourism/base/geopal.html
プラレールは日本一の大きさ!
まず入ると巨大なプラレールの、なんて呼べばいいのかわからないのですが、
線路?台?が左側に2つ、右側に1つ現れます。
そういえばさっきキハ52の入り口にこんなサインが。
控えめすぎて気づきませんでしたが、プラレールは日本一の大きさと書いてあります。
これは子供たちが喜ぶのでしょうね。
糸魚川駅や東京駅、さらには大糸線のジオラマが!
これだけかと思ったら、さらに奥に何やら大きな造形物が。
すごい!巨大なジオラマの中に精巧な電車がたくさん。走っているのもいます。
どうやらこれは糸魚川の駅のよう。
これはかに小屋が並んでいるので糸魚川の道の駅・マリンドーム能生のようです。
ぐるっと回り込むと都会になっていて、東京になっています。
東京タワーも。
これは東京駅ですね。
その奥にもう1つ山間系大糸線のジオラマがありました。
30分500円で運転し放題!挑戦してみました。
糸魚川駅側と、その反対側の東京駅側にはモニターと操作台があって
30分500円で電車を操作できるようになっていました。
以下の8つの路線が運転できます。
北陸新幹線「はくたか」
特急「北越」
東海道・山陽新幹線「N700S」
電気機関車EH500+コンテナ
トワイライトエクスプレス「瑞風」
京浜東北線
湘南新宿ライン
成田エクスプレス
大糸線のジオラマの方でははやぶさなどが運転できます。
この操作台の左側のハンドルがアクセルで、右側の黒い突起にブレーキハンドルをはめて操作。
ブレーキハンドルを購入すると、自由に移動して電車を変えて運転することができます。
せっかくなので私もやってみました。
やり出すと楽しくなって、全部の電車を東京駅に集めたくなってしまいます。
一番嬉しかったのはコンテナ車でしょうか。
神戸にいた時は普通にJRの路線を長―いコンテナ車が通過していく風景を見ていたので懐かしい。
そしてコンテナが乗っていない空の車両にホームから飛び移る妄想をよくしていたのを思い出しました。
体験記念にこんなにもらっちゃいました!
運転体験をしたらこんなに色々もらっちゃいました。
まずはジオパルカード
1年間有効で、1回1スタンプ、5回利用すると次回無料だそうです。
来なくても記念にしてくださいとのこと。
北陸新幹線カード
2023年には金沢・敦賀間が開業するのですね!
敦賀のムゼウムにまた行きたい!
妙高はねうまラインカード
これは娘と長野に行くのに乗ったことがありました。
日本海ひすいライン
これも夏に乗ってみたいです。
日本海綺麗でしょうね。
ありがたく頂戴し、他のダムカードとかと一緒にファイルしておきます。
他にも鉄分補給の品々がいっぱい!
プラレール、ジオラマ鉄道模型の他にも
たくさんの鉄道関係の品々が展示されています。
新幹線や特急車両の模型から
ローカル在来線の車両の模型まで
鉄分補給にはパーフェクトな空間です。
なんか笑えるこんなポスターも。
鉄月花は雪月花というえちごトキめき鉄道のもじりですね笑
いやー、都会にはこういう施設がたくさんあるのかも知れませんが、
誰かお友達のお子さん、お孫さんを連れて来たくなるくらい楽しいスペースでした。
まとめ
ジオパークの街・糸魚川で予備知識なしで行った「ジオパル」は
精巧なジオラマ鉄道模型ステーションでした。
30分500円で運転体験もできます。
プラレールは通常展示としては日本一の規模だそう。
鉄分補給にはパーフェクト、大人も楽しめる空間でした。